異文化に身を置くことで、課題に気付き自己成長 2017年度派遣留学報告会を開催

2017年12月08日

広島工業大学は、協定締結校との間で派遣留学を実施しています。学内選考を経て派遣留学生として採用された場合には、留学費用が一部免除となります。
10月17日、トリニティ・ウエスタン大学(カナダ)、瀋陽航空航天大学(中国)、それぞれの派遣留学を終え帰国した学生5名による報告会が行われました。文化や言語の異なる国で交流を深め、ひと回り成長した学生たちの中から、トリニティ・ウエスタン大学へ留学した2名の学生の報告をお届けします。

トリニティ・ウエスタン大学への派遣留学生4名と学友たち。大学のキャンパスにて

トリニティ・ウエスタン大学への派遣留学生4名と学友たち。大学のキャンパスにて

報告会に先立ち、国際交流センター長の王栄光先生があいさつ。「海外で何を学び、どのように交流したのか。体験したことを学内で最大限にシェアしてもらいたい」と述べました。

異文化の中で、英語や中国語を学んできた学生たちの報告会

異文化の中で、英語や中国語を学んできた学生たちの報告会

「体験したことは必ず将来の役に立ちます」と王センター長

「体験したことは必ず将来の役に立ちます」と王センター長

<報告①>打ち砕かれた自信と、そこからの奮起
山下航平さん(建築デザイン学科1年)は、留学が高校時代からの夢。オールイングリッシュの授業を受けたいと願っていました。幼少期から英会話を習っていて、多少の自信があったものの、最初は言葉が聞き取れなくてショックだったそう。しかし「ここでふんばらないと」と自らを奮い立たせ、間違いを気にせず自分から話し掛けました。ホストファミリーも協力的で、「私の英語の間違いを指摘。正しい表現を教えてくれました」と振り返ります。山下さん自身も分からない言葉はその場で聞いて、メモを取るよう徹底。これまでは周りに合わせて行動することが多かったという山下さんですが、留学を通じて、自分のやりたいことに積極的に取り組みたいと思うようになったそうです。「今度は建築の勉強での留学を目指し、TOEICにも挑戦したい」と、抱負を語ってくれました。

大学のアクティビティの一つ「バナナチャレンジ」という障害物レースに挑戦!一緒に留学にいった女子学生も体を張って頑張ります

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授業は月曜~金曜まで毎日、1コマ75分の授業を3コマ受け、実践的な英語力を身に付けます。最後の授業で先生から修了証を受け取る学生

授業は月曜~金曜まで毎日、1コマ75分の授業を3コマ受け、実践的な英語力を身に付けます。最後の授業で先生から修了証を受け取る学生

「ホストファミリーからは質問攻め。私も負けずに質問を返すと、とても喜んでくれました」と山下さん

「ホストファミリーからは質問攻め。私も負けずに質問を返すと、とても喜んでくれました」と山下さん

<報告②>コミュニケーションがもたらす手応え 経験を未来に生かす
橋本幸輝さん(大学院工学系研究科 電気電子工学専攻2年)は大学院1年のとき、イリノイ大学アーバナ・シャンペイン校(アメリカ)への留学を希望しましたがかなわず、今回の挑戦となりました。英会話の個人レッスンやリスニング練習などで準備を整えての渡航でしたが、ネイティブの発音の聞き取りに苦戦。しかし、「自分が使える言葉は聞き取れる」「英語は勉強ではなく、コミュニケーション」といったことに気付き、現地の学生の輪の中に飛び込みました。一緒に留学にいった後輩が不安そうにしていたので、聞き取れた者が即座に返答するというチームプレーを考案し、現地学生と積極的にコミュニケーションを取るよう工夫しました。「留学したことを単なる勉強に終わらせず、社交性や積極性も自分の持ち味にしたい」と語る橋本さん。英語力を向上させるため、お世話になったホストファミリーやカナダの友人と、今も定期的に連絡を取っています。

キャンパス内の芝生でランチタイム

キャンパス内の芝生でランチタイム

ホストファミリーと過ごした時間も、留学の貴重な1ページ

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「帰り際、ホストマザーが『私はカナダでのあなたの母親だから、いつでも帰っておいで』と言ってくれました」と橋本さん

「帰り際、ホストマザーが『私はカナダでのあなたの母親だから、いつでも帰っておいで』と言ってくれました」と橋本さん

経験からしか生まれないものを、自分の財産に
報告会の最後に、鶴衛学長が「学びや知識といった『認知能力』はもちろん必要ですが、教育外の体験がもたらす『非認知能力』が注目されています。非認知能力の豊富な人が輝く社会になってきています。本学が重視する人間力も、この非認知能力です。今後もこの留学経験を生かして、さまざまなことに取り組んでいただきたい」と講評を述べ、報告会は終了しました。

「チャンスをつかんで留学したということも、立派な経験です」と鶴学長

「チャンスをつかんで留学したということも、立派な経験です」と鶴学長

異文化の中で自分の力を試し、困難を乗り越えてきた学生たち。短期間の留学の中でもたくさんの出会いと気付きを得たようです。新たな目標に向かって進む彼らの姿に、成長を感じました。

広島工業大学は、協定を締結しているアメリカ、中国、カナダの大学への派遣留学プログラムを実施し、今後も学生の挑戦を支援していきます。

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