学生自主企画「HITチャレンジ」選考会を開催しました。Vol.2(ボランティア部門)

2019年09月05日

学生自ら企画・立案・プレゼンテーションを行い、採択されれば最大50万円の支援を受けることができる「HITチャレンジ」制度。13回目を迎える今年度は一般部門に6団体、ボランティア部門に4団体、合計10団体がエントリー。7月1日、学生たちは企画の採択をかけた選考会に参加し、選考員にプレゼンテーションを行いました。
第2弾では、ボランティア部門にエントリーした4団体の発表の様子をお届けします。

一般部門6団体のプレゼンテーションを終えても、変わらず厳しい審査が続きます。

一般部門6団体のプレゼンテーションを終えても、変わらず厳しい審査が続きます。

自分たちの発表が終わったからといって、学生たちは緊張を緩めません。発表団体の話に真剣に耳を傾け、学生ならではの目線で質問や意見を投げかける姿が多くありました。お互いに切磋琢磨し、「HITチャレンジ」制度をよりものにしていきたいという気持ちを感じます。

自分たちの発表が終わったからといって、学生たちは緊張を緩めません。発表団体の話に真剣に耳を傾け、学生ならではの目線で質問や意見を投げかける姿が多くありました。お互いに切磋琢磨し、「HITチャレンジ」制度をよりものにしていきたいという気持ちを感じます。

エントリー団体⑦ Mutual Assistance Project
「地域に届ける防災知識」

防災に役立つ知識や技術を広め、地域の防災意識を高めることを目的に設立されました。今回、彼らが提案する企画は、防災意識向上を目指した冊子とすごろく付きの避難地図を作成し、地域の公共施設に配布するというものです。まず災害時に活用できる情報を収集し、簡易的な土砂崩壊実験で防災の基礎知識を習得。そこで得られたことをもとに独自の冊子を作成していきます。避難場所を示した地図には、ボードゲームとして遊べる要素を追加。楽しみながら防災知識を学べる工夫を盛り込んでいきます。

エントリー団体⑧ 西条水質調査隊
「酒造に関する水質調査」

日本三大銘醸地のひとつとして名高い東広島市西条町。その酒造りを支えているのは「奇跡の地下水」と呼ばれる龍王山の伏流水です。しかし西条町では近年再開発が進み、この地下水に悪影響を及ぼすのではないかと危惧されています。こうした現状から、食品生命科学科の有志が集まり、西条水質調査隊を発足。西条酒造協会、東広島市役所と連携を取りながら、西条酒造地帯が使用している井戸水の水質分析を行うことを発表しました。

Mutual Assistance Projectは冊子作成に加え、10月と来年1月に課外授業も実施することを発表。

Mutual Assistance Projectは冊子作成に加え、10月と来年1月に課外授業も実施することを発表。

奇跡の地下水について説明する西条水質調査隊のメンバー。豊富な知識などから、しっかり準備をしてきたことがうかがえました。

奇跡の地下水について説明する西条水質調査隊のメンバー。豊富な知識などから、しっかり準備をしてきたことがうかがえました。

エントリー団体⑨ 街の防災屋
「地域密着型・防災マップを作ろう」

昨年7月の豪雨災害で甚大な被害があった広島では、地域の防災力向上を図るため「わがまち防災マップ」作成の支援が行われています。しかしマップ作成には特殊なソフトが必要であったり、データ化の義務があったりとハードルが高く、作成が進んでいないのが現状です。街の防災屋は、この問題に着目。千同一丁目町内会とワークショップを行い、防災マップの作成に取り組んでいきます。さらに模型も製作し、公民館や集会所に展示。地域の人々の防災意識向上を図っていきます。

エントリー団体⑩ 建物のお医者さん
「旧郷野小学校校舎の健康診断プロジェクト」

平成30年度末に廃校した安芸高田市立郷野小学校は、当初取り壊される予定でしたが、地元住民の声により「郷野小学校再生プロジェクト」が立ち上がり、木造校舎ならではの温もりや魅力を伝える取り組みをはじめました。しかし、建築から85年が経っており老朽化が課題となっています。本企画では実測調査を実施し、建物の現状を診断。耐震性を考える上でどのような課題があるのか分析を行い、建物保全の一翼を担っていきます。

「市役所からも『サポートしてほしい』と期待されている。いつもお世話になっている地域住民の方のために力を尽くしたい」と、意気込みを語る街の防災屋の学生。

「市役所からも『サポートしてほしい』と期待されている。いつもお世話になっている地域住民の方のために力を尽くしたい」と、意気込みを語る街の防災屋の学生。

建物のお医者さんは「実測調査は非常に貴重な経験になる。今後に活かせる多くの知識を得られるのではないかと考えています」と、地域貢献だけでなく、自分たちの成長もアピールしました。

建物のお医者さんは「実測調査は非常に貴重な経験になる。今後に活かせる多くの知識を得られるのではないかと考えています」と、地域貢献だけでなく、自分たちの成長もアピールしました。

選考発表を終えて
西条水質調査隊の代表 田中亜実さん(食品生命科学科3年)と副代表 弘兼蒼大さん(食品生命科学科3年)に選考会の感想を聞きました。
「プレゼンテーションはとても緊張しました。質疑応答では質問内容を忘れてしまうハプニングもありましたが、落ち着いて聞き返し、しっかり対応できました。これも次につながる経験だと思います」(田中さん)

「食品生命科学科は3年になるとゼミで食品分野とバイオ分野に分かれて専門を学びます。酒造の水質調査は両分野の知識が必要になるテーマ。メンバーにはどちらの分野もいるので、お互いに助け合いながら調査を進めていきたいですね」(弘兼さん)

「採択されたら、市や酒造協会の方に信頼してもらえるよう、精一杯取り組んでいきます。私たちの水質分析でお酒の品質を守ることに貢献したい」と、強く語る2人。

「採択されたら、市や酒造協会の方に信頼してもらえるよう、精一杯取り組んでいきます。私たちの水質分析でお酒の品質を守ることに貢献したい」と、強く語る2人。

後日、選考委員による審査が行われ、今年度は見事すべての団体が採択を勝ち取りました。企画実施に向けて、学生たちの長い挑戦が本格的に動き出します。どんな成果を得て、どんな成長を見せてくれるのでしょうか。今後に期待しています。