街はこうしてつくられる 都市デザイン工学科の学生が橋梁建設現場を体験しました。

2013年11月15日

工学部都市デザイン工学科では、広島県建設工業協会及び広島建設青年交流会のご協力をいただき、毎年、建設工事現場見学会と意見交換会を実施しています。今年は、10月18日に、現在建設中の広島南道路天満川橋梁を見学、現場の迫力や働く方々がやりがいを持たれていることを感じることのできた有意義な見学会となりました。

67名の都市デザイン工学科3年生が、広工大からバスに乗って広島市中区江波の現場に到着。

67名の都市デザイン工学科3年生が、広工大からバスに乗って広島市中区江波の現場に到着。

安全のためにヘルメットを着用、注意事項に耳を傾けます。

安全のためにヘルメットを着用、注意事項に耳を傾けます。

広島南道路は現在、広島市西区の商工センター地区から中区吉島地区の間にて、平成25年度末の開通を目指して工事が進められています。開通後は、広島都心部の渋滞解消や、広島都市圏全体の交流による地域経済の活性化が期待されています。
今回見学した天満川に架かる橋梁は長さ261m、床版のコンクリートはすでに打ち終わっており、見学したときは側壁のコンクリート打設の準備が進められているところでした。

コンクリートなどの材料は船で運び、川から引き上げて使用しています。

コンクリートなどの材料は船で運び、川から引き上げて使用しています。

左に見えるのが車道部分、今回は歩道部分を見学しました。

左に見えるのが車道部分、今回は歩道部分を見学しました。

工事の概要説明を聞いた後は、測量実習や鉄筋検測を行いました。測量実習では、現場で施工にあたられている(株)伏光組の方々に指導をしていただきました。学生は大学でも測量実習を行っていますが、現場の雰囲気や使用する機材に戸惑っている様子。「こんなペースでは仕事にならんぞ(笑)」愛情あふれる厳しい言葉で叱咤激励されながら、現場でどんな力が必要なのかを実体験から理解していきました。

建設現場ではたくさんの人が働いているため、大切なのはやはりコミュニケーション能力。チームで仕事を進めながら大きな構造物を作り上げていく醍醐味を、学生は肌で感じることができたようです。

建設現場ではたくさんの人が働いているため、大切なのはやはりコミュニケーション能力。チームで仕事を進めながら大きな構造物を作り上げていく醍醐味を、学生は肌で感じることができたようです。

現場での服装や日々の生活サイクルなど、仕事以外の部分も気軽に質問する姿が。自分の将来をイメージすることができました。

現場での服装や日々の生活サイクルなど、仕事以外の部分も気軽に質問する姿が。自分の将来をイメージすることができました。

説明役の(株)伏光組の平田さんは広工大のOB。「入社5年目、自分が現場で積んできた経験を、少しでも後輩に伝えていけたらと思っています」

説明役の(株)伏光組の平田さんは広工大のOB。「入社5年目、自分が現場で積んできた経験を、少しでも後輩に伝えていけたらと思っています」

鉄筋検測では、コンクリートの中に適正に鉄筋が配置されているかチェックする作業を、模擬的に経験できました。

鉄筋検測では、コンクリートの中に適正に鉄筋が配置されているかチェックする作業を、模擬的に経験できました。

今回の見学会をコーディネートした工学部都市デザイン工学科の石井先生は「学校の勉強だけでは、なかなか現場が見えてこない部分があります。今回、大学を卒業して間もない若い世代の先輩にたくさんお話を聞くことができたので、自分の数年後が具体的に見えてきたのではないでしょうか。これからの進路選択に大きな意味を持ってくれればうれしいですね」と見学会の意図を語りました。
見学会に参加した山本隆介君(工学部都市デザイン工学科・3年)は「話を伺ってみると、職人さんや作業員の方々にとって働きやすい環境を作るために、現場監督がしっかりコミュニケーションを図っていることがわかりました。貴重な経験をすることができ、参加してよかったです
同じく見学会に参加した檜垣龍太朗君(工学部都市デザイン工学科・3年)は「建設現場で働く魅力を直接聞くことができ、自分の将来を考えるうえでとても役に立ちました。机に座る仕事よりやりがいがあると聞いたので、私も現場で働きたいと思っています

「自分が数年後どんな仕事をしているのか、現場を見て先輩の話を聞くなかで、将来のビジョンが見えてくるはずです」と石井先生。

「自分が数年後どんな仕事をしているのか、現場を見て先輩の話を聞くなかで、将来のビジョンが見えてくるはずです」と石井先生。

「現場に来たこと、そして先輩にお話を伺ったことで、将来のイメージが少しずつ見えてきました」と山本君。

「現場に来たこと、そして先輩にお話を伺ったことで、将来のイメージが少しずつ見えてきました」と山本君。

「地元の大きな建設現場を間近で見ることができて、うれしかったですね」と檜垣君。

「地元の大きな建設現場を間近で見ることができて、うれしかったですね」と檜垣君。

この後、広島工業大学にて、学生・行政・企業の三者による意見交換会が開かれ、学生は街づくりの現場で働くイメージをさらに具体的なものにすることができました。ご協力いただきました広島県建設工業協会そして広島建設青年交流会の皆さま、現場でご説明いただいた(株)伏光組の皆さま、ありがとうございました。

都市デザイン工学科

「まちづくりの現場を体験」都市デザイン工学科で現場見学会&意見交換会を開催しました。