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希望を胸に、1,091名の新たな旅立ち 2018年度学位記授与式及び卒業証書・学位記授与式

2019.03.29

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3月16日、2018年度の学位記授与式及び卒業証書・学位記授与式を執り行い、学部生1,049名と大学院生42名(博士後期課程学位記授与1名、博士前期課程修了生41名)、総勢1,091名を盛大に送り出しました。一足早く訪れた暖かい春の陽気の中、スーツや袴に身を包み、式に臨んだ修了生・卒業生の様子をお伝えします。

まるで修了生・卒業生を祝福するかのように、快晴に恵まれました。

まるで修了生・卒業生を祝福するかのように、快晴に恵まれました。

卒業生とその保護者、ご来賓の方、教職員で埋め尽くされた鶴記念体育館。

卒業生とその保護者、ご来賓の方、教職員で埋め尽くされた鶴記念体育館。

気持ち晴れやかに臨む、学生最後の1日
多くの保護者様やご来賓の方々、本学の教職員が見守る中、厳かに式典は始まりました。国歌斉唱の後、各専攻、各学部学科と卒業人数が読み上げられ代表の学生が登壇。鶴学長から学位記、卒業証書・学位記が授与されると、会場は温かな祝福の拍手に包まれました。はつらつとした表情で堂々とした振る舞いの学生たち。その姿から、これから社会に出ていくことへの自覚や決意が感じられ、自信に満ちあふれているようでした。

最初に学位記を受け取る大学院博士後期課程の戎佳宏さん。

最初に学位記を受け取る大学院博士後期課程の戎佳宏さん。

橋本香里さん(環境デザイン学科)は、環境学部を代表して卒業証書・学位記を受け取りました。

橋本香里さん(環境デザイン学科)は、環境学部を代表して卒業証書・学位記を受け取りました。

新しい時代を担っていく修了生・卒業生に、激励の祝辞
続く鶴学長の式辞では、人工知能の発達による社会の変化に触れ「計算力や記憶力、分析力などは人工知能にかないませんが、人間にはそれらを総合的に判断する能力『人間力』が備わっています。意思決定する際に、体験や経験を踏まえて臨機応変に対応できる力。直接的なコミュニケーションを通じて信頼関係を構築できる力。リーダーシップを発揮して責任を取ることができる力。これらは全て人間力なのです。本学で培った専門力と人間力を発揮して果敢にチャレンジし、勇気を持って新しい時代を切り拓いてください」と、はなむけの言葉を贈りました。
来賓の祝辞では、広島工業大学同窓会の荒谷会長が登壇。「5月から元号が変わり、新しい時代がスタートします。この時代こそ、広島工業大学が大きく社会に貢献できる学校として、今まで以上に存在感が増してくると確信しております。これからの長い社会人生活を充実させるためにも、どんな人間になりたいのか、どんな仕事をしたいのかを頭の中で描いて一歩一歩進んでください」と述べられました。

「本学で身につけた知識や経験を生かして、地域や日本のために活躍されることを願っております」と鶴学長。

「本学で身につけた知識や経験を生かして、地域や日本のために活躍されることを願っております」と鶴学長。

「社会人生活、いろいろなことで悩むことがあると思いますが、同窓会には約48,000人の卒業生がいます。これからも支え合い、絆を深めていきましょう」と荒谷会長。

「社会人生活、いろいろなことで悩むことがあると思いますが、同窓会には約48,000人の卒業生がいます。これからも支え合い、絆を深めていきましょう」と荒谷会長。

感謝の思い、新たな決意を送辞・答辞に込めて
送辞は在校生を代表して織田悦至さん(情報工学科3年※)が行いました。「ゼミ活動で先輩方から、研究とはどういうものか、目的や内容、進め方はどうすればよいかなど、チームで協働することを学びました」と感謝の気持ちを伝えました。

答辞は修了生を代表して松浦藍子さん(環境学専攻)、学部卒業生を代表して長濱大輝さん(建築工学科)の2人が務めました。
松浦さんは「研究は、決して平坦な道のりばかりでなく、壁にぶつかることが度々ありました。そんな時、物事の本質に向き合う姿勢と多角的な視点を持つ先生の教示に触れ、試行錯誤の中から新たな何かが見えてくる時の感動は大変貴重な経験となりました。これからも大学院で学んだ専門性を生かして、日本の発展に貢献していきます」と、決意を言葉にしました。
長濱さんは「産学連携実習やゼミ活動は、大学生活の中でも印象深い出来事でした。また友人たちと切磋琢磨したことでお互いに成長し合うことができました。広島工業大学で得た知識と経験を生かし、社会に奉仕していきます」と述べました。

「先輩から学んだこと、受け継いだものをこれからの大学生活に役立てていきます」と織田さん。

「先輩から学んだこと、受け継いだものをこれからの大学生活に役立てていきます」と織田さん。

「私たちは本学で培った学びの姿勢を忘れず、自信と誇りを持って新たな一歩を踏み出していきます」と松浦さん。

「私たちは本学で培った学びの姿勢を忘れず、自信と誇りを持って新たな一歩を踏み出していきます」と松浦さん。

「大学で得た知識や経験、仲間は私の大きな財産です」と長濱さん。

「大学で得た知識や経験、仲間は私の大きな財産です」と長濱さん。

最後に、吹奏楽部の伴奏で広島工業大学歌を斉唱し、式典は滞りなく終了を迎えました。

学科別に分かれ、卒業証書・学位記を一人ひとりに授与
式典後は各専攻、各学科に分かれて教員が修了生・卒業生一人ひとりに学位記や卒業証書・学位記の授与を行いました。
教員から卒業生に「皆さんは学位という資格を得ました。これは同時に責任を負ったということでもあります。これからは社会に期待されている役割を自覚し、謙虚で誠実であり続けることを忘れず、常に前を向いて挑戦していってください」とエールを送りました。

一人ひとり卒業証書と学位記を受け取る学生たち。

一人ひとり卒業証書と学位記を受け取る学生たち。

同時に成績優秀者、学科特別賞受賞者の表彰も行いました。

同時に成績優秀者、学科特別賞受賞者の表彰も行いました。

祝福ムード続くキャンパス
全ての行事が終了した後も、キャンパス内の至るところに賑やかな歓声や笑顔がありました。アゼリア広場では学科別に集合写真の撮影が行われ、その周囲でも友達や家族と記念撮影する姿が数多くありました。また部活やサークルの在学生たちが修了生・卒業生のために記念品や花束を手渡して祝福する場面も。OBやOGが駆けつけていた団体もあり、キャンパス全体がお祝いムードに包まれていました。

胴上げで派手に卒業生を祝福するラグビー部。

胴上げで派手に卒業生を祝福するラグビー部。

サッカー部は、思い出の練習場所「グリーンフィールドH.I.T」に集まり、在学生たちがメッセージ入りの色紙と花束を手渡していました。

サッカー部は、思い出の練習場所「グリーンフィールドH.I.T」に集まり、在学生たちがメッセージ入りの色紙と花束を手渡していました。

左から大畑大輝さんと髙橋謙太さん(電気システム工学科)2人の一番の思い出は3年生の時、真夜中まで学科棟に残り、一緒に実験レポートを作成したこと。「大変だったけど、今となってはいい思い出です」と振り返ってくれました。

左から大畑大輝さんと髙橋謙太さん(電気システム工学科)
2人の一番の思い出は3年生の時、真夜中まで学科棟に残り、一緒に実験レポートを作成したこと。「大変だったけど、今となってはいい思い出です」と振り返ってくれました。

左から島田咲愛さん、板垣茜さん、熊谷美里さん、片岡聖美さん(地球環境学科)「学生自主企画プログラムHITチャレンジでピタゴラ装置をみんなで協力してつくったのが思い出に残っています。測量など専門的な技術も身につきました」と、話してくれました。

左から島田咲愛さん、板垣茜さん、熊谷美里さん、片岡聖美さん(地球環境学科)
「学生自主企画プログラムHITチャレンジでピタゴラ装置をみんなで協力してつくったのが思い出に残っています。測量など専門的な技術も身につきました」と、話してくれました。

修了生・卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。入学した日から振り返ってみると、きっとあっという間の時間だったのではないでしょうか。本学での学びや出会いを大切に、それぞれの場所でご活躍されることを心より期待しています。

※学年・所属等は2018年3月取材当時