衛星データを使って地図づくりを体験「地球環境セミナー」を開催しました。

2013年04月12日

地球環境観測のために、人工衛星からのデータ受信が身近になっています。環境学部地球環境学科・地球観測ステーションでは、こうした人工衛星から送られたデータを、直接に受信処理する研究施設を有しており、地球環境や災害を分析する精密な衛星画像地図を作り出す研究拠点となっています。
その研究や学びの一端に触れることができる「地球環境セミナー」が、2月23日に開催されました。「宇宙から地球を探る」というテーマのもと、地球環境学科の菅先生の指導を受けながら、地球観測衛星データのしくみの学習や3次元衛星地図の製作をしました。当日は高校生とその保護者のみなさんを中心に24名が参加しました。

地球環境学科の学生が、ポスターを持って参加者をご案内。

地球環境学科の学生が、ポスターを持って参加者をご案内。

「地球観測衛星による地図づくりと同時に、大学の講義の雰囲気も味わってください」と菅先生。

「地球観測衛星による地図づくりと同時に、大学の講義の雰囲気も味わってください」と菅先生。

地上700km、地球の北極と南極の間をくるくると回る地球観測衛星。地球環境学科では、衛星から送られてくる情報を科学的に分析し、環境・災害分析に役立てるための技術を学ぶことができます。調べたい場所をピンポイントで撮影したり、地表面の温度を調べたりすることもできます。こういった技術を扱う電子国土情報分野は、現在成長著しい分野であり、知識と技術を習得したエンジニアが社会で求められています。

GIS(地理情報システム)やGPS(汎地球測位システム)についても、地球環境学科で学ぶことができます。

GIS(地理情報システム)やGPS(汎地球測位システム)についても、地球環境学科で学ぶことができます。

50cm~1mの地上の物体を人工衛星から観測することもできます。

50cm~1mの地上の物体を人工衛星から観測することもできます。

続いて、いよいよ広工大の施設で受信した衛星画像データを使った実習のスタートです。例として出されたのが、山口県防府市付近の衛星画像です。ここでは、2009年7月に同市を襲った土砂災害の模様を調べることができました。こうした画像を利用することで、災害地域を正確に調べることができ、迅速に対応することが可能になります。

操作が分からない場合は、地球環境学科の学生がやさしくレクチャーします。

操作が分からない場合は、地球環境学科の学生がやさしくレクチャーします。

赤い部分は森林などの植生があるところを指しています。

赤い部分は森林などの植生があるところを指しています。

参加者には広島市付近の地形が手に取るようにわかる「3Dソフト付き衛星データ」がプレゼントされました。

参加者には広島市付近の地形が手に取るようにわかる「3Dソフト付き衛星データ」がプレゼントされました。

「オープンキャンパスで学科の学びに興味を持ち参加しました。今回の実習では、地元防府の衛星画像が出てきてビックリしました。セミナーはわかりやすくておもしろかったです」と冨岡峻也さん(山口県立防府高校2年)

「オープンキャンパスで学科の学びに興味を持ち参加しました。今回の実習では、地元防府の衛星画像が出てきてビックリしました。セミナーはわかりやすくておもしろかったです」と冨岡峻也さん(山口県立防府高校2年)

参加者の皆さんには、セミナーを通して地球環境学科の学びや研究を、身近に感じていただいたようです。広島工業大学では、このような催しを今後も継続していきます。興味のある方は、ぜひご参加ください。

地球環境学科

菅雄三ゼミ・研究室ページ

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