NTTタウンページと広島工業大学のコラボレーション 防災士の資格を持った学生が「防災タウンページ」制作を行っています。

2017年05月30日

「いざ」という時に必要な情報を集約
地震や台風、高潮や土砂崩れなど、日本では毎年のようにさまざまな自然災害が発生しています。こうした災害に備えるために、日ごろから「防災」について意識しておくことは非常に重要です。
NTTタウンページでは、「いざ!という時に生き延びる」をコンセプトに、緊急時に必要なコンテンツを厳選した、災害発生時持ち出し用の「防災タウンページ」を発行しています。今回、地球環境学科の有志の学生がNTTタウンページとコラボレーションし、防災タウンページに掲載する記事の企画、取材、制作を担当することとなりました。担当する学生のうち数名は、防災士の資格を取得し地域防災力の向上に貢献する学生組織「いついち学生防災士会」に所属しており、日頃の学習で培った知識を生かしながら、学生らしい視点で制作を進めています。5月には、各種行政機関への聞き取り取材を実施。さらに商店街での防災マップ作成会議に参加し、防災マップ作りに必要なノウハウを学びました。

広島県庁にて聞き取り調査を実施。建築課、砂防課、河川課などさまざまな部署の担当者にお集まりいただきました。

広島県庁にて聞き取り調査を実施。建築課、砂防課、河川課などさまざまな部署の担当者にお集まりいただきました。

どんなデータを提示すべきなのか、積極的に質問し、答えを引き出していきます。

どんなデータを提示すべきなのか、積極的に質問し、答えを引き出していきます。

行政機関で災害情報をヒアリング
広島県庁での取材では、事前に提出していた質問シートをもとに、過去の災害情報や災害ごとの危険区域、被害予想図など、災害に備えて必要となる情報をヒアリング。どのようなデータを提供いただけるのかを聞き出し、その場で記事の方向性を固めていきます。また、地震や高潮、土砂崩れや洪水など、災害ごとに必要な情報も変わってきます。災害にあった時にはどんな情報が必要なのか、現在、公開されている情報をもとに、災害時を想定しながら考えていきました。

広島県が公開している「広島県防災web」の情報を確認しながら、どういったデータが利用できるのかを検討していきます。

広島県が公開している「広島県防災web」の情報を確認しながら、どういったデータが利用できるのかを検討していきます。

広島県では、災害時に備えて乾パンやアルファ化米を備蓄しています。この日は、乾パンを試食させていただきました。

広島県では、災害時に備えて乾パンやアルファ化米を備蓄しています。この日は、乾パンを試食させていただきました。

一般の利用者目線を探るため防災マップ作成会議に参加
続いて、広島市中央部商店街振興組合連合会の防災マップ作製チーム会議に特別に参加さえていただき、一般利用者の視点での防災マップづくりのノウハウを学びました。ここでも、防災を学んできた学生ならではの視点で積極的に意見を伝えました。

トイレやAEDの位置、ガソリンスタンドや公衆電話、各地点の海抜など、マップに盛り込む要素はたくさんあります。その一つひとつを精査していきます。

トイレやAEDの位置、ガソリンスタンドや公衆電話、各地点の海抜など、マップに盛り込む要素はたくさんあります。その一つひとつを精査していきます。

学生らしい視点に期待
NTTタウンページ(株)の新タウンページ広島県版編集長の阿邉さんは「学生主体で活動している"いついち学生防災士会"の活動に注目し、声を掛けさせてもらいました。企業目線でない、若者目線、学生目線での意見を期待しています」とおっしゃっていました。
「防災タウンページは、いざという時に持ち歩いてもらうことを考えているので、取材で得られた有用な情報を、わかりやすく盛り込んでいきたいと思います」と制作に関わっている井上裕貴さんと白石朗光さん(ともに地球環境学科 3年)。今年12月の発行に向けて、さらに取材を重ねていく予定です。

「防災士として、今以上に社会に貢献していくためには、具体的なニーズを知る必要があります。今回の記事制作体験は、学生にとって大きな勉強になるはずです」と地球環境学科の田中先生。「取材を通して、人とのつながりを意識してほしいですね」

「防災士として、今以上に社会に貢献していくためには、具体的なニーズを知る必要があります。今回の記事制作体験は、学生にとって大きな勉強になるはずです」と地球環境学科の田中先生。「取材を通して、人とのつながりを意識してほしいですね」

「防災を知ることや学ぶことで、自分たちの未来の行動に生かすことができます。そこが、この分野を学ぶ面白さだと思います」と井上さん(左)と白石さん(右)

「防災を知ることや学ぶことで、自分たちの未来の行動に生かすことができます。そこが、この分野を学ぶ面白さだと思います」と井上さん(左)と白石さん(右)

今後の展開に期待
学生は、広島県だけでなく、広島市や気象庁にも取材し、制作を進めています。全住戸・全事業所に届けられる防災タウンページ。学生の努力と工夫の結果を見ることができる日を、楽しみに待ちたいと思います。

地球環境学科