トリニティ・ウエスタン大学(カナダ)合唱団が広島を訪問(2)~本学でコンサートを開催

2019年03月19日

カナダの学生20名が、豊かな表現力の合唱で聴衆を魅了。

2019年2月に広島を訪れた、トリニティ・ウエスタン大学(TWU)のチェンバー合唱団メンバー28名(団員20名、指導教授・関係職員8名)。今回はそのレポート第2弾です。
22日午前の宮島観光の後、午後にコンサートを開催するため本学デネブホールに到着。宮島観光の案内役として参加した学生たちのほか、多くの学生・大学関係者がデネブホールに集まりました。そして15時30分、いよいよコンサートの始まりです。

開始に先立ち、本学の岩井副学長が、
「TWUのみなさんには、広島から発信する世界平和への願いをぜひ理解し、カナダに持ち帰ってもらいたいと思っています。そして日本・カナダの若者の相互理解を深めましょう」
と挨拶しました。
次に本学で活動する和太鼓サークル「鼓遊会」の演奏。和太鼓の迫力がホール内に響き渡った後、チェンバー合唱団の演奏がスタートしました。

コンサートに先立ち、本学・岩井副学長が「学生同士の交流は、互いにとってよい思い出になるばかりでなく、本学学生にとって大変貴重な経験となる。このような機会を活用し、ぜひ楽しんで下さい」と挨拶しました。

コンサートに先立ち、本学・岩井副学長が「学生同士の交流は、互いにとってよい思い出になるばかりでなく、本学学生にとって大変貴重な経験となる。このような機会を活用し、ぜひ楽しんで下さい」と挨拶しました。

コンサートに華を添える、「鼓遊会」による和太鼓の演奏。勇壮で、エキゾチックでもある和太鼓の調べは、TWU生の心をしっかりと捉えたようです。

コンサートに華を添える、「鼓遊会」による和太鼓の演奏。勇壮で、エキゾチックでもある和太鼓の調べは、TWU生の心をしっかりと捉えたようです。

「和太鼓の演奏をありがとうございます。TWUの学生も、とても楽しめました。音楽を通じ、カナダと広島の友好を深めたいと思います」と、TWU国際交流コーディネーター・Gordon Reisdorf氏が合唱前に挨拶。

「和太鼓の演奏をありがとうございます。TWUの学生も、とても楽しめました。音楽を通じ、カナダと広島の友好を深めたいと思います」と、TWU国際交流コーディネーター・Gordon Reisdorf氏が合唱前に挨拶。

20人と小編成ながら、豊かな声量と表現力のチェンバー合唱団。クラシック、現代音楽、民族音楽からポップスまでと、様々なジャンルや時代の15曲を披露しました。言語も英語だけではなく、フランス語、スペイン語、スワヒリ語と多彩で、日本語の曲もありました。

神の存在を歌った「O sing joyfully」や、「愛と慈しみのあるところ」という意味の「Ubi caritas」を演奏。

神の存在を歌った「O sing joyfully」や、「愛と慈しみのあるところ」という意味の「Ubi caritas」を演奏。

副指揮者・Cathrie Yuen氏のタクトで歌われたのは、佐藤賢太郎が作詞・作曲した「前へ」という日本語の曲。「一歩一歩、前へ」という日本語の歌詞を、よどみなく歌いこなしていました。

副指揮者・Cathrie Yuen氏のタクトで歌われたのは、佐藤賢太郎が作詞・作曲した「前へ」という日本語の曲。「一歩一歩、前へ」という日本語の歌詞を、よどみなく歌いこなしていました。

曲によっては、クラリネットや打楽器、マラカスなどを加えながら演奏。スワヒリ語によるアフリカ音楽が、それまでとは異なる雰囲気を醸し出していました。

曲によっては、クラリネットや打楽器、マラカスなどを加えながら演奏。スワヒリ語によるアフリカ音楽が、それまでとは異なる雰囲気を醸し出していました。

フランスの作曲家・フォーレの正統派クラシックの後に、ビートルズのポップスを演奏し、さらにユニークな音楽家・ルドイの目覚まし時計のような曲を歌い上げるなど、テクニックの幅広さに聴衆は魅了されていました。

