− 学園 −
学園協議会
「学校教育の課題とこれからの教育改革」についての
講演会開催

1.日 時 平成14年3月9日(土)
2.場 所 本館5階大会議室
3.講 師 筑波大学教授・大学研究センター長
  山本 眞一先生
4.聴講者 学園協議会メンバー


 講師 山本 眞一先生のご専門は高等教育研究。なかでも「科学技術政策と高等教育との関連に関する研究」,「大学の管理・運営に関する研究」を主にされております。特に,大学経営人材養成の研究と啓蒙活動では,その第一線にある方で,さらに現在「大学評価・学位授与機構運営委員会委員」「国立大学等の独立行政法人化に関する調査検討会議目標評価委員会委員」等を兼務されています。

講演される 山本 眞一先生
講演される 山本 眞一先生

 講演は,鶴 衛副理事長の挨拶・趣旨説明に続いて,坂本 孝徳総長補佐の講師紹介の後,約1時間にわたって行われました。要旨は,以下の通りです。


○21世紀型の知識社会のなかで「生きていくことの出来る子供達の教育」を実施していくことが学校に求められている。長期的視点に立てば,生涯学習社会の中にあって「将来役に立つであろう基礎的教育」は初等・中等教育において重要であるし,現象面に囚われるのではなく,広い視野から教育を捉えることが肝要である。

○学校教育(特に高等教育)の人材選別に関する役割は20世紀で終わっており,専門的知識・技術を身に付けさせることが必要である。

○終身雇用制が崩れつつある現状に鑑みると,企業は潜在能力重視の採用から即戦力重視の採用にシフトしつつあるので,入り口(入学)と出口(就職)だけを考えていれば済むのではなく,産業界のニーズに応じた教育内容の質が問われる。

○国立大学の独立行政法人化や大学評価・学位授与機構による大学評価は,私立大学にとって対岸の火事ではなく,日本の学校教育,とりわけ私立大学に大きな影響を与えることは必至である。

○高等教育への進学率の上昇(現在約70パーセント)と十八歳人口の減少(2002年には約150万人,2009年には約120万人,21世紀中葉には約70万人)に伴い,大学が学生を選抜する時代から,学生が大学を選択する時代になっているので,学生にとって「魅力ある」大学創りが要事となる。


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