講義棟「三宅の森 Nexus21」

「三宅の森 Nexus21」のコンセプトは「海と連なる森のキャンパス」!

講義棟の名称は「三宅の森 Nexus21」

「三宅の森 Nexus21」は、学校法人鶴学園50周年記念事業として、構内に点在する築年数の経過した講義棟に代わり、学生に新しい学習の場を提供すること、また、学生に関わる部署等も集約することを目的に建設されました。

Nexus(ネクサス)とは「絆(きずな)」を意味します。

広島工業大学は、1961(昭和36)年に広島工業短期大学として深い緑の森に囲まれたこの五日市三宅で生まれ、これまで建学の精神「教育は愛なり」と教育方針「常に神と共に歩み 社会に奉仕する」を具現化することで、倫理観を持った技術者の育成に取り組んできました。

その伝統を受け継ぎ、三宅の森の新しい学舎に集う若者たちに「21世紀を生き抜く知性」を育んでもらうとともに、過去と未来、教職員と学生、先輩と後輩、男子と女子、大学と地域の「新しい絆」が形づくられることを願い、この建物を「三宅の森 Nexus21」と名付けました。

「三宅の森 Nexus21」の概要

2007年6月1日に工事を開始し、2008年12月25日完成、2009年1月9日に竣工式を執り行いました。工期は約19ヶ月、総工費約74億2,400万円、延床面積約3万6,171m²、高さはおよそ50m。10階建ての高層棟は鉄骨造、2階建ての低層棟は鉄筋コンクリート造です。

1階に保健室・学生相談室・教員控室・防災センター、一部に学園の史料館が配置されており、1階から2階にかけて599人収容の大ホール「デネブホール」があります。
また、低層棟1階部分にはエネルギーセンターが配置され、30台の駐車スペースも用意されています。

2階には、PC教室等が配置され、アゼリア広場を臨む、カフェコーナーを設けた448席の大食堂を新設しています。

3階には、情報システムメディアセンター・教育学習支援センター・PC教室ならび学生の自学自習の場として、オープンラボラトリ・ラーニングコモンズが配置されています。

4階には、学務部・就職部・売店ならびに学生のくつろげる空間として、コミュニケーションプラザ等が配置されています。また、この階は本館・新1号館へアクセス可能です。

5階から10階は、講義室・演習室が配置され、全部で58室、6,970人の学生が収容可能です。

また10階には、瀬戸内海を一望できるスカイテリア(多目的ホール)が用意されています。

「三宅の森 Nexus21」の特徴

省エネ・環境問題への取り組みとして、天然ガスによる自家発電を行い、その際発生する排熱を空調エネルギーに有効利用する「コージェネレーションシステム」を導入しています。CO2の排出を抑えるとともに、電気の使用量を抑えることができます。

さらに、空調機器、衛生機器、照明器具などはすべて省エネ型のものを採用し、トイレの洗浄水、植栽の散水栓には雨水・井水を利用しています。また、窓からの反射光を天井面へ導き、窓面輝度を抑制するとともに、照明の負担を抑えるルーバーによる「ライトシェルフシステム」も導入しています。

この建物の構造の特徴としては、柱にはCFT造を採用し、鋼管とコンクリートの長所を最大限に利用する事で高耐力、ならびに高い変形能力で耐震性能を向上させており、地震時の水平変形を最大30%程度低減させる粘性ダンパーや、大スパン部床には上下方向に対する居住性能を向上させるため、床上下振動用制振装置も設置しています。

この粘性ダンパー(下に写真有り)は4~10階廊下に設置し、教材として視認できるよう配置されおり、8階の805教室(324人収容の多目的講義室)は、教室の天井をスケルトンとし、構造部材、床制振装置、設備機器を直接見えるようにデザイン(下に写真有り)しています。
また、各所にバリアフリーに対応した機能を持たせた建物となっています。

<完成写真一覧>

  • 外観(南側)

  • 外観(北側)

  • 外観(食堂屋上から南側を望む)

  • エントランス

  • デネブホール

  • デネブホール

  • 食堂カウンター

  • 食堂

  • 食堂

  • 粘性ダンパー

  • 粘性ダンパーの各階の様子
    (各階で色が違います)

  • 教材として視認できる
    床制振装置他

「三宅の森 Nexus21」工事進捗写真(起工から竣工まで)一覧

「三宅の森 Nexus21」の規模

建物名称 学校法人鶴学園 広島工業大学 「三宅の森 Nexus21」
建設場所 広島市佐伯区三宅2-1-1
竣工日 2009年1月9日
建築面積 6,891.85m²
延床面積 36,171.70m²
構造規模 講義棟:鉄骨造・RC造、地上10階PH1階
約32,800m²
エネルギーセンター・駐車場:
約2,224m²
最高高さ 50m(地上10階建て)
地域地区 第一種中高層住居地域・防火指定なし
建ぺい率 60%
容積率 200%
駐車台数 屋内 27台(内 身障者用1台) 屋外 3台 計30台
昇降機 乗用エレベーター:24人乗り 105m/分 2台
非常用エレベーター:24人乗り 105m/分 2台
サービスエレベーター:60m/分 1台
エスカレーター:15台
講義室等

1~3階ホールおよび特別教室
デネブホール(601人)×1室=601席(内車イス用2席)
PC教室×5室=460席
1~3階総席数 1,061席

5階以上講義室等
60人教室×1室=60席
84人教室×12室=1,008席
111人教室×2室=222席
120人教室×28室=3,360席
160人教室×2室=320席
168人教室×4室=672席
240人教室×2室=480席
320人教室×1室=320席
324人教室×1室=324席
演習室(36人)×4室=144席
演習室(60人)×1室=60席
5階以上講義室等総席数 6,970席

講義室以外

1階:学生多目的スペース、学生相談室、保健室、エントランス、
ロビー、教員控室、エネルギーセンター、防災センター、鶴学園教育史料館等

2階:食堂(448席)等

3階:教育学習支援センター、情報システムメディアセンター、
オープンラボラトリ、ラーニングコモンズ、会議室等

4階:この階から現在の新1号館グランドレベルに連結
コミュニケーションプラザ(400m²)、売店(240m²)、学務部、就職部、会議室 等

10階:スカイテリア(多目的ホール)(165席)

5階~10階:各フロアにラウンジ、テラスを設置

各階:各種ベンダー・環境備品等設置

講義棟「三宅の森 Nexus21」