フランスの作曲家・フォーレの正統派クラシックの後に、ビートルズのポップスを演奏し、さらにユニークな音楽家・ルドイの目覚まし時計のような曲を歌い上げるなど、テクニックの幅広さに聴衆は魅了されていました。

コンサート終盤、祝賀を表すラテン音楽を熱唱。そして最後は、ミュージカル・ライオンキングの主題歌「Circle of Life」を熱唱。圧巻のハーモニーがホールに響き渡りました。

コンサート終盤、祝賀を表すラテン音楽を熱唱。そして最後は、ミュージカル・ライオンキングの主題歌「Circle of Life」を熱唱。圧巻のハーモニーがホールに響き渡りました。

演奏が終わり、盛大かつ温かな拍手に包まれたデネブホール。TWUのDavid Squires学部長は挨拶に立つと、
「音楽や創造性を子どもたちに教えることは、国や民族は異なっても、世界共通で大事です。共に良い音楽、文化を築きましょう」
と力強く語りかけました。

「音楽は国境や文化を超え、人と人を共感させる力を持っています」とDavid Squires学部長(写真左)。氏より本学国際交流センターの王センター長に記念品が贈呈されました。

「音楽は国境や文化を超え、人と人を共感させる力を持っています」とDavid Squires学部長(写真左)氏より本学国際交流センターの王センター長に記念品が贈呈されました。

コンサートが終わった後、チェンバー合唱団も和太鼓に挑戦。鼓遊会メンバーの指導のもと、太いバチで思い切り太鼓を叩いていました。どんなに叩いても壊れるどころか良い音色で響く和太鼓に、驚嘆していました。

コンサートが終わった後、チェンバー合唱団も和太鼓に挑戦。鼓遊会メンバーの指導のもと、太いバチで思い切り太鼓を叩いていました。どんなに叩いても壊れるどころか良い音色で響く和太鼓に、驚嘆していました。

終演後はウェルカムディナーを開催。さらに交流を深める。

デネブホールでのコンサートを終えたTWUのメンバーは、着替えを済ませて学内レストラン"リーフガーデン"へと移動。サポートに入った本学学生や関係者を交え、ウェルカムディナーが開催されました。
メンバーは短いながら充実した広島滞在の時間を思い返し、学生たちと最後の交流を深めていました。

本学の王センター長が乾杯の音頭を取り、ウェルカムディナーがスタート。TWU生と本学学生は、互いをねぎらうようにグラスを交わしていました(ただし、ノンアルコールです)

本学の王センター長が乾杯の音頭を取り、ウェルカムディナーがスタート。TWU生と本学学生は、互いをねぎらうようにグラスを交わしていました(ただし、ノンアルコールです)

ディナーに用意されたメニューの中には、カナダ国旗を描いたティラミスや、カナダ国旗を散りばめたホットケーキも。その心づくしに、TWU生は大いに癒やされていたようです。

ディナーに用意されたメニューの中には、カナダ国旗を描いたティラミスや、カナダ国旗を散りばめたホットケーキも。その心づくしに、TWU生は大いに癒やされていたようです。

「宮島は美しいし、その歴史の深さも印象的でした。広島はいろんな面で、豊かな街ですね」とWendy Snyderさん(写真中央)。「宮島はとても素敵でした。来れてよかった! 案内してくれた学生のみなさんも優しかったし」とAudrey Loefflerさん(写真左)

「宮島は美しいし、その歴史の深さも印象的でした。広島はいろんな面で、豊かな街ですね」とWendy Snyderさん(写真中央)「宮島はとても素敵でした。来れてよかった! 案内してくれた学生のみなさんも優しかったし」とAudrey Loefflerさん(写真左)

「君の出身地はどこ?近いのかい?」と本学学生に声をかけるBraedon Sunnersさん(写真右)。「広島は本当にナイスな街ですね。宮島はアメージング。ぜひまた行ってみたいです」と感想を話してくれました。

「君の出身地はどこ?近いのかい?」と本学学生に声をかけるBraedon Sunnersさん(写真右)「広島は本当にナイスな街ですね。宮島はアメージング。ぜひまた行ってみたいです」と感想を話してくれました。

