「建築業界で働くこと」について学生と社会人が本音トーク 広島県建設工業協会のご協力のもと現場見学会&意見交換会を実施しました。

2017年03月03日

プロフェッショナルから直接学ぶまちづくりの魅力
建設業は、橋や道路、ダムなど、私たちの生活を支える社会基盤の整備をするうえで重要な役割を担っています。環境土木工学科(※)では、まちづくりに携わる魅力を教えていただくために、広島県建設工業協会・広島建設青年交流会のご協力のもと、建設現場見学会意見交換会を実施しています。
今年度は、午前中に東広島バイパス海田高架橋工事現場を見学し、公共事業の現場で活躍されている企業の社員の方々の指導のもと測量実習を実施。その後、現場見学の際にお世話になった先輩方と本音を交えて話し合う意見交換会が行われました。
※2016年4月、「都市デザイン工学科」は「環境土木工学科」に改組しました。

午前中の現場見学会に続いて、学内で意見交換が行われました。

午前中の現場見学会に続いて、学内で意見交換が行われました。

新しい社会を築く担い手としての役割
まず、学生たちは、業界で活躍される先輩方から、大規模な事業を進める際の地域住民との連携の重要性や、災害の復旧作業の中心を担ううえでの責任など、公共事業に携わる者としての心構えについてお話しいただきました。

「中国地方整備局の所管業務」というテーマで、事業の円滑かつ適正な実施を図るため、現場の住民の方々や働く方々に事業の目的や進捗を伝え、意見のすり合わせを行うといった実際の仕事内容や、採用状況についても教えていただきました。(国土交通省 中国地方整備局 企画部 企画課 人事担当課長補佐の森田裕介様)

「中国地方整備局の所管業務」というテーマで、事業の円滑かつ適正な実施を図るため、現場の住民の方々や働く方々に事業の目的や進捗を伝え、意見のすり合わせを行うといった実際の仕事内容や、採用状況についても教えていただきました。(国土交通省 中国地方整備局 企画部 企画課 人事担当課長補佐の森田裕介様)

「広島高速5号線」「厳島港宮島口地区湾岸整備事業」など、広島県内で進行している事業について解説される広島県 土木建築局 技術企画課の畠山誠司様。学生たちにとって身近な地域の事例だったこともあり、お話の内容から周辺の住民や来訪者の利便性や安全性が向上する様子を想像することができ、建設業が地域の社会基盤を支えていることが、十分に理解できました。

「広島高速5号線」「厳島港宮島口地区湾岸整備事業」など、広島県内で進行している事業について解説される広島県 土木建築局 技術企画課の畠山誠司様。
学生たちにとって身近な地域の事例だったこともあり、お話の内容から周辺の住民や来訪者の利便性や安全性が向上する様子を想像することができ、建設業が地域の社会基盤を支えていることが、十分に理解できました。

「働き方」「求められる人材」についてのリアルな話
講演後、いよいよ意見交換会の時間です。広島建設青年交流会、国土交通省中国地方整備局、広島県土木建築局の皆さんに、質問にお答えいただきました。

仕事の話からプライベートのことまで、答えにくいことも、本音できちんと答えていただきました。どの回答にも、学生たちに、建設業界で働くことの魅力を一つでも多く知ってほしいという先輩方の想いが込められていました。

仕事の話からプライベートのことまで、答えにくいことも、本音できちんと答えていただきました。どの回答にも、学生たちに、建設業界で働くことの魅力を一つでも多く知ってほしいという先輩方の想いが込められていました。

どんなやりとりがあったのか、質疑応答の様子をご紹介します。
Q:「仕事のやりがいを教えてください
A:仕事を通して成長できることがやりがいですね。完成した構造物を見るとやってよかったと思うし、地域の方々から"ありがとう"と言われることもやりがいです」

Q:「仕事をしていてつらいと思うことは
A:「大規模な公共事業に携わる際は、10億円、100億円といった大きな金額が動くため、失敗しないよう綿密な計画が必須。プレッシャーはありますが、つらいと思ったことはないです。入社1年目など、はじめてのときは大変ですが、がんばった分だけ自分の力になる喜びが待っています

