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公開シンポジウム

最新の科学技術や日常の身近な問題についての講演と、パネルディスカッションを行う興味深いシンポジウムです。

開催内容

2023年度 テーマ

テクノロジーで食の未来を創る~フードテックが創り出す新しい食生活

案内チラシ

近年、大きなトレンドとしてX-Tech(クロステック)が注目されている。X-Techとは、既存の産業やビジネスなどにIoT、AI、ビッグデータ、ロボティクスなどの先端テクノロジーを掛け合わせたものの総称である。その流れは、古い産業分野である食品産業にも押し寄せており、食と先端技術が結びついたFoodtech(フードテック)分野の取り組みが世界的に勢いを増している。フードテックの兄弟的な存在としてアグリテックがある。日本ではスマート農業という呼び名が浸透しているが、アグリテック自体は、食品素材を生産する技術という事もあり、フードテックに含めることも多い。フードテックは、国土面積が狭く、食糧自給率も低い日本にとって、食糧安全保障や産業振興などの面で重要なキーテクノロジーになると期待されている。本シンポジウムでは、「テクノロジーで食の未来を創る」と題し、近年急速に進められている食品工場の機械化について紹介する。次に、一般の方々にも身近な、食品流通、小売り業への情報システムの導入事例について紹介する。さらに、アグリテック関連として、食品素材を生産する現場である農業現場へのテクノロジー導入事例について紹介する。最後に、本学における食と工学の結びつきについて、フリーズドライ技術を中心として紹介する。休憩後に、パネルディスカッションを行い、フードテック関連技術の今後の可能性、食の未来について意見交換を行い、参加者のフードテックに対する理解を深めていく。

日時

令和5年12月17日(日)13:00~16:15

場所

広島国際会議場 国際会議ホール「ヒマワリ」(定員264名)
広島市中区中島町1-5

プログラム
開会 挨拶

広島工業大学 学長 長坂 康史

第1部 講演 13:05~15:05

講演(1):フードテックとは?~農学と工学の新たな出会い~
広島工業大学 フードテック教育研究推進センター センター長 生命学部 食品生命科学科 教授 角川 幸治

講演(2):フードテックを基盤とした食品産業の現状と今後について~食品機械を中心に~
株式会社前川総合研究所 代表取締役社長 篠崎 聡

講演(3):お米の新しい加工技術と食に関わるサステナブルな取り組み事例について
株式会社サタケ 経営本部グローバルイノベーション推進室 主事 植向 直哉

講演(4):たかが味噌汁、されど味噌汁~フリーズドライのひみつ~
広島工業大学 生命学部 食品生命科学科 教授 畠中 和久

休憩10分

第2部 パネルディスカッション 15:15~16:05

「フードテックが創り出す食の未来」
コーディネータ:広島工業大学 フードテック教育研究推進センター センター長 生命学部 食品生命科学科 教授 角川 幸治
パネリスト:第1部の講演(2)(3)(4)の講演者3名

閉会 挨拶
後援

経済産業省中国経済産業局、広島県、広島県教育委員会、広島市、広島市教育委員会、中国・四国工学教育協会、公益財団法人ひろしま産業振興機構、広島商工会議所、公益財団法人中国地域創造研究センター、中国新聞社、日刊工業新聞社

対象

一般市民(高校生含む)

参加費

無料

申込方法

事前に本学ホームページから申込(先着264名)

過去の開催テーマ

2022年度 第36回公開シンポジウム「TECH SESSION 未来に必要なテクノロジーを語ろう」

2021年度 第35回公開シンポジウム「瀬戸内海におけるSDGs、ブルーエコノミー」

2019年度 第33回公開シンポジウム「Society5.0時代の波に乗ろう」

2018年度 第32回公開シンポジウム「AIが奪う