広島工業大学

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<Team HIT-EV >HITチャレンジ選考会を経て エコデンレース&Ene-1GPへ猛進!

2017.09.22

このニュースは、クローズされました

7月に開催されたHITチャレンジ選考会で「自作EVでエコランだ~環境にやさしい自動車レース」が採択されたTeam HIT-EV。充電式乾電池を動力としたエコ電気自動車を自作し、大会での上位入賞をめざし活動しています。

HITチャレンジ制度についてはこちら▶▶▶

10月に日産自動車九州株式会社社内特設コースで開催される「エコデンレースin苅田」、11月にツインリンクもてぎで開催される「Ene-1GP MOTEGI」、2つの大きな大会出場をひかえて、夏休み返上で新マシンの製作に励んでいます。

●エコデンレースin苅田とは...「世界で最も環境にやさしい自動車レース」をめざし、福岡県で2005年から行われている電気自動車の大会。各チーム同一のバッテリーを使用し、40分間で走る距離を競う。
●Ene-1GPとは...単三形充電池を動力源とする電気自動車の競技会。二輪車部門と三輪以上の車両の部門がある。ツインリンクもてぎ(栃木県)と鈴鹿サーキット(三重県)の2か所で開催されている。

優勝の翌年、惨敗に終わって奮起!
新マシン製作にすべてを賭ける

Team HIT-EVは、2014年に「Ene-1GP MOTEGI」に初出場。全国から約50チームが出場する中、「大学・高専・専門学校部門」で堂々の3位という好成績を収めました。そして、翌15年には「Ene-1GP SUZUKA」で「デザイン賞」を受賞、2度目となるEne-1GP MOTEGIでは「大学・高専・専門学校部門」で部門優勝を果たしています。
16年はEne-1GP SUZUKA「大学・高専・専門学校部門」で準優勝。しかし、連覇を狙ったEne-1GP MOTEGIでは残念ながら4位という結果に終わりました。
「惨敗に終わったMOTEGI大会の帰り道、すぐにメンバーと反省会をし、新マシン製作の決意を固めました」と話す、大西宏樹さん(知能機械工学科3年)
Team HIT-EVの、新たなチャレンジが始まりました。

昨年の反省を生かして進化 その①
設計図に思いを込める

大西さんは、過去の大会でドライバーを務めた経験を生かし、鈴鹿大会で上位入賞したマシンの特徴をチェックして、設計に反映させました

大西さんは、過去の大会でドライバーを務めた経験を生かし、鈴鹿大会で上位入賞したマシンの特徴をチェックして、設計に反映させました

「ツイッターで他チームと交流したり、ホームページなどで情報収集を行ったりします」と話す木村さん(左)と、立花さん

「ツイッターで他チームと交流したり、ホームページなどで情報収集を行ったりします」と話す木村さん(左)と、立花さん

新マシンのコンセプトは「①今あるリソースで車体を作ること、②今後も改良して使い続けられるもの」。「時間がないので無駄なことはしない」と決め、完成した図面はパソコン上で走行状態をシミュレーション。測定された強度をもとに、「壊れないマシン」の図面を作り上げました。
「すべては優勝するため。大会での成績がすべてです」と言い切る大西さん。企業と組んで出場してくる高校や、数台のマシンを保持する学校などの強豪と、真っ向から闘う覚悟が感じられました。

昨年の反省を生かして進化 その②
無駄のない製作スケジュール

部室のホワイトボードには、大会までのスケジュールがびっしりと書き込まれています

部室のホワイトボードには、大会までのスケジュールがびっしりと書き込まれています

「夏休みは交代で休みを取り、常に作業が進行しています」と3人

「夏休みは交代で休みを取り、常に作業が進行しています」と3人

昨年の一番の失敗は「計画不足」。それを反省し、今年は綿密なスケジュールを立てて進行しています。また、工期短縮のため、型から作られる「カウル(車体を覆う部分)」の製作をTeam HIT-EVの代表でもある木村晃大さん(電気システム工学科3年)と、立花侑矢さん(機械システム工学科2年)、車体の骨格となる「フレーム」の製作を大西さんがそれぞれ担当することにしました。

昨年の反省を生かして進化する その③
型の製作方法の変更

今回初の試みとして、ガラスクロスを積層して製作したオス型

今回初の試みとして、ガラスクロスを積層して製作したオス型

型の「強度」も大切。どの程度強化できるか、模型を使って慎重にチェックしていきます

型の「強度」も大切。どの程度強化できるか、模型を使って慎重にチェックしていきます

以前まで、カウル製作の元となる「オス型(原型)」を、スタイロフォーム(発砲プラスチック系断熱材)と石膏(せっこう)を用いて製作していました。しかし、それぞれの硬さが違うため、やすりで微調整を行う際、上下の型にずれが生じる結果に。今年は、石膏からより削りやすいタルク(安定した硬度を持つ滑石)に変更しました。また、従来の「簡易型」から、「オス型」「メス型」を製作することで、より高性能なマシンを可能にしました。
※オス型から、完成品と凹凸が逆のメス型を作製し、メス型からカウルを完成させる。このことにより、工数は増えるが、曲面や表面の平滑度の高いカウルを作り上げることができる。

昨年の反省を生かして進化 その④
フレーム材料の変更

カウルとフレーム製作を分業しても、フレームはカウルの製作完了後に製作開始となります。そこで大西さんは、従来FRP(繊維強化プラスチック)を使用していたフレーム素材を、木材にすることにしました。「FRPは高価かつ作業に人手が必要で、時間的にも難しい。木材と比べるとFRPのほうが強度はありますが、重量はあまり変わりません」と説明します。大学内にある「工作センター」の職員さんにレーザー加工を依頼したことで、大幅に時間と手間が短縮できました。

定期的に試走を重ね知り尽くしたコースへ挑む
広工大の存在をアピールしたい!

この日は時速30キロほどで試験走行。本番では50キロ以上になるそうです

この日は時速30キロほどで試験走行。本番では50キロ以上になるそうです

「この3人の誰が欠けても完成しない」。苦楽を共にするメンバーの結束は固い!

「この3人の誰が欠けても完成しない」。苦楽を共にするメンバーの結束は固い!

試走を終えた大西さんは「これからは定期的に試走を重ねます。コースの特性を知り尽くしているので、走行に恐怖や不安はありません」と引き締まった表情。木村さんと立花さんは「エコデンレースでは九州の高校生がたくさん集まります。車に興味のある生徒や、工業系の大学や広島工業大学に興味のある生徒にしっかりアピールし、入部してもらいたい」と意気込みます。

エコ自動車に注目が集まる中、社会的にも意義のある活動。新マシンでの勝利をめざし、誇りを持って大会へ臨みます。

学生自主企画プログラム「HITチャレンジ」制度

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