「まちづくりの現場を体験」都市デザイン工学科で現場見学会&意見交換会を開催しました。

2013年03月05日

工学部都市デザイン工学科では、就職活動を目前に控えた3年生を対象に、建設・土木の現場を知ることを目的に、昨年度より現場見学会および意見交換会を実施しています。今年度も、広島県建設工業協会・広島建設青年交流会のご協力のもと、11月30日に広島南道路と広島南共同溝の工事現場見学会と意見交換会が行われました。

広工大からバスに乗り、広島市中区江波の広島南共同溝の工事現場へ。現場では安全のためのヘルメットを着用します。

広工大からバスに乗り、広島市中区江波の広島南共同溝の工事現場へ。現場では安全のためのヘルメットを着用します。

まずは工事を担当されている株式会社伏光組の方から概要について説明を受けました。

まずは工事を担当されている株式会社伏光組の方から概要について説明を受けました。

広島南道路は渋滞の解消、臨海部の都市機能の向上などを目指して、広島市南部で現在工事が進行しています。また、災害に強い道づくりを推進するため、道路の地下には生活に必要なガス管・水道管・電線などをまとめて収容する共同溝を整備しています。今回は江波地区で行われている共同溝の工事状況を見学させていただきました。

長さ26mの矢板を、約1日かけて地中に圧入していきます。

長さ26mの矢板を、約1日かけて地中に圧入していきます。

測量も体験。授業でも経験していますが、現場で行う作業には授業とは違った難しさがあります。

測量も体験。授業でも経験していますが、現場で行う作業には授業とは違った難しさがあります。

現場では油圧圧入機による広幅鋼矢板の圧入の様子の見学、そして測量実習が行われました。地盤や周辺の状況によって施工法を変えるなど、現場では緻密な計算のもと大規模な工事が行われています。その規模やプロの技術に学生は驚いている様子でした。

見学を通じて施工管理の仕事を具体的にイメージすることができました。

見学を通じて施工管理の仕事を具体的にイメージすることができました。

江波地区周辺の広島南道路は、平成25年度の供用が予定されています。

江波地区周辺の広島南道路は、平成25年度の供用が予定されています。

続いて、大学に戻り、意見交換会が行われました。広島県建設工業協会の檜山典英会長のご挨拶に続き、西澤賢太郎様(国土交通省中国地方整備局 企画部 企画調整官)、下川英明様(広島県土木局 技術企画課 参事)による講演がありました。西澤様からは土木行政の役割や中国地方における社会資本整備の概況、下川様からは現在取り組んでいる事業のひとつである警固屋音戸バイパスの整備について、わかりやすくご説明いただきました。

意見交換会が行われた学内レストラン「リーフガーデン」

意見交換会が行われた学内レストラン「リーフガーデン」

「社会資本を支える土木事業について正しく理解していただければ」と西澤様。

「社会資本を支える土木事業について正しく理解していただければ」と西澤様。

続いて、意見交換会が開催されました。学生からは「東日本大震災を経て、防災から減災にシフトした影響は」といった質問から「仕事のやりがい」「学生に求めること」といった就職活動につながるような質問、さらに「日々忙しく働く中での結婚相手との出会い方について」といったプライベートに迫る質問まで飛び出しました。それらの質問に対し、丁寧に、時には笑いも交えながらお答えいただきました。特に、地図に残るものを作る「やりがい」について直接お話をうかがったことは、学生が進路選択を行ううえで非常に有意義な経験になったのではないでしょうか。

「若い技術者の方にお話を聞き、自分の将来をイメージしましょう」と工学部都市デザイン工学科の石井先生。

「若い技術者の方にお話を聞き、自分の将来をイメージしましょう」と工学部都市デザイン工学科の石井先生。

学生からの質問に、丁寧に時にはフランクにお答えいただきました。

学生からの質問に、丁寧に時にはフランクにお答えいただきました。

最後に広島建設青年交流会副会長で本学のOBである加島俊次様より「広島工業大学の卒業生として、みなさんに熱い期待をしています」とエールをいただき、意見交換会は終了しました。

建設業界や、建設現場で活躍することの素晴らしさを、学生の皆さんに知ってもらいたいと考えています」と広島建設青年交流会の加藤修司会長。「建設業にしっかりと根を張ってもらえる人材を求めています。新入社員の頃はさまざまな悩みに直面しますが、そこで踏みとどまることができれば、必ずこの仕事の魅力が見えてくるはずです

「建設業の意義や魅力を、学生のみなさんを通じて、ご家族やご友人に広めていただきたいと思います」と加藤会長。

「建設業の意義や魅力を、学生のみなさんを通じて、ご家族やご友人に広めていただきたいと思います」と加藤会長。

参加した学生の意見を聞きました。

建設現場の様子を間近で見られる機会はなかなかないので、貴重な体験でした」と山本瞭太君(工学部都市デザイン工学科・3年)「今後の進路選択にも、役立つ情報をいただきました

一部分かもしれませんが、建設現場での仕事を体感することができました」と仲達貴世さんと小川晶穂さん(工学部都市デザイン工学科・3年)「若手の方のお話を聞き、喜びとやりがいの多い仕事だということにあらためて気付きました

インターネットや人から聞いただけではわからないリアルな仕事の中身を知ることができました」と大艸裕太君(工学部都市デザイン工学科・3年)「将来の道筋が少し見えてきました。卒業後は実家のある萩で、地域の方に喜んでいただけるような仕事に就きたいと考えています

「勉強も大切だけど大学でかけがえのない仲間をつくることが大切、というアドバイスが心に残りました」と仲達さん(右)。

「勉強も大切だけど大学でかけがえのない仲間をつくることが大切、というアドバイスが心に残りました」と仲達さん(右)。

「大学で交通計画や都市計画を学び、今は鉄道関係の仕事を主な業務とする建設会社に興味を持っています」と大艸君。

「大学で交通計画や都市計画を学び、今は鉄道関係の仕事を主な業務とする建設会社に興味を持っています」と大艸君。

今回の現場見学会および意見交換会を通じて、学生は建設業の仕事ややりがいについて具体的にルにイメージすることができたのではないでしょうか。ご協力いただきました広島県建設工業協会、そして広島建設青年交流会の皆さま、ありがとうございました。

都市デザイン工学科

都市デザイン工学科 石井ゼミ