2010年06月07日
★本学学部生・大学院生の皆さんへ★
「カーナビ迷宮を走破せよ」
今年で5年目を迎えた『広工大が選んだ「プロジェクトX」』講演会。
今回の講師は、パイオニアシステムテクノロジー株式会社 代表取締役社長 本橋 実(もとはし みのる)氏です。
今や方向音痴のドライバーだけでなく、消防車や救急車の必需品となった「カーナビゲーション」。
渋滞が社会問題となり始めていた1985年、真夏の東京で迷路のような道路に立ち往生した一人の技術者が、家族とドライブを楽しみたいと願ったことが開発のきっかけとなりました。
いち早く大手自動車メーカー2社が開発に取り組んだものの、あまりの困難さに断念。
そのような中で音響・映像機器メーカーの「パイオニア」がカーナビ開発プロジェクトチームを結成し、その開発リーダーに敏腕技術者の本橋氏が抜擢されました。
偶然目にした英字新聞に掲載されていた200万円もするアメリカの軍事電波受信機を買い付け、そのGPS技術を研究。
10万円までコストダウンさせるも、全国地図を1枚のCDに落とし込まなくてはならないという実用化の壁が立ちはだかりました。
大手地図メーカーがソニーと組み、途方に暮れていた時、北海道の無名の地図メーカーが名乗り出たところから優秀な地図職人と出会い、1989年8月、最初の走行実験にこぎつけるも失敗。
さらに挑戦と失敗を繰り返し、1990年6月、販売を開始した世界初の「GPSカーナビ」は大ヒット商品となりました。
その後も当時の技術者は若い技術者とともに3次元カーナビの開発に意欲を燃やし、北海道の地図メーカーの男たちは、絶えず変化する道路を見守るために全国各地を巡る旅をしているそうです。
絶え間ない彼らの努力により、私たちの快適な生活は支えられています。是非この機会に、私たちの「快適な生活」を支える裏話を聞いてみませんか?
■講 演:パイオニアシステムテクノロジー株式会社
代表取締役社長 本橋 実(もとはし みのる)氏
■日 時:2010年6月29日(火)15:00~17:15
■会 場:Nexus21 デネブホール
■対象者:本学学部生・大学院生・教職員
※「職業教育」を受講している学生は、授業(第12週 『仕事研究』)の一環として出席してください。
印刷用ポスターは こちら