2008年8月

第1回アドバイザリーボードの開催

2008年8月11日 13:54

本学の活動やあり方について外部からの意見を戴く目的で、昨年度から「広島工業大学アドバイザリーボード」が設置されております。7月30日、今年度の第1回が開催されました。

今年度の委員は、伊藤學人(株)イトー社長・広島県地方産業教育審議会委員、篠田道夫日本福祉大学常任理事、中山正幸福山工業高等学校(高大連携協定校)校長、日野佳恵子(株)ハー・ストーリィ代表取締役社長・本学女子学生キャリアデザインセンター外部顧問、山田礼子同志社大学教授・教育開発センター所長、山本一隆中国新聞社副社長、横山健次横山建築研究所所長・本学同窓会会長の7名です。

今回は、(1)自己点検評価の報告書「自己点検・評価報告書(2003~2005)-学部教育-補遺」と(2)初年次教育についてご意見を戴きました。

(1)は、昨年度のアドバイザリーボードで受けた指摘に従って実施した自己点検評価に関するものです。昨年度からの経緯についての説明が十分でなかったこともあってか、報告書の内容(意図)が判りにくかったようです。この種の作業に対する一般的な意見として、「課題として指摘されても何年も対応されない」、「報告書の作成に多くの時間を費やし、教員本来の業務である教育・研究に支障をきたしているのではないだろうか」という指摘を戴きました。前者についてはそのようなことがないようにすべきです。前回の指摘に対応したものが今回の「補遺」でした。後者については、大学人の間では「評価疲れ」という表現もあるくらいですので注意しなければなりません。ただ、法的に求められていることでもあり実施は不可避です。今回のように、点検事項をしぼって実施することは実質的でかつ効率的な方法と考えています。

このたびの点検によって、各学科の学習教育目標を改めて確認し、その達成状況を点検することになりました。点検結果に従い、来年度から、全学的に統一したよりわかりやすい形で学習教育目標を学生に明示し、それと関連づけた形で教育課程表を表示することとしました。その意味では実質的な点検評価になったと考えています。

(2)は、学内委員会である「学習・学生生活の充実方策に関する検討特別委員会」で現在検討している初年次教育についてご意見を戴くものでした。最初にこの問題の専門家でもある山田先生から「初年次教育」について簡単な解説をして戴きました。その要点は「生徒化した大学生を、いかにして学生とするかが、初年次教育である」とのことでした。

これに対して、産業界の委員から、「大人として成長させるためには丁寧に指導すべきということもあろうが、もっと野放しにするほうがいいのではないか」といった意見や「(初年次教育のような)極めて親切な過程を経て卒業した者が果たして社会で通用するか、はなはだ疑問である」といった意見が出されました。山田委員や大学関係者からの説明や反論もありましたが、産業界の委員から、「このような状況に、一番悔しい思いをしているのは大学であろう」という理解は戴きました。

いずれにしろ、教育の現場を見ると、初年次教育は必要であることは否定できません。既に導入しているものも含め、来年度からは検討特別委員の提案をもとに、さらに本格的に実施することとしております。山田委員からは、本学はよく取り組んでいるとのお褒めの言葉を戴きました。
この課題に関しては、終了後もたれたお茶の場でも意見交換が続きました。

本学のアドバイザリーボードには、本学教職員もオブザーバーとして参加します。いろいろな機会を通じて共通の認識を構築していくためです。

アドバイザリーボードは、今年度中にもう一度開催の予定にしております。昨年度開催された2回のアドバイザリーボードの議事要旨は、「自己点検・評価報告書(2003~2005)-学部教育-補遺」に掲載されております(補遺は、ホームページにアップする予定です)。

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