「外が学び」の志士たち

2007年10月30日 14:55

社会は閉鎖系から開放系に変わりつつあります。閉鎖空間である大学の教室だけで学び尽くす時代は終りました。教育改革18(HIT教育)の目玉の一つである「外が学び」は、学びの場を学外に求める開放系教育の一つの試みです。
「外が学び」は発展学習トラックのカリキュラムとして開設されている科目ですが、「HITインターンシップ」と「海外での学び」があります。「HITインターンシップ」は1ヶ月程度の比較的長期の企業研修で、事前・事後の発表会を行い、中間には本学教員が研修先に出向き、中間報告会を持ちます。企業の力をお借りして、キャンパス外を教育現場として行う教育です。期間中、就職先企業あるいは新規採用者としての “見きわめ”をするのも目的の一つとしております。「海外での学び」は、海外の協定大学に一定期間在学し、語学の修得や専門科目の履修あるいは卒業研究を行うものです。正式には、教育改革18による新カリキュラムが適用される学生が3年生となる来年度から実施されることになっておりますが、すでに“試行”として実施されています。
「HITインターンシップ」を終えた学生の事後報告会が開催されました(写真1)。今年は43名が参加しました。時間の関係で8名が発表してくれました。皆さんの報告を聞き、ひと皮むけた成長を感ずることができました。「2年生には来年度是非参加して欲しい」と強く訴えた報告もありました。私は自校教育論の講義の中で1年生に参加を勧めていますが、それよりずっと迫力がありました。
「海外での学び」は、瀋陽航空工業学院との間で学生交流が実施されることになりました。瀋陽航空工業学院から4年生の徐静さんが来日しました。本学からは工学部の浜崎君が先方に出かけました。浜崎君は卒業研究を行ってきますが、11月下旬、指導教員の原先生と中国語担当の中島先生が先方に出かけて先方の先生と共に指導をします。徐静さんは、環境学部環境デザイン学科で森保先生の指導を受けながら本学での勉強をします。
10月26日は、徐さんが来日した翌日、そして浜崎君出発の前日にあたり、2人が広島工業大学で重なる唯一の日でした。歓迎と壮行を兼ねて、昼食をともにしました。浜崎君は学長の前で緊張のしまくりでしたが、徐さんはまだ広島弁に感染していないきれいな日本語で楽しそうに会話に加わっていました(写真2)。
「中国語に親しみを持つ技術者の育成」はHIT教育の目標でもあります。双方一人づつという最低限の規模で始まりましたが、近い将来大きく育つことを確信しながら、二人の若者との楽しい一時を過ごしました。



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写真1 HITインターンシップ報告会

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写真2 浜崎君(右)と徐静さん(中央)

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