仕事の現場を体感し、自分の将来を考える「職場研究」 part.2株式会社ドリーム・アーツ

2018年10月23日





広島工業大学には、大学1・2年生の早い時期から就職について考えるプログラム「職場研究」があります。これは、機械製造業界・食品製造業界・IT業界などさまざまな現場を見学し、働く人から直接話を聞くことで、将来の職業選択に役立ててもらうことを目的に毎年実施しているものです。前回の株式会社タカキベーカリーに続き、今回は9月12日に株式会社ドリーム・アーツを訪問した学生たちの様子をお届けします。

対話から創造するソリューション
株式会社ドリーム・アーツは、企業が抱えている問題や課題を解決するため、自社で開発した製品をベースとしたソリューション(課題解決)の提案からシステム開発、運用まで一括して行っている会社です。直接現場を訪問し、お客様と対話する中で潜在的なニーズを引き出し、本質的な課題解決に注力しています。

広島のランドマーク「おりづるタワー」6階にある広島本社を18人の学生が訪れました。

広島のランドマーク「おりづるタワー」6階にある広島本社を18人の学生が訪れました。

アナログ時間を創出し、ビジネスに貢献
はじめに、人事・総務を担当する蓑田佳寿美さんから会社の事業内容や社内風土について紹介いただきました。印象的だったのは「アナログ時間の創出」という考え方です。これは、ITの力でお客様の業務効率化を図り、ITに拘束されている時間を削減。そうして生み出した時間(アナログ時間)を新たなビジネスに活かしてもらおうというもの。この考え方は、お客様だけでなく自社の働き方にも取り入れています。効率よく仕事を進め20時までに退社する「20時ルール」や、新しい知識や技術を学ぶ「勉強会」「課題図書」など、独自の制度についても説明いただきました。

研修制度やサークル活動も充実しており、IT業界の「帰宅が遅い」「一日中パソコンに向かっている」というイメージが変わりました。

研修制度やサークル活動も充実しており、IT業界の「帰宅が遅い」「一日中パソコンに向かっている」というイメージが変わりました。

お話の中には他業種の仕事に活かせるような考え方も。学生たちは真剣に耳を傾けます。

お話の中には他業種の仕事に活かせるような考え方も。学生たちは真剣に耳を傾けます。

人とのつながりを重視したオフィスを見学
説明会後は、オフィス内を見学。さっそくワークスペースを見渡すと、湾曲したデスクの間に仕切りがなく、配置も背中合わせになっていることに気づきます。これは社員同士の対話を生みやすくするための工夫とのこと。湾曲していることで社員同士の距離が近くなり相談しやすくなります。またテラスにはソファやハンモックが設置されており、リラックスでき、アイデアを生み出しやすくする環境が整っていました。

開放的なオフィスは社員の行動がよく見渡せ、社内の一体感を感じます。

開放的なオフィスは社員の行動がよく見渡せ、社内の一体感を感じます。

テラスに設けられたハンモックを体験する学生。「ゆったりくつろげるので、いい気分転換になりそうです」

テラスに設けられたハンモックを体験する学生。「ゆったりくつろげるので、いい気分転換になりそうです」

若手社員と本音を語り合う座談会
オフィス見学後は、若手社員の方と座談会が行われました。学生と年齢が近いこともあり、先輩後輩のような雰囲気で会は進み、緊張気味だった学生たちの表情も徐々に和らぎます。「入社する前と後のイメージ」や「仕事の取り組み方」など、仕事のことから学生時代の過ごし方まで、幅広くアドバイスをいただきました。

開発した自社システムをスマートフォンで見せながら若手社員が解説。広島工大のOBも開発に携わっているとのこと。

開発した自社システムをスマートフォンで見せながら若手社員が解説。広島工大のOBも開発に携わっているとのこと。

「実はここが第一志望じゃなかったけれど、面接で話をするうちに、ここで働きたいと思ったんですよ」といった本音トークが飛び出すなど、座談会は終始盛り上がりました。

「実はここが第一志望じゃなかったけれど、面接で話をするうちに、ここで働きたいと思ったんですよ」といった本音トークが飛び出すなど、座談会は終始盛り上がりました。

人事・総務担当の蓑田佳寿美さんに話を伺いました。
大切なのは、受け身ではなく自主的に発信していく力
「仕事は与えられた業務をこなしていればよいというものではありません。自ら課題を発見し、解決方法を考え、実行していく力が求められます。どんなことにも果敢にチャレンジし、自分で仕事を創り出せるような情熱を持った人材を企業は必要としています」

「昨年の『職場研究』で見学に来た広工大生が、今年のインターンシップに参加してくれました。当社のことを知った上で参加いただいているので、嬉しいですね」と蓑田さん。

「昨年の『職場研究』で見学に来た広工大生が、今年のインターンシップに参加してくれました。当社のことを知った上で参加いただいているので、嬉しいですね」と蓑田さん。

参加学生に感想を聞きました。

花房佳奈さん(建築デザイン学科2年)
「はじめは、おしゃれなオフィスに興味があり、建築デザインの参考にしたいと思い参加しましたが、お客様との対話を大事にする考え方やIT業界でも文系・理系関係なく人材を募集していることなど、新しい発見がたくさんありました。私は建築業界を目指していますが、他業種の会社見学でも参考になることが多くあり、参加してとてもよかったです

芳村真啓さん(機械システム工学科2年)
「『職場研究』でこれまでに食品製造会社、電子機器製造会社の2社見学に行きました。ドリーム・アーツさんはオフィス内の雰囲気や社員の方との会話からは"ゆとり"を感じました。この"ゆとり"がビジネスによい効果を生んでいるのかもしれません。こうやって自分の感じたことを進路選びの判断基準にしていきたいです」

「座談会で社員の方からアドバイスいただいた仕事に対する向き合い方を、これからの進路選択に活かしていきたいです」と花房さん。

「座談会で社員の方からアドバイスいただいた仕事に対する向き合い方を、これからの進路選択に活かしていきたいです」と花房さん。

「3社見学したことで、さまざまな企業文化を知ることができました。自分に合った働き方を考えていく時、役立てていきます」と芳村さん。

「3社見学したことで、さまざまな企業文化を知ることができました。自分に合った働き方を考えていく時、役立てていきます」と芳村さん。

終了後、蓑田さんのもとへ質問に行く積極的な学生の姿もあり、就職活動に対する意識の高まりが伺えました。学生は自分の希望する将来に向けて、新たな第一歩を踏み出したことと思います。株式会社ドリーム・アーツの皆さまには、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。広島工業大学では、今後もセミナーや個別相談などを通じて、学生一人ひとりの就職活動をサポートしてまいります。