海外生活で得られた学びと成果を発表 令和元年度派遣留学報告会を開催しました

2019年11月28日

広島工業大学では、異文化や外国の言語を学びたい学生を支援するため海外の大学、研究機関と協定を結び、留学生の派遣や受け入れを行っています。今回、協定締結校であるトリニティ・ウエスタン大学(カナダ)に3人、瀋陽航空航天大学(中国)に1人、計4人の学生が派遣留学プログラムに参加しました。帰国した4人の学生が留学先で得られた経験や学びの成果を発表する報告会を開催しました。その様子をお届けします。

少し緊張気味で順番を待つ派遣留学生たち。この日のために用意した原稿に直前まで目を通していました。

少し緊張気味で順番を待つ派遣留学生たち。この日のために用意した原稿に直前まで目を通していました。

大学の代表留学生として留学で何を得られたのか、自分の目的は達成されたのか評価が行われます。

大学の代表留学生として留学で何を得られたのか、自分の目的は達成されたのか評価が行われます。

【トリニティ・ウエスタン大学(カナダ)】
留学で見えてきた、新たな自分の可能性
山口莉奈さん(建築デザイン学科2年)

山口さんは中学生の頃から「いつかは海外留学したい」と、抱き続けてきた思いを実現させました。留学当初は自分の発音が相手に伝わりづらく、またネイティブスピーカーの会話スピードも早く聞き取りに苦労したそうです。しかし、伝わらない時は他の言葉に言い換えを行い、会話が早くても根気強く聞くうちに、徐々に理解できるようになり自分の思いを伝えられるようになりました。「留学する前はたくさん不安がありましたが、実際に行ってみると楽しいことばかり。改めて自分自身を見直し成長するきっかけになりました」と報告を締めくくりました。

「留学経験を活かし、本学に来る留学生に日本の魅力を伝える役割を担っていきたい」と山口さん。

「留学経験を活かし、本学に来る留学生に日本の魅力を伝える役割を担っていきたい」と山口さん。

積極性が自分を変え、未来を変える
坂本龍之介さん(生体医工学科3年)

将来は医療業界に就職を考えている坂本さん。外国人患者の対応や海外の医療機器を扱う際、英語力が役立つと思い留学を決めました。最初の2日間は、緊張から上手く生活環境に馴染めなかったそうですが、「これでは留学した意味がない」と奮起。気になったことは恐れずに質問することで徐々に溶け込んでいき、ホストファミリーとの生活や授業、観光スポットを巡る時間が有意義なものへと変化していったことを実感します。「自ら行動することで、周りとの関係も変わり、その後が変わる」と、積極的に行動することの大切さを学びました。

「聞き取れなかった英語は紙に書いてもらい、自分で調べることで解決を図っていきました」と坂本さん。

「聞き取れなかった英語は紙に書いてもらい、自分で調べることで解決を図っていきました」と坂本さん。

国境を越えてできた、絆という宝物
近藤令奈さん(食品生命科学科2年)

学内の国際交流イベントに参加するなど、元々海外への興味が強かった近藤さん。「海外を想像の世界で終わらせるのではなく、自分の目で見てみたい」と、留学に踏み切りました。留学中は、学内の国際交流で出会った留学生と再会を果たせたり、街で偶然優しくしてくれた人とも仲良くなれたりと、多くの出会いがあったことを報告。帰国した今もメールや手紙で連絡を取り合うなど、交流が続いています。留学を経てますます海外への関心が増した近藤さん。「今後も、英語を通して様々なチャレンジを続けていくために、TOEICで高得点を目指す」と、新たな目標を見つけたようです。

「カナダの人はとてもフレンドリー。気持ちを言葉や行動で表すことの大切さを感じました」と近藤さん。

「カナダの人はとてもフレンドリー。気持ちを言葉や行動で表すことの大切さを感じました」と近藤さん。

【瀋陽航空航天大学(中国)】
同じ漢字でも日本と意味合いが変わる、中国文化の奥深さ
手島慶祐さん(電気システム工学科3年)

手島さんが留学した理由は、本学に来ていた中国人留学生との交流を通して中国の文化や言語に興味を持ったから。留学先では、キャンパス内に航空機や戦闘機が展示されていたことや、秋シーズンに入学式が行われていたことなど、異文化を肌で感じました。また、言葉でも漢字は同じでも日本と中国で意味合いが異なる単語があったことです。「たとえば『丈夫』という単語は、中国では『夫』という意味でした」と違いを伝える手島さん。少し戸惑いながらもこうした経験を通して中国語がスキルアップできたことを伝えました。

「もっと中国語を学習し、中国語検定を取得したい」と手島さん。

「もっと中国語を学習し、中国語検定を取得したい」と手島さん。

報告を終えて
終了後、改めて4人に海外と日本の違いを聞くと、みんな共通して「人が親切で優しかった」と話してくれました。「人種の違いに対する壁がなかった」「日本では人目を気にして行動しがちだけど、そんな雰囲気がありませんでした」「フレンドリー、自然と積極的になれる空気がありました」「新聞やニュースで目にする外国のイメージはごく一部。実際に行くことの大切さを感じました」と口々に語ってくれ、自分の視野の広がりが感じられたようです。

左から手島さん、近藤さん、坂本さん、山口さん。次の目標に向かって頑張ってください。報告おつかれさまでした!

左から手島さん、近藤さん、坂本さん、山口さん。次の目標に向かって頑張ってください。報告おつかれさまでした!

4人は人種・文化・価値観の違いを体感し、新たな成長を感じたのではないでしょうか。この経験を今後の学生生活に活かしてください。広島工業大学では留学費用が一部免除になる制度を設けるなど、積極的に留学を支援しています。本学の学生であれば誰でもチャレンジ可能です。興味のある人はぜひ活用ください。