2016年4月「建築デザイン学科」誕生!「第29回公開シンポジウム」でその学びの一部を紹介。

2016年01月15日

新学科誕生!
2016年4月、広島工業大学に「建築デザイン学科」が誕生します。「建築」「インテリア・木工」「デジタルデザイン」を学び、人の暮らしに身近な居住環境をプロデュースし、総合的に建築・インテリアできる人材を育成する建築デザイン学科。人の暮らしを変える学びを展開する学科として、大きな注目を集めています。

公開シンポジウムで学科の学びを知る
建築デザイン学科の学びの一端をくわしく紹介する「公開シンポジウム」を、2015年12月13日、広島市中区の広島県JAビルで開催しました。テーマは「未来に繋がる建築デザイン デジタルデザインの新領域」。講演とパネルディスカッションを行い、多数の参加者の皆さまに建築デザイン学科の魅力をお伝えしました。

会場となった広島県JAビル。

会場となった広島県JAビル。

180名近い方が、講演に耳を傾けました。

180名近い方が、講演に耳を傾けました。

「持続可能な循環システムの構築に向けて、建築の分野から何ができるのか、皆さまといっしょに考えてみたいと思います」と鶴学長があいさつ。

「持続可能な循環システムの構築に向けて、建築の分野から何ができるのか、皆さまといっしょに考えてみたいと思います」と鶴学長があいさつ。

シンポジウムには、来年度入学予定の高校生も多数訪れていました。

シンポジウムには、来年度入学予定の高校生も多数訪れていました。

多彩な内容の講演
第1部では、4つの講演が行われました。

コンピュータ上の3次元モデルで建物を表現する建築の世界では、3次元の形状情報に加え、部屋等の名称・面積・材料・部材の仕様など、建築物の属性情報を併せ持った建物情報モデルを構築するBIM(Building Information Modeling)が、建築の世界を大きく変えようとしています。家入氏は、スペインのサグラダ・ファミリア、中国の高速建築ビル、日本の製薬工場などの事例をもとに、BIMや3Dプリンタが建築の世界でどのように活用されているかについて、紹介されました。


現場でBIMがどのように活用されているのか、猪里氏はゼネコンの立場から解説されました。BIMを基盤とした建築のデジタル情報化が、設計、施工、管理の各段階において、大きなイノベーションをもたらしつつある現状、そして業界では建築と情報技術に精通した人材が求められていることを紹介されました。


山に育つ木が建物になるためにはどのような過程を経ているのか。木材の生産、加工、流通、利用の現状を豊富な取材事例の中から紹介されました。そして、情報技術を導入することで、林業が大きく変わる可能性があることを示唆されました。


2016年4月にスタートする建築デザイン学科では、デジタルデザインに関してどのような教育が行われるのか、世界の大学における教育事例をもとに、今、求められている教育体制について説明しました。

3Dプリンタなど最新鋭の機器を利用することで、サグラダ・ファミリアの工期が大幅に削減されたことを説明する家入氏。

3Dプリンタなど最新鋭の機器を利用することで、サグラダ・ファミリアの工期が大幅に削減されたことを説明する家入氏。

猪里氏は「レンガのような昔からある素材でも、デジタルと融合することで新たな側面を見せることがあります」と情報化がイノベーションを生むことを説明されました。

猪里氏は「レンガのような昔からある素材でも、デジタルと融合することで新たな側面を見せることがあります」と情報化がイノベーションを生むことを説明されました。

需給ギャップが頻繁に生じ、調達が難しい木材の現状を変えるのは、情報化ではないかと語る赤堀氏。

需給ギャップが頻繁に生じ、調達が難しい木材の現状を変えるのは、情報化ではないかと語る赤堀氏。

3Dプリンタやロボットを使った海外での教育事例を紹介する杉田先生。「新しい技術が次々に導入されていく中で、その利用方法をどう教育するか、大きなターニングポイントを迎えています」

3Dプリンタやロボットを使った海外での教育事例を紹介する杉田先生。「新しい技術が次々に導入されていく中で、その利用方法をどう教育するか、大きなターニングポイントを迎えています」

公開シンポジウムとは?
広島工業大学では、毎年、最新の研究成果や大学の今の学びを、一般の方に知っていただくために講演とパネルディスカッションによる「公開シンポジウム」を開催しています。今年度で29回目。興味を持たれた方はぜひ、下部のリンク先の「公開シンポジウム」をご覧ください。過去に開催したシンポジウムの内容もご紹介しています。

白熱したパネルディスカッション
続いて、第2部では環境デザイン学科・教授の杉田洋先生が加わり、パネルディスカッションが行われました。デジタル技術の導入により、今、大きく変わろうとしている建築の世界。新しい技術や考え方のもと、人間はどんなものを生み出していくことができるのか、さまざまな方向から議論がなされました。

「今後、ロボットが人間の仕事を担っていくときに、人間は何ができるのか」といった興味深いテーマも話し合われました。

「今後、ロボットが人間の仕事を担っていくときに、人間は何ができるのか」といった興味深いテーマも話し合われました。

最後に、来年度から建築デザイン学科で学ぶ高校生に向けて、激励の拍手が送られました。

最後に、来年度から建築デザイン学科で学ぶ高校生に向けて、激励の拍手が送られました。

来年度入学予定の村上君(右)と伊達君(左)。「大学の学びを深く知ることができてよかったです。入学したら3DCADなどを使ってみたいです」

来年度入学予定の村上君(右)と伊達君(左)。「大学の学びを深く知ることができてよかったです。入学したら3DCADなどを使ってみたいです」

同じく来年度入学予定の大上さん。「自分がこれから勉強するBIMや3Dモデルの話を聞くことができ、参加してよかったです。新しい学科に期待しています」

同じく来年度入学予定の大上さん。「自分がこれから勉強するBIMや3Dモデルの話を聞くことができ、参加してよかったです。新しい学科に期待しています」

聴講された長谷川さん。「大学の学びを知ることはなかなかないので、有益な機会だと感じました」

聴講された長谷川さん。「大学の学びを知ることはなかなかないので、有益な機会だと感じました」

杉田洋先生。「広島には世界遺産の宮島があり、木材産業も盛んな土地。森や木に目を向ける学びに取り組むには、ぴったりな土地です」

杉田洋先生。「広島には世界遺産の宮島があり、木材産業も盛んな土地。森や木に目を向ける学びに取り組むには、ぴったりな土地です」

アナログとデジタル これからの可能性
杉田洋先生は「建築デザイン学科では、木材を山から切り出してベンチをつくるといった建築のアナログな部分と、コンピュータを使ってデザインをするデジタルな部分の両方を学ぶことができます。どちらも学ぶことで、建築の可能性を最大限に引き出すことが可能です。一方で、デジタルな部分が進化し、例えばロボット化が進んだとしても、人間にしかできない仕事が必ず出てきます。それは手作業の部分。そういった技能教育にも取り組んでいきます」と新学科の学び・魅力を語りました。

2016年4月からスタートする建築デザイン学科。人の暮らしを変える新学科の学びにご期待ください。

公開シンポジウム

建築デザイン学科