瞬・間・冷・凍!

2007年12月14日 18:29

こんにちは。
出張先から、記事のアップをしているカトーです。

携帯電話やインターネットで、いつでもどこでも作業ができる便利な
社会となったのですが、本来の「人間的」な生活が、失われていく
と思っているのは気のせいでしょうか?
自己のコントロール能力も大切になってきますね。

ということで、今日はネタが不足ぎみです。(ごめんなさい)

2007121401.jpg

これ、何だと思います?

 ・湯気が出てるので、「熱~いお湯」
 ・色が白っぽいので、「薄い牛乳」

20071214002.jpg

実はこの液体、なんと温度が-200℃位!マイナスですよ!!
手でさわるなんて、到底できない。

-200℃なのに液体!?
湯気(と思われるもの)が床を漂ってる!?

ここに違和感を持ったアナタ、その感覚絶対大切にしてね。

日常生活では、「0℃で水が氷(固体)になる」という感覚がしみついていますよね。
カトーも初めて、「-200℃の液体」というものを見たとき、とても不思議な感覚でした。

「なぜ、凍ってないの?」と。
あたり前なんですけどね。

たまたま、水が凍る温度を0℃と決めただけなので、それ以下の温度で
凍らない物質があっても不思議ではない。

さて、正解は、「液体窒素(えきたいちっそ)」です。
前回のブログでおさらいしたとおり、空気の約8割を占めている、窒素の液体です。
だから、空気から、容易かつ簡単・大量に製造することができるのです。(さりげなキーワード:分留
さらに、状態が安定している(爆発したり、品質が変化しない)ので、取り扱いも
難しくはないのです。

いわば、使い捨ての液体冷却剤っていう感じかな。

テレビでも、おもしろ実験などで、瞬間冷凍の冷却剤として使われていますよね。
広工大でも、実験や研究のとき、冷却や冷凍用として使っています。

例えば・・・
実験装置が効率よく動くために使います。
半導体を製造したり加工したりする過程では、真空ポンプというものが必要になります。
これは容器内から気体を出し、真空を得るためのポンプで、主に油によって
つくられるジェット噴流の勢いで気体を排気するポンプがあります。
しかし、このポンプ、常に冷やしておかないと粒子の流れが悪くなるんです。
そこで登場するのが液体窒素!
潤滑油が効率よくはたらくのを促し、実験装置の性能を最大限引き出せるわけです。

ちょっと難しいでしょうか。
ということで、定番のおもしろ実験をしてみました。
(協力:電子情報工学科川畑研究室ゼミ生)

2007121405.jpg
「取り出したのは、きれいな花」

2007121406.jpg
「これを、液体窒素に浸けます」

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「数秒で・・・」

2007121409.jpg
「かっちんこっちんに」
ここが、みそですよ。
形や色が変わっていないでしょう。
瞬間冷凍だから、組成破壊への影響を最小限にとどめることができるのです。

家で使っている冷蔵庫にも、そんな機能があったりするでしょう。
食品の風味・食感をできるだけ失わないようにするためです。


でもこの花、実際は凍っているので、手で「割る」ことができてしまうのです。
2007121411.jpg

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2007121414.jpg

カトーがはじめて、液体窒素を見たのは、皮膚科。
花ではなく鼻に、デキモノができたとき、液体窒素の超低温度で、そのデキモノを壊死(その細胞だけを死滅させること)させ、ボロっと取ってくれました。

先ほどの、組織保存とは、逆の利用をしているのかな。

「その特化した温度をどのように利用するのか」、その視点が違うのですね。


まつながに「手~、抜いてんじゃないよ!」と怒られそうですが、今日はここまで。
それではまた、カトーでした。

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