最新の設備や機械にビックリ タイの女子大学生2人がキャンパスを見学しました。

2016年07月19日

自動車を学ぶタイの大学生
1980年代以降、大幅な経済成長を遂げたタイでは、海外からの資本投資もあり自動車や鉄鋼など重工業が発展してきました。日本とは長い交流の歴史があり、現在でも人的な交流や、経済的に緊密な関係が継続しています。
6月13日、このタイから日本にやってきた女子学生2人が、広島工業大学の五日市キャンパスを訪れ、主に機械系の教室や設備を見学、本学の学生とも触れ合いました。

ゲストルームで、中国やアメリカから本学に留学中の学生も交え、食事をしながら交流。現在学んでいること、興味のあること、それぞれの国の印象などを語り合いました。

ゲストルームで、中国やアメリカから本学に留学中の学生も交え、食事をしながら交流。現在学んでいること、興味のあること、それぞれの国の印象などを語り合いました。

エンジン分解を体験
大学にやって来た2人の留学生、SAJEEPAT UNGPAKORNさん(通称マムさん)と KANOKPHAN TIANKANONさん(通称ギフトさん)は、ともにタイのチュラーロンコーン大学で自動車の設計を学んでいます。2人は、新日本造機株式会社へのインターンシップで来日しています。
まずリーフガーデンで学生や教員といっしょに昼食を食べた後は、学生がエンジンを分解する様子やロータリーエンジンの模型を見学しました。

9号館のエンジン整備室。ここではエンジンの分解に挑戦しました。タイでも経験しているとあって、工具の扱いもスムーズです。

9号館のエンジン整備室。ここではエンジンの分解に挑戦しました。タイでも経験しているとあって、工具の扱いもスムーズです。

知能機械工学科の内田先生から、エンジンの仕組みについてレクチャーを受けました。

知能機械工学科の内田先生から、エンジンの仕組みについてレクチャーを受けました。

続いて、マツダデミオの部品が分解して展示してある10号館へ。クランクシャフトやピストンなどの実物を手に取りながら、各部分の役割を学びました。

分解された部品は200点以上あり、教材として使用されています。一つひとつに名前が記されており、どんな素材が使われているのか、どれくらいの重さなのかを本物の部品で確認することができます。

分解された部品は200点以上あり、教材として使用されています。一つひとつに名前が記されており、どんな素材が使われているのか、どれくらいの重さなのかを本物の部品で確認することができます。

続いて、工学部知能機械工学科の八房先生の実験室へ。エンジン内の燃焼現象を測定する方法について、実験を進める八房先生や学生に教えてもらっていました。

続いて、工学部知能機械工学科の八房先生の実験室へ。エンジン内の燃焼現象を測定する方法について、実験を進める八房先生や学生に教えてもらっていました。

7号館にあるウォータージェットは、水を高圧で噴射して金属を加工する機械。水圧の威力を間近で見ることができました。

7号館にあるウォータージェットは、水を高圧で噴射して金属を加工する機械。水圧の威力を間近で見ることができました。

工学部機械システム工学科の王先生からは、研究で使用している電子顕微鏡について詳しく教えていただきました。

工学部機械システム工学科の王先生からは、研究で使用している電子顕微鏡について詳しく教えていただきました。

本学の学生とも英語でコミュニケーション
次に向かったのはHITフォーミュラの整備室。フォーミュラカーの設計・製作を行っている本学の学生からプロジェクトの概要や、プレゼンや走行タイムなどの総合点を競う全日本学生フォーミュラコンテストに向けた改善ポイントの説明を受けました。さらに、次世代エネルギーカーの性能を競う全国大会(Ene-1 GP)で、昨年優勝したHIT-EVチームを訪問。乾電池を利用したエコ電気自動車を見せてもらい、大会優勝までの経緯や現在の目標など、学生から身振り手振りを交えた英語による説明を受け、理解を深めていました。

中央にあるのが、HITフォーミュラチームが現在製作している車体。軽量化に力を入れ、燃費の向上を目指していることについて城井啓吾君(知能機械工学科・4年 大分県立爽風館高校出身)が説明してくれました。

中央にあるのが、HITフォーミュラチームが現在製作している車体。軽量化に力を入れ、燃費の向上を目指していることについて城井啓吾君(知能機械工学科・4年 大分県立爽風館高校出身)が説明してくれました。

HIT-EVチームでは、代表の藤井涼輔君(工学部機械システム工学科・4年 広島県立廿日市高校出身)が英語で説明。「就職後、海外での勤務を希望しているので、自分の英語を試す絶好の機会だと思い、頑張って資料を作りました」

HIT-EVチームでは、代表の藤井涼輔君(工学部機械システム工学科・4年 広島県立廿日市高校出身)が英語で説明。「就職後、海外での勤務を希望しているので、自分の英語を試す絶好の機会だと思い、頑張って資料を作りました」

きれいで整った施設に感動
見学を終えたギフトさんとマムさんに話を聞きました。
「HIT-EVチームの活動が印象に残りました。小さなバッテリーで大きな車体を動かしていることに驚きました。地球環境保護にも役立つすばらしい活動ですね。ほかにも、大学には素晴らしい設備や機械が整っていると感じました」(ギフトさん)
「キャンパスで見たすべてのものが印象に残っています。自動車が分解されていた部屋では、多くの部品を見ることができましたが、みんなきれいな状態で置いてあり、わかりやすかったです。ただ、キャンパス内に坂が多くて山登りをしているような気分になりました(笑)」(マムさん)

「モータースポーツに関わるエンジニアになることも、将来の夢のひとつです」(左 ギフトさん)「広島ではお好み焼きを食べました。とてもおいしかったです」(右 マムさん)

「モータースポーツに関わるエンジニアになることも、将来の夢のひとつです」(左 ギフトさん)「広島ではお好み焼きを食べました。とてもおいしかったです」(右 マムさん)

「今日は広工大の研究や設備の一端を、しっかり見ていただけたと思います。本学の学生にとっても、海外の学生との交流が刺激になったのではないでしょうか」と今回の見学をコーディネイトした機械システム工学科の福島先生。

「今日は広工大の研究や設備の一端を、しっかり見ていただけたと思います。本学の学生にとっても、海外の学生との交流が刺激になったのではないでしょうか」と今回の見学をコーディネイトした機械システム工学科の福島先生。

交流が将来への刺激に
同じエンジニアの道を目指す学生として、海外の学生と触れ合ったことは、本学の学生にとってもいい刺激になったのではないでしょうか。今後も、このような機会があれば、積極的に交流を図っていきたいと考えています。

機械システム工学科

知能機械工学科