大学院
博士前期課程
工学系研究科
機械システム工学専攻

21世紀の産業社会に対応できる
機械技術者・研究者を育成します。
現在、機械の世界は、“情報機能”の付加による高機能化、高能率化、高信頼化が強く求められています。本専攻では、学部で学んだ機械工学の基礎をもとに、これからの社会に対応できる創造力豊かな機械技術者・研究者を、「構造機能」「生産・加工」「エネルギー機能」「システム化機能」の4分野を教育の柱に養成します。
学びの分野
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構造機能分野
機械及び材料の構造機能•特性の高度化、新材料の開発と設計などに関する理論と応用を学ぶ分野です。材料組織と強度特性の関係、表面改質の構造材料と機能材料への応用、新素材や複合素材の力学的挙動の解析や安全性評価、腐食環境・超高温・超低温などでの使用に耐える超環境性を有する先端材料など、材料科学、機械材料学、材料強度学、先端材料学などの分野を追究します。
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生産・加工分野
新しい加工技術の開発と応用、生産管理運営システムの合理化などに関する理論と応用を学ぶ分野です。生産プロセスの最適化を目指して、加工機械の高度化・高能率化、加工プロセスの最適化手法、製品の多様化に応える生産システム設計へのアプ口―チなどについて研究します。
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エネルギー機能分野
エネルギーの利用、変換の高効率化、新システムの開発などに関する理論と応用を学ぶ分野です。流体工学の基礎的な問題及び流体機械への応用、熱工学、伝熱、燃焼などに関する諸問題、熱原動機に関するテーマを通して、流体·熱エネルギーの有効利用、エネルギーの効率的変換について研究を進めます。
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システム化機能分野
高度で緻密な制御関連機器や知的なシステムの開発などに関する理論と応用を学ぶ分野です。機械システムのモデリングと制御則からスタートし、実システムの計測・制御支援まで研究します。特に機械構造体の振動制御問題や、複雑大規模システムのモデリング法、ロボットシステムの制御、各種制御系の設計や知能化技術などは重点項目です。