「気象予報士」を目指して勉強中 地球環境学科の学生が、気象キャスター大隅智子さんのお話を伺いました。

2016年06月07日

現役気象予報士が資格に挑戦する学生を応援
テレビで、インターネットで、普段何気なく目にする気象予報。明日の天気を知るために、防災情報を入手するために、生活に無くてはならないものになっています。こうした気象予報に関して、気象庁から提供されるデータをもとに予報をする技術者が気象予報士です。1994年から始まった国家試験は、合格率5~6%という難関として知られます。
気象予報士を目指す学生をサポートしている環境学部地球環境学科・田中ゼミでは、4月30日、広島テレビ『テレビ派』などで活躍する気象キャスターで気象予報士の大隅智子さんを招いて講演会を行いました。講演会には田中ゼミの4年生8人が参加し、座談会形式の和やかな雰囲気で進められました。

うららかな日差しが差し込むレストラン「リーフガーデン」の一角で、お茶とケーキをいただきながらの講演会。リラックスした雰囲気の中、学生は間近でお話を伺うことができました。

うららかな日差しが差し込むレストラン「リーフガーデン」の一角で、お茶とケーキをいただきながらの講演会。リラックスした雰囲気の中、学生は間近でお話を伺うことができました。

大隅さんと話せる貴重な機会。「番組のオーディションの様子は」「季節の話題などは何で調べていますか」と学生たちの関心事にも答えていただきました。

大隅さんと話せる貴重な機会。「番組のオーディションの様子は」「季節の話題などは何で調べていますか」と学生たちの関心事にも答えていただきました。

広がる気象予報士の活躍の場
近年、気象災害が多発していることから、気象予報士の需要が増えています」と大隅さん。「例えば、テレビの気象キャスターは災害について詳しい解説を求められるので、気象予報士の資格を持つことにより、放送局や民間気象会社への就職が有利になると思います」とアドバイス。さらに、災害に対処しなくてはならない行政機関で気象予報士の一時採用が検討された事例を紹介。行政機関や建設関連会社、イベント会社などでは気象予報士の資格に裏付けされた知識を直接業務に役立てることができ、アウトドアレジャーが好きな人ならば趣味の場面で活用することもできると、資格をさまざまな場で活用できることを教えていただきました。

気象キャスターとして活躍するには
続いて「気象キャスターに必要なことは、まず天気予報と解説がきちんとできること。そのために、かなり詳しく下調べをします。放送で話すのはそのうち2割くらい。司会者に突っ込んで質問されても、しっかり対応できるように準備は欠かしません」とプロとしての心得を教えていただきました。例えば、台風の接近や気温上昇などの情報があれば、前日に屋外で撮影するためのカメラマンを手配するなど、現場の業務に関わることもあります。放送内容だけではなく、そうした事前の準備が大切なことを強調されていました。

大隅さんは、気象予報士として、小学校での環境授業や気象イベントプロデュースなどの活動も行っています。そうした活動についても教えていただきました。

大隅さんは、気象予報士として、小学校での環境授業や気象イベントプロデュースなどの活動も行っています。そうした活動についても教えていただきました。

資格取得に向けて、働きながら早朝や昼休みに勉強し、週末はスクーリングへ参加。勉強の合間の気分転換に散歩やヨガを取り入れたことなど、合格までの努力や苦労についてのエピソードも伺えました。

資格取得に向けて、働きながら早朝や昼休みに勉強し、週末はスクーリングへ参加。勉強の合間の気分転換に散歩やヨガを取り入れたことなど、合格までの努力や苦労についてのエピソードも伺えました。

学生の間に資格を取る大切さ
難関の気象予報士国家試験について、「受かるには、万遍なく勉強してコツをつかむことが大事。資格が取れる人は、何回落ちてもあきらめない人だと思います」と心構えを語った大隅さん。勉強法については、「過去問題を繰り返し解いたことは力になったと思います。自分にとってわかりやすい教材から始めることも大事です」と、大隅さんが実際に使用された教材を紹介されました。
また、かつて独学した経験を振り返り、「勉強をはじめると疑問が次々出てきますから、気象予報士の資格をお持ちの田中先生にすぐに質問でき、仲間とわからないところをフォローし合いながら勉強できる皆さんの環境は素晴らしいと思います」。
最後に、「気象予報士の勉強は大学の受験勉強に似たところがあります。社会人になると勉強時間が取りにくいので、集中して取り組める時間が多くある学生の間に、まず資格を取ることをお勧めします。話す練習など、気象キャスターになるための対策はその後でいいと思います」とのアドバイスと共に、「"念ずれば花開く"と自分の夢を信じて頑張ってください」と応援の言葉もいただきました。

「天気の仕事は本当に楽しい。需要も高まっていますので、皆さんもぜひ夢を叶えてください」と大隅さん。

「天気の仕事は本当に楽しい。需要も高まっていますので、皆さんもぜひ夢を叶えてください」と大隅さん。

講演終了後、ツツジが咲き誇るアゼリア広場にて、大隅さんを囲んで記念撮影。「大隅さんが出演されている街かど中継にも遊びに行きます!」

講演終了後、ツツジが咲き誇るアゼリア広場にて、大隅さんを囲んで記念撮影。「大隅さんが出演されている街かど中継にも遊びに行きます!」

「大隅さんが努力を重ねて資格を取得された話を聞いてやる気が湧いてきました。改めて国家試験の勉強を頑張ろうと思います」と堀田志帆さん(左 地球環境学科・4年 広島県立広島皆実高校出身)。横尾慎哉君(右 地球環境学科・4年 佐賀県立鳥栖高校出身)は「テロップや原稿も作成する大隅さんの業務の幅広さに驚きました。気象キャスターになりたいので、まずは資格取得に取り組みます」

「大隅さんが努力を重ねて資格を取得された話を聞いてやる気が湧いてきました。改めて国家試験の勉強を頑張ろうと思います」と堀田志帆さん(左 地球環境学科・4年 広島県立広島皆実高校出身)。横尾慎哉君(右 地球環境学科・4年 佐賀県立鳥栖高校出身)は「テロップや原稿も作成する大隅さんの業務の幅広さに驚きました。気象キャスターになりたいので、まずは資格取得に取り組みます」

「今後、ゼミから気象予報士を輩出し、後輩へと続いていくことを期待して、サポートを続けていきます」と自らも気象予報士の資格を持つ田中先生。

「今後、ゼミから気象予報士を輩出し、後輩へと続いていくことを期待して、サポートを続けていきます」と自らも気象予報士の資格を持つ田中先生。

学生気象予報士誕生に向けて勉強会を開催
「気象予報士として実際に活躍している大隅さんの仕事に対する考え方を聞き、学生は刺激になったと思います。特に社会経験を経てから現在の仕事に就かれたことをお話しいただき、継続して努力する大切さも伝わったと思うので、非常にありがたく思います」と田中先生。気象予報士を目指す学生のために、田中ゼミで昨年10月からはじめた勉強会は、今後も定期的に継続していく予定です。広島工業大学初の学生気象予報士の誕生を、期待して待ちたいと思います。

地球環境学科

田中ゼミ・研究室