「HIT教育2016」始動!コミュニケーション能力高める「アサーションプログラム」を初年次ゼミナールに導入しました。

2016年07月12日

大学での学びを充実させるコミュニケーション
広島工業大学では、確かな専門力と豊かな人間力を身に付けた技術者の育成を目指して、「HIT教育2016」と銘打った教育改革を進めています。その改革のひとつが、初年次教育の強化。より良い学びのための習慣づくりや学修方法を身に付けるための1年次生対象の開講科目「初年次セミナー」を「初年次ゼミナール」に改め、授業回数を8回から15回に増やすとともに、コミュニケーション能力の向上を目指す「アサーションプログラム」を導入するなど、内容をより充実させました。

「自分はコミュニケーションが苦手...」そう思い込んでいませんか?コミュニケーション力はトレーニングで鍛えることができるのです。その方法の一つがアサーション。6月1日、情報工学科の1年生約120名が、初年次ゼミナールの第8回講義として「アサーションプログラム」に臨みました。その模様をご紹介します。

講師は、メイジュコミュニケーションの赤木悠起先生。企業向けのコミュニケーションセミナーやプレゼンテーション研修を開催されるなど、コミュニケーションのプロとして多方面で活躍されています。

講師は、メイジュコミュニケーションの赤木悠起先生。企業向けのコミュニケーションセミナーやプレゼンテーション研修を開催されるなど、コミュニケーションのプロとして多方面で活躍されています。

「コミュニケーション力は社会人になってからも求められる能力です。すぐに修得できるものではありませんが、トレーニングで上達します。出来ることを見つけ、始めていきましょう」と赤木先生。

「コミュニケーション力は社会人になってからも求められる能力です。すぐに修得できるものではありませんが、トレーニングで上達します。出来ることを見つけ、始めていきましょう」と赤木先生。

アサーティブな自己表現を理解しよう
アサーションとは、相手の意見に耳を傾けながら、自分の考えや気持ちを正直に率直に伝える(=アサーティブな自己表現)、自分も相手も大切にするコミュニケーション。信頼され、対等な関係を築くことができます。
まずは、自分の自己表現タイプを認識するワークショップが行われました。自己表現のタイプを「アサーティブ型」、自分の主張はするが相手の気持ちを軽視する「攻撃型」、相手の要求を優先して自分のことは後回しにする「非主張型」の3タイプに大別し、自分がどのタイプに当てはまるかを分析しながら、アサーティブな自己表現とはどういうことかを考えます。

自分で考えるだけでなく、その考えを仲間と話し合ってシェアするのが、この授業の特徴。「自分はこう考えたけど、どう思う?」「どのタイプかな?」

自分で考えるだけでなく、その考えを仲間と話し合ってシェアするのが、この授業の特徴。「自分はこう考えたけど、どう思う?」「どのタイプかな?」

「いつも同じタイプとは限らないかも」という意見も。相手や場面によって対応が変わっていることに気付くのも、大切なポイントです。

「いつも同じタイプとは限らないかも」という意見も。相手や場面によって対応が変わっていることに気付くのも、大切なポイントです。

アサーティブに伝える技術を使ってみよう
続いて、アサーションのテクニックを学んでいきました。「事実を伝える」「気持ちを伝える」「要望を伝える」「選択肢を示す」という4つのステップで自分の考えを伝えるワークショップで、実際にアサーションの技術を使ってみます。否定的な口癖を見直す、相手の話に耳を傾けるなど、すぐに実行できるアサーションも教えていただきました。

「事実、気持ち、要望を整理しなければ、相手に伝わりません」と赤木先生。「伝える内容と声や表情を一致させることも大切です」

「事実、気持ち、要望を整理しなければ、相手に伝わりません」と赤木先生。「伝える内容と声や表情を一致させることも大切です」

大切なのは、自分の本当の気持ちを理解すること。それが核になります。「自分ならどういう行動をするだろうか」自分を見つめ、真剣に向き合います。

大切なのは、自分の本当の気持ちを理解すること。それが核になります。「自分ならどういう行動をするだろうか」
自分を見つめ、真剣に向き合います。

「嫌な気持ちをはっきり言う、感謝を伝える、あいさつをするなど、できることから実践してください」と赤木先生。

「嫌な気持ちをはっきり言う、感謝を伝える、あいさつをするなど、できることから実践してください」と赤木先生。

学生からは「お互いに気持ち良く話ができるようにしようと思った」「自分の口癖に気が付いた」などの声があがりました。

学生からは「お互いに気持ち良く話ができるようにしようと思った」「自分の口癖に気が付いた」などの声があがりました。

小さな気付きが成長のきっかけに
最後に、学んだことを振り返り、今日からできることは何かを考えて、講義は終了。
受講した学生に感想を聞きました。

「3人で三者三様の意見を交わして、さまざまな気付きを得ることができました」重里さん(左)、井上さん(中)、中村さん(右)。

「3人で三者三様の意見を交わして、さまざまな気付きを得ることができました」重里さん(左)、井上さん(中)、中村さん(右)。

「自分のコミュニケーションのあり方を見直すきっかけになりました。就活にも生かしていきたいです」岩本君(左)と大谷君(右)。

「自分のコミュニケーションのあり方を見直すきっかけになりました。就活にも生かしていきたいです」岩本君(左)と大谷君(右)。

まずはできることから始めよう
今日からできることをすぐに始めて、コミュニケーション力を磨いていこう」一人ひとりにそんな意識が芽生えたようです。ぜひ実践に移してください。
学生の皆さんが初年次ゼミナールで得た知識を生かし、目標をもって、充実した学びを実現してくれることを期待しています。

HIT教育2016