2009年8月 8日 16:56
8月8日、「ワクワクものづくり大作戦」が開催されました。地域の小学生を対象に本学の学生や教職員の指導のもとでものづくりを体験してもらおうという趣旨で開催しているものです。今年は5回目になります。
今年も抽選になり、定員いっぱいの190名の参加がありました。保護者の方々や兄弟、そして抽選に漏れた人も含めて、開会式が行われた600名収容のデネブホールはほぼ満杯でした。たまたま外で会った5年生の男の子のお母さんは「3度目の正直で今年は参加できました」と言っていました。きっと昨晩から明日はどんなものを作るのだろうか、あるいはうまく作れるだろうかと考えて、ワクワクしながら大学に来たことでしょう。デネブホールに集った小学生を見て、私もワクワクしました。会場の名前である“デネブ”のことが思い出されたからです。
「今日はワクワクものづくり大作戦にようこそおいでいただきました。皆さんはいまワクワクしていますか?ワクワクしている人は?」と手をあげさせたら、本学の学生もあげていました。「実は私もワクワクしています。どうしてでしょう。この教室の名前をデネブホールといいます」。「デネブって知っていますか」と聞いたところかなりの手があがりました。「デネブは白鳥座の星の名前です。七夕様の織姫と彦星とで、天の川をまたぐ夏の大三角形を作っています。デネブは宇宙で最大級の明るさをもっているのだそうです。何でもデネブが1日で放出するエネルギーは、太陽が140年かかって放出するエネルギーに相当するということです。このデータは今インターネットで確認しました。140年というと明治維新の時からになりますね。明治維新の時から太陽が出してきたエネルギーをデネブは1日で出すというのです。そんなにすごいエネルギーを出している星なのに、地球から見て一番明るい星はシリウスです」。「シリウスを知っていますか」と聞くと、デネブより多くの手があがりました。「デネブが一番大きな星なのになぜ一番明るくないのでしょう。それは、シリウスと地球の距離は8.6光年、デネブと地球は1500~3200光年だからです。これもインターネットで確認しました。約200倍くらい遠いことになります。もしデネブが東京にあるとすると、広島・東京の距離は約900kmですから、シリウスは、その200分の1の4.5kmのところにあることになります。4.5kmというと、五日市駅からですと西広島駅くらいでしょうか。下りなら宮内駅まで行かない距離ではないでしょうか。デネブは東京、シリウスは西広島にあるのです。だからデネブは大きくてもシリウスほど明るくないのです」。
「ここにいる皆さんはみんな小学生です。ですから、いまはそんなに明るくはないかもしれません。しかし、皆さんはひょっとしたらデネブのように想像もつかないくらいの大きなエネルギーを持っているかもしれません。そう思ったものですから、私もワクワクしているのです」。そして、「宇宙にはデネブは1個しかありませんが、ここには190個のデネブがあります」と言って挨拶を結びました。
私は各会場を回って、“デネブ”たちの奮戦ぶりを見学しました。私までワクワクした楽しい1日でした。
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