大学の授業を体験しよう「中学生のための地球環境セミナー」

2011年04月26日

1月28日、広島市立早稲田中学校の1年生を本学に迎え、「中学生のための地球環境セミナー」が開催されました。これは広島工業大学環境学部地球環境学科、(財)広島地球環境情報センターの主催によるもので、当日は約70名の中学生と教員4名が参加しました。

大学の教室をはじめて訪れる中学生も多く、興味津々の様子

大学の教室をはじめて訪れる中学生も多く、興味津々の様子

秒速7kmで地球の周りを飛ぶ地球観測衛星にビックリ!

秒速7kmで地球の周りを飛ぶ地球観測衛星にビックリ!

まずは、環境学部地球環境学科の菅先生から実習に関する説明が行われました。今日の実習のテーマは「宇宙から地球を調べる地球観測衛星技術による環境と災害の地図づくり」。さまざまな人工衛星が人々の生活に役立っていること、その人工衛星から地球を観測する技術「リモートセンシング」について、わかりやすい説明が行われました。先生の話に耳を傾けながら丁寧にメモを取る生徒がたくさんいましたが、先生は「デジタル技術が発達しても自分で書いて理解することが大切」と強調していました。

教えてお兄さん!わからないときは挙手で知らせます

教えてお兄さん!わからないときは挙手で知らせます

私の家はどこにあるかな?

私の家はどこにあるかな?

続いてパソコンを使った実習です。地球観測衛星「だいち」から送られてきた衛星画像を利用し、モニター上で土地利用の様子によって色分けしていきます。生徒が使うモニターの横には先生が作業をする様子がわかる別のモニターがあり、それを参考に画像に色を塗っていきます。最初は、はじめて操作するソフトにみんな悪戦苦闘。でも、先生や大学生の先輩に指導を受け、友達同士で教え合いながら徐々に作業のスピードが上がっていきました。そして、約1時間で作業は終了。完成した土地利用図を見て、「意外と緑が多いね」「山の方にもたくさん人が住んでいる」「もっと細かく色分けしたらおもしろいかも」という声が上がっていました。

わからないときは、周りの人に聞いてみることが大切です

わからないときは、周りの人に聞いてみることが大切です

少し難しかったけど、なんとか完成!

少し難しかったけど、なんとか完成!

最後に3次元衛星画像表示ソフトのプレゼントがありました。これは人工衛星の画像を使い、自由自在に宇宙から立体的に広島を見ることができるソフト。みんな感動していましたが、その「感動する心」が大切だと先生からアドバイスがあり、実習は終了しました。
生徒代表の代議員の皆さんは「細かい作業は大変だったけど、おもしろかったです。衛星から見る地球環境のことにより興味を持つようになりました」と楽しそうに感想を述べていました。
また、指導に当たった馬場泰幸君(大学院工学系研究科博士前期課程)と吉川剛君(環境学部地球環境学科・4年)は「慣れてない中学生に一から教えるのは難しかったですが、小さい時からパソコンに親しんでいる世代だけに操作自体に抵抗は無さそうでした。人工衛星から環境問題にアプローチできることをこの機会に知ってほしいですね」と語っていました。

早稲田中学校の代議員の皆さん。大学は広くてきれいだった!

早稲田中学校の代議員の皆さん。大学は広くてきれいだった!

「カーナビや携帯電話などこれからもっと発展していく分野だけに、興味を持ってくれたらうれしいですね」と馬場君(右)と吉川君(左)

「カーナビや携帯電話などこれからもっと発展していく分野だけに、興味を持ってくれたらうれしいですね」と馬場君(右)と吉川君(左)

中学生の皆さんはこの日、自分たちが住む町を別の視点で見ることができることを知ったと思います。10年後に地球環境観測のエンジニアが、この教室から生まれたらうれしいですね。

環境学部地球環境学科