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消費者のインタビューからニーズを発見し、新たな商品を生み出せ 「Calbee Future Labo商品企画発表会」でJCDの学生が発表しました

2020.03.04

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広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター(通称:JCDセンター)では、女子学生がさまざまな活動を通して、社会で必要なスキルを磨いています。Calbee Future Labo(通称:CFL)はカルビー株式会社のなかにある、新しい発想で商品開発に取り組んでいるチームです。JCDセンターの女子学生はCFL研究生として参画し、約9ヵ月間商品企画のためにインタビュー活動を行ってきました。2月6日、その集大成となる商品企画発表会が行われました。女子学生たちは、いったいどんな商品を企画したのでしょうか。本学の学生の発表をお届けします。

発表会場はBIG FRONTひろしま7階。同じCFL研究生として活動している県立広島大学の女子学生と合同で行われました。

発表会場はBIG FRONTひろしま7階。同じCFL研究生として活動している県立広島大学の女子学生と合同で行われました。

職場や移動中の間食を、より気軽に
商品企画発表会は、県立広島大学から2チーム、本学から1チームの計3チームで行われました。本学の発表者は食品生命科学科1年の朝倉愛己さんと上田めぐさん。2人は、アンケート・インタビュー調査から女性は職場や移動中に間食することが多いというニーズを発見しました。しかし食べ物の匂いや開封時の音など、周りに迷惑をかけてしまわないか、という問題点があったことも報告。そこで匂いを密閉し、開封時も音がしないチャック式の食品携帯用パッケージ、名付けて「コッケージ」を企画。バッグに入れても中身が型くずれしないようマチを広く設計し、コの字の切り取り線をつけることで手提げにすることもできる商品を発表しました。

発表する朝倉さん(左)と上田さん(右)。「みなさんは、電車内や職場での飲食をどう思いますか?」と、聴衆に問いかけます。

発表する朝倉さん(左)と上田さん(右)。「みなさんは、電車内や職場での飲食をどう思いますか?」と、聴衆に問いかけます。

開発したコッケージを見せる上田さん。透明のデザインにすることで、バッグに入れてもすぐ見つけられるようにしました。

開発したコッケージを見せる上田さん。透明のデザインにすることで、バッグに入れてもすぐ見つけられるようにしました。

手提げ式なのでベビーカーのフックなどにもかけられることから、子どものお菓子の携帯など、汎用性の高さもアピール。

手提げ式なのでベビーカーのフックなどにもかけられることから、子どものお菓子の携帯など、汎用性の高さもアピール。

参加者からの質問にも一つひとつ丁寧に答えていきます。

参加者からの質問にも一つひとつ丁寧に答えていきます。

発表後はお菓子を囲んで参加者全員で懇親会が開かれました。

発表後はお菓子を囲んで参加者全員で懇親会が開かれました。

最後にCFLの山邊昌太郎さんが「スライドにイラストを入れたり、寸劇をしたりと工夫を凝らした発表が素晴らしかった」と総評。

最後にCFLの山邊昌太郎さんが「スライドにイラストを入れたり、寸劇をしたりと工夫を凝らした発表が素晴らしかった」と総評。

発表を終えて
朝倉さんと上田さんに改めて話を聞きました。

朝倉さん
「今回の経験を通して商品企画の大変さが身に染みて感じました。お店に並ぶ商品を見ると『どんなニーズがあってこの商品が生まれたのか?』と、考えるようになり見方が変わりましたね。インタビューは大変でしたがどうしたら話しやすくなるのか、質問の仕方などを工夫する力がつきました」

上田さん
「はじめは移動中や職場で間食しやすいお菓子の企画を考えましたが、競合商品がすでにたくさんあることから2人でパッケージに着目。自分の好きな食品を入れられるので、他にはない商品となるのではないかと思いました。インタビューでは、自分にない多様な価値観を知ることができ、貴重な体験になりました

ニッコリ笑顔の2人。朝倉さん(右)は、参加メンバーの中で最多の21回のインタビューを実施し、表彰も受けました。

ニッコリ笑顔の2人。朝倉さん(右)は、参加メンバーの中で最多の21回のインタビューを実施し、表彰も受けました。

朝倉さん、上田さん、約9ヵ月におよぶインタビューと企画発表、お疲れさまでした。この経験を今後の授業や将来に役立ててください。さらなる活躍を期待しています。

JCDセンター