2007年11月 9日 16:47
カトーのHITまるわかり辞典番外:キセンバ???
こんにちは。
1週間ぶりのカトーです。
天気の良い日に外に出たくなるのは、カトーだけでしょうか?
オタッキーだけど、山が好き。
ところで、図書館脇で、こんなものを発見しました。
「広島50m比較基線場(きせんば)」って?
「西端点」って何?
またまた、気になってしまいました。
普通の人は目が行かない、そんなところも見ているカトー。
ネットで調べるも、なかなか的を射ない。
説明の看板に「測量法」とか書いてあるので、
ネットから得た予備知識を元に、
本学の都市建設工学科の先生に聞いてみました。
(可能な限りの予備知識を持って質問する。
理解度も上がるし、とても大切な事だと思ってます。)
じゃ~ん。島先生です。
2年次に開講している「測量学実習」を担当されています。
島:「皆さんが、日常使用している、ものさしやメジャー。
その目盛りって、正確だと信じていますか?
実は、使っていくうちに、引っ張られたり、
気温によって伸びたり縮んだりして、微妙に狂ってくるのです。
高校のグランドで使うような、長いメジャーなどは、
長い分、狂う度合いも大きくなってくるんですよ。」
なるほどです。ご存じない方も多いのではありませんか?
測量とは、
”実在する建物や土地などの形・大きさ・上下関係(高低差)を計って図面にすること”
なのですが、そこで用いる50mのスチール巻尺なども、
当然のことながら、時間が経つにつれ精度が悪くなってくるのです。
これが狂っていると、正確な測量をすることができません。
そこで、
島:「定期的に”50mの目盛りが合っているの?”とチェック(検証)する必要が
あり、正確な50mの長さの基準となるのが、”基線場”なんですよ。」
この50m比較基線場は、国土地理院が管理していて、中国地方には唯一、
広島工業大学内に
あるだけです。(きちょーな存在です)
実は、規定で「1年に1回は検証しなさい」と決まっていて、
頻繁に測量業者が来ては検証作業を行っています。
検証したい巻尺を持ち込んで、正確な50mとの誤差を確認。
誤差が分かれば、測量の時、
計った数値の修正(補正)が適切にできるので、
図面の精度も高めることができます。
=== ♪PRタイム♪ ===
測量をするには、測量士や測量士補の資格が必須なのですが、本学の都市建設工学科、
建築工学科、地球環境学科では、必要な単位を修得すると、無試験で測量士補の資格が
得られます。
また、卒業後、1年以上の実務経験をすれば、測量士の資格も無試験で得ることができます。
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先生ありがとうございました。
ここで書いた事以外にも、疑問がどんどん湧いて、
先生を質問攻めにしてしまいました。(オタッキー本領発揮)
なぜ、こんなことまでして精密に測る必要があるの?
って不思議に思いませんか?
じつは、測量は、建物や橋・トンネルなどを造る第一段階!
これが正確でないと、トンデモないことになってしまうんです。
例えば、明石海峡大橋は、橋を吊っている部分が約2000m。
ちょっとした測量の狂いがもとで、橋がつなげられない!なんてことにも。

※建設系の船上オリゼミで撮影した、
しまなみ海道の多々良大橋。世界最長の斜張橋。
何気なく渡っている橋や道路、トンネルなどの大きな建造物は、
細心の注意を払ってを造られていくのです。
そんな日本の測量技術は、世界でもトップレベルだそうです。
壮大なロマンです。
そして、皆さんは、
「2辺の長さとその間の角」。
高校の数学で出てくる言葉です、覚えています?

※問題:カトーの寝ぐせ三角形の面積を出せ。
測った数値(測量ポイントの間の距離やその角度)から
図面を作成する際の、
面積算出に使われてます。
日頃勉強する数学は、こういうところでつながります。
今度から、「違った目で、測量現場を見ることができる」ことに満足した、カトーでした。
入試部へ帰る途中、「50mの東の端」が気になり、その存在を確認しに、基線場へ・・・
50mの東端です。
ど~こだ??
小学校時代の50m競争の50mは、こんなに短かったかな~。
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