「広島の食べ物は何でもおいしいわね。お好み焼きもグッドだった。私が好きなカナダ料理にプーティンというのがあるんだけど、お礼にいつかごちそうしたいわ」と、本学学生とグルメの話で盛り上がるHannah Olneyさん(写真左)

「広島の食べ物は何でもおいしいわね。お好み焼きもグッドだった。私が好きなカナダ料理にプーティンというのがあるんだけど、お礼にいつかごちそうしたいわ」と、本学学生とグルメの話で盛り上がるHannah Olneyさん(写真左)

一緒にステージに立った鼓遊会のメンバーに、TWU生からプレゼント。チェンバー合唱団の名が刻まれた揃いのクールなTシャツが贈られ、早速メンバーは袖を通していました。

一緒にステージに立った鼓遊会のメンバーに、TWU生からプレゼント。チェンバー合唱団の名が刻まれた揃いのクールなTシャツが贈られ、早速メンバーは袖を通していました。

広島を訪れたTWU生の案内役として参加した渡辺 樹さん(食品生命科学科1年)は、
「英語に自信はなかったけれど、TWUのみなさんは一生懸命、私の話を聞こうとしてくれました。おかげでリラックスして説明できたと思います。ホスト役として参加したつもりだったのに、逆に私の方が楽しませてもらった気がします」 と振り返りました。
また、同じく参加した吉田 翼さん(情報工学科1年)は
「宮島の観光にクレジットカードしか持ってきてない、というTWU生の人が結構いてビックリ。こんな点にも日本との慣習の違いがあるのだな、と勉強になりました。演奏もいろんなジャンルの曲が聞けて、すごく良かったですね」
と話してくれました。

「宮島ではTWU生と一緒に甘酒を飲みました。TWUのみんなもおいしいと言ってくれたのだけど、説明に困って。自分がもっと日本文化を知り、英語力を磨かないといけないですね」と笑う渡辺 樹さん(食品生命科学科1年)

「宮島ではTWU生と一緒に甘酒を飲みました。TWUのみんなもおいしいと言ってくれたのだけど、説明に困って。自分がもっと日本文化を知り、英語力を磨かないといけないですね」と笑う渡辺 樹さん(食品生命科学科1年)

「その場ではすぐ英語が出て来ず慌てました。でも後で調べると、そんなに難しくない英語だったりして。慌てなければ大丈夫!と自分に言い聞かせると、自然な会話ができるようになりました」と吉田 翼さん(情報工学科1年)

「その場ではすぐ英語が出て来ず慌てました。でも後で調べると、そんなに難しくない英語だったりして。慌てなければ大丈夫!と自分に言い聞かせると、自然な会話ができるようになりました」と吉田 翼さん(情報工学科1年)

誰よりも積極的に本学学生に接していた、チェンバー合唱団の指揮者・Joel Tranquilla氏(写真中央)。「君はどんな音楽が好き?」と話しかける朗らかな目に、本学学生も親近感を抱いたようです。

誰よりも積極的に本学学生に接していた、チェンバー合唱団の指揮者・Joel Tranquilla氏(写真中央)「君はどんな音楽が好き?」と話しかける朗らかな目に、本学学生も親近感を抱いたようです。

指揮者として躍動感溢れる演奏を披露したJoel Tranquilla氏は、
「平和記念公園には色々考えさせられましたし、宮島は美しく静かで、厳かな場所でした。広島のいろんな面が堪能でき、大変満足しています。コンサートでは、共にステージを盛り上げた鼓遊会のみなさんの演奏にインスパイアされました。信じられないほど素晴らしい響きで、私たちの気持ちを高めてくれました。それが私たちの演奏にも好影響を与えたと思います。コンサートを通じ、TWUの合唱団と広島工業大学の学生が交流を持てたことに、深く感謝します」と語りました。

翌日には、元気に次の訪問地・台湾に向かったTWUチェンバー合唱団のみなさん。短い滞在を通し、広島工業大学に多くの感動と体験を与えてくれたことに、改めて感謝致します。
いつの日か再開することを楽しみにしています。