Q:「どういった人材が欲しいですか
A:「柔軟な発想力を持った人材。わからなくてもあきらめず、粘る力があればいいですね。現場では、周囲の人とネットワークを構築し、段取りや調整することが重要なため、コミュニケーション力も必要です。また、何か一つでも自信のあるものを持っている人は、とても魅力的に見えますね」

Q:(女子学生から)「女性が建設業界で働くことをどう考えていますか」
A:「まだまだ人数は少ないですが、国土交通省が建設業における女性の活躍を推進していることもあり、女性技術者が利用する更衣室、トイレといった設備面や、長く働き続けるための制度の整備が進んでいるので、ぜひこの業界で活躍してもらいたいですね」

他にも「学生時代にやっておいた方がいいことは?」「残業時間はどれくらい?」「休暇は取れるの?」「給料を知りたい」などさまざまな質問が飛び出し、どの質問に対しても丁寧に答えていただきました。

「現場で活躍されるみなさま、言いにくいことも本音でお話しいただき感謝しています。学生のみなさんは、今日お話しいただいたことをこれからの就職活動で役立ててください」と石井先生。

「現場で活躍されるみなさま、言いにくいことも本音でお話しいただき感謝しています。学生のみなさんは、今日お話しいただいたことをこれからの就職活動で役立ててください」と石井先生。

参加された国土交通省中国地方整備局 調査設計課の佐藤未来様から「私は、社会人になるまで業界の方と話す機会がなかったので、このように実際に顔を合わせることができる交流会はとても有意義だと思います。頑張ったことは絶対に無駄にはならないので、学生のうちにできることはいっぱい吸収しておいてもらいたいですね」と学生へのエールをいただきました。

「大きなものをつくりたいと思い、この道を選びました。どんな理由でもやりたい気持ちは頑張るエネルギーになります」と佐藤様。

「大きなものをつくりたいと思い、この道を選びました。どんな理由でもやりたい気持ちは頑張るエネルギーになります」と佐藤様。

参加した学生にも感想を聞きました。
千田修司君(岡山県立岡山工業高校出身)「午前中の現場見学会は、施工中のコンクリートを見ることができ貴重な経験でした。就職活動に向けて企業を調べておくことが大事というお話が印象に残っています。将来、生活の基盤を支えるインフラ業界に就職を希望しているので、しっかり調べていこうと思います」
長澤春輝君(山口県立大津緑洋高校出身)「同じ組織の中でもいろいろな働き方があると改めてわかりました。公務員の技術職を目指しているので、仕事内容を把握でき目標が明確になりました」
山下魁生君(広島県立広島工業高校出身)「社会人と学生との違いを実感しました。時間の使い方をよく考えて、残りの学生生活を大切に過ごしたいですね。将来は、公共性が高く、人の役に立つものをつくる仕事に就きたいです」
芳賀雄斗君(岡山県立新見高校出身)「将来、施工管理の仕事に就きたいと考えていますが、休暇についてなど働き方を知ることができよかったです。これから資格取得を目指してがんばります」

4人の班は、午前中に行われた測量実習の際、測量技術の正確さを班ごとに競うゲームで見事優勝し、表彰されました。皆で「1番」のポーズをとり、喜びを表してくれているのは、右から千田君、長澤君、山下君、芳賀君。

4人の班は、午前中に行われた測量実習の際、測量技術の正確さを班ごとに競うゲームで見事優勝し、表彰されました。皆で「1番」のポーズをとり、喜びを表してくれているのは、右から千田君、長澤君、山下君、芳賀君。

将来の自分をイメージする
建設業で活躍されている先輩のお話は、学生にとって数年後の自分をイメージする上でとても参考になるものでした。就職活動や資格取得など、日ごろの勉強を進めていくモチベーションアップにもつながったはずです。ご協力いただきました、広島県建設工業協会・広島建設青年交流会のみなさま、本当にありがとうございました。

環境土木工学科

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