広島工業大学 女子学生キャリアデザインセンター

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糸藤 友子さん
株式会社ベネッセコーポレーション
ワーキングペアレンツ事業開発部
bizmom編集長

糸藤 友子さん

働き続けることで見えてきた、
「1+1=1.5」のシアワセ。(2008年5月取材)

大学4年次の就職活動で初めて感じた女性と男性の違い

大学4年次の就職活動で初めて感じた女性と男性の違い

株式会社ベネッセコーポレーションが発行する働くママの応援マガジン「bizmom(ビズマム)」の編集長をつとめる糸藤友子さん。現在、糸藤さんはベネッセで管理職として働いていますが、そのキャリアの出発時、いったいどんな想いを抱えて就職活動をしていたのでしょうか?

「女性は営業職の採用はありません。男性営業のサポート業務になります」
就職活動スタート時、〈女性の視点が活かせる職業〉として住宅や不動産の営業職を希望したものの、「女性に営業職はない!」のひと言で惨敗しました。就職活動を始めるまでは、それほど男女の違いを感じたことはありませんでした。ところが、いざ就職活動を開始すると、“女性と男性は違うんだな”ということを痛感したんです。そこで、男女の違いなく働ける職場を探そうと考え、最終的に就職したのがリクルートという会社でした。そこが「働くワタシ」の出発点です。その後はリクルートで社内報の仕事に携わり、入社5年後に社内結婚。翌々年、長男を出産した後は産休・育休を経て、『赤ちゃんのためにすぐ使う本』の編集を担当し、第2子妊娠をきっかけにリクルートを退社。インターネットベンチャーの会社に再就職し、妊娠・出産・育児のコミュニティサイトの編集長を経てベネッセへ転職し、現在に至っています。振り返ると、ずっと働きっぱなしですね(笑)。
でも、私が頑張り続けてこられたのは、やはり仕事が楽しいからなんですね。女性が結婚、出産し、子育てと仕事を両立させていくことは大変です。しかし、後になって振り返ると、その大変な時期が実は人生で最も輝いている時期だったりするのです。これから社会へ羽ばたく女子学生のみなさんには、ぜひ「働くワタシ」をあきらめない女性になってほしいと思います。仕事を続けることで芽生えてきた自分なりの〈テーマ〉や、独自の〈人生観〉などは、他の誰でもないあなた自身のとても大切な財産となります。」

「働くワタシ」をあきらめてはダメ!とにかく仕事を続けることが大切

「働くワタシ」をあきらめてはダメ!とにかく仕事を続けることが大切

糸藤さんが編集長として携わっている「bizmom」の編集コンセプトのひとつに、「働くワタシをあきらめない」というテーマがあるそうですが、糸藤さんご自身の働くテーマにも直結しているのでしょうか。

「そうですね。私自身、二度の転職を経験しましたが、まさに働き続けるために必要な転職でした。突き動かされるようなカタチでキャリアを積んできたように思います。女性は、結婚、出産のライフイベントの節目で、否応なく、自分の今後の人生を選択するために、自分の経験と想いをすべて “棚卸し”することが必要になります。“ワタシが幸せであるためには、どうしたらいいか?”“ワタシはなぜ、働くのか?”と。私の場合、自分がいつも笑って元気にいられるためには、育児だけではなく、仕事も続けることが必要だと気づきました。当時まだ1歳の息子を預けて職場復帰することに戸惑いもありましたが、「彼にとっても笑っているママが一番!」と信じて復帰を決意。その後、長男の育児をキッカケに、「産みやすく、育てやすく、働きやすい社会の実現」をテーマに仕事をしたいと考え、リクルートの社内異動、2回の転職を重ねてきたのです。以来、“ワタシはなぜ、働くのか?”の理由は、私の場合、自分が元気で笑っているため、そして世の中の母親やワーキングマザーを幸せにするため、です。自分のゴール(=テーマ)を実現するために、どんなカタチでもいい、とにかく仕事を続けていきたいと考えました。今振り返ると、1つひとつ目の前のことを1つひとつクリアしながらあきらめないで続けていくことが、未来の扉を1つずつ開けてきたと感じます。
ベネッセへの転職を決意した当時、35歳で1歳の子どもの母親の中途採用はほとんどなかった時期ですが、「産みやすく、育てやすく、働きやすい社会の実現」をテーマに、より社会に影響力のある仕事をするためにはベネッセしかないと考え、すぐに人事にアタックしました。今思えば大変大胆な行動でしたが、結果、自分のテーマは据え置いたままで自分らしい道を切り拓くことができました。大切なのは、続けること、仕事への想いを絶やさないことですね。」

シアワセの選択肢が増える、「1+1=1.5」という法則

シアワセの選択肢が増える、「1+1=1.5」という法則

ワーキングペアレンツ(共働きの夫婦)のあり方として、糸藤さんの持論で「1+1=1.5の幸せ」というユニークな考え方がありますが、これから社会で働く女子学生にとっても、大変参考になると思います。ぜひ、この機会に詳しくご紹介ください。

「これからは、夫も子育て・家事をして、妻も働いて稼ぎを得るという時代です。〈仕事は夫、家事・育児は妻〉という頑張り方ではなく、〈二人で仕事も家事も育児も分かち合う〉という姿がより自然で、より幸せな選択だと感じます。そして夫と妻が共に働き、〈1+1=2〉ではなく、〈1+1=1.5〉をめざす……。どうですか?こう考えれば、家計は〈1〉から〈1.5〉となり、今までより豊かになります。さらに夫婦の頑張りは〈各人0.75〉になるから、時間と心の余裕が増えます。とてもステキだとは思いませんか?
結婚・出産・子育てなどを含む人生の各ステージで、女性は自らの働き方や意識をアレンジしていかなければなりません。でも、それは女性だけでなく、男性も同じです。パートナーである男性の理解や応援はとても大切なものです。女子学生のキャリアデザインを女子学生だけが考えるのでなく、男子学生も理解し、応援することができたら、これからの社会がもっとステキになるかもしれませんね。男女が仕事や育児を分かち合って人生を重ねることで、自分なりのシアワセの法則をみつけてほしいと思います。」

株式会社ベネッセコーポレーション
ワーキングペアレンツ事業開発部
bizmom編集長
糸藤 友子さん
Tomoko Itofuji

1989 年、リクルート入社。日本一の社内報「かもめ」編集担当に。1992年にはダイエー、ローソン社内報の担当も経験。1994年に社内結婚後、2年後に第1 子を出産。1年の育児休業を経て、広報に復職。1998年には自らの希望により、「赤ちゃんのためにすぐ使う本」へ異動。その後、第2子妊娠をきっかけに 転職を決意。
2000年、「デジタルブティック」に入社し、妊娠・出産・育児のコミュニティサイト「ベビカム」編集長となる。同時期、第2子を出産。2002年にベネッセへ契約社員として転職し、こどもちゃれんじ事業部へ配属。
2004年に正社員登用、翌年には管理職に。2006年からは働くママの応援マガジン「bizmom」編集長に。プライベートでは夫と長男(12歳)、次男(7歳)の4人暮らし。自らも働くお母さんとして、忙しい編集長業をつとめる毎日。
(2008年5月取材)

糸藤 友子さん
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