汗と涙の情熱物語

STORY5

不可能を可能に!

「できたーー!!」「やり遂げたー!!」・・・
不可能だといわれていたことを可能にした、広島工業大学の学生と先生が一体となって作るドキュメンタリー物語です。

操作方法

広島工業大学では、学生と先生が一体となってさまざまなモノを情熱を注いで作り上げてきました。その今までのできごとの一部をここでご紹介しています。 まず、興味のあるSTORYを選択してください。

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オープンカーを作りたい!
座学では得られない"達成感"がそこにある!イメージがカタチになる!

工学部 機械システム工学科 2年

藤井 孝行(ふじい・たかゆき)さん

自主デザイン工学とは

機械工学はものづくりの基盤をなす学問です。この授業では、学生自らが構想・計画し、それに基づいて実行するための力を養うことを目的とします。ものづくりや研究の喜びを味わうことも大きな目的です。

オープンカーをつくる

この授業は少人数制で、自分たちで内容を決めて研究することができます。また、モノを作りたいということに関しては多くのチャレンジができる授業です。

例えば、スピーカーを作ってみたいとすると、自主的に電気系の専門の先生のところに行き、教わりながらつくることができます。フリースタイルかつ学生主体の授業なので、空いている時間を有効に利用して課題に取り組むことができます。

そこで、僕たちが選んだのは、自作のオープンカー!もとは普通の軽自動車です。「廃車にする予定の車があるからそれを使ってみては。」という先生の提案を参考に僕たちが考えたアイデアです。

製作にあたってのポイント

オープンカーにするには、まずシートを取って切断します。ドアやトランクなども外してから切断します。この時点では結構切り口がガタガタです。それで、ラインを合わせてきれいに体裁を整え、シートやドアなどをはめ込みます。

露出した切り口は危ないということで、ゴムカバーをすることにしました。後部座席の安全のためです。実は、この部分は分解したときの部品を再利用しているんです。再利用できるものはできるだけ再利用してコストをかけないようにしました。分解によって出たパーツはきちんと保存してあります。

  • ゴムカバーのおかげで触れても怪我はしません。

  • ゴムカバーはすべて再利用です。

それから、車高を下げるためにばねもカットしました。

  • いわゆるシャコタンです。車検は通りませんが・・・

  • 車高を下げる方法は、ばねのカット。オーダーメードのシャコタンです。

より広いオープンカーにするために、シートをぎりぎりまで下げて広くしました。これだけの広さの後部座席が確保できました。

  • シートを下げて広くした状態。

  • 通常時のレイアウト。

この広さのおかげでフロントシートと合わせて、こんなお洒落なアレンジもできます。

  • 足を伸ばしてゆったりくつろげます。

  • フロントシートとのシートアレンジでさらに快適に。

さらに、屋根を取ったためにカパカパになってしまったトランクの部分をボルトでしっかり補強。もちろん、外見だけじゃありません。しっかりエンジン周りも整備しています。

  • ボルトにより補強。安全もしっかり確保。

  • フロントシートとのシートアレンジでさらに快適に。

やすりがけだけで1日、苦労から達成感へ

製作するまでは、オープンカーにするにはただカットするだけって思っていましたが、実際作ってみるとそれだけではないんです。やることはたくさんあります。特に、切断面をきれいにするのは大変でした。やすりがけだけで1日終わったこともありました。しかし、そのおかげでたくさんのことを学べました。時間があれば、塗装にもチャレンジしたいと思っています。

まずはなんといってもスキルアップ。先生とも仲良くなれましたし、グループでの作業を通して多くのことを学べました。4人とも全く違った考えや発想を持っていますから。それが勉強になりました。自分たちで計画したものが形になる。これはホントに大きいです。座学じゃ得られない達成感があります!自由に課題に取り組めるのはいいですね。

それからもう1つあります。メーカーが量産車を作ってますよね。分解しないと分からないことがいっぱいです。例えば、同じボディでも1枚の部分と補強して何重にもしてある部分があったり、コストを下げてる部分と、あえて手をかけて安全を追求している部分もあるんだなって思います。それから、これはスポット溶接。この丸いぽちぽちです。これも分解しないとなかなか見れないですよね。

  • 安全もしっかり確保。

  • 自動車一台に約6,000ヵ所あるというスポット溶接。なかなか見れません。

担当の西田先生にも、「モノを作る興味や達成感を知ってもらいたい。達成感が自信につながる。これは本当に大事です。」といわれました。1年生のころに学んだイメージがカタチになる達成感を味わえました。今回の経験は本当に自分の力になったと思います。

  • 機械システム工学科
    西田 弘展先生

  • 共にプロジェクトを進めた仲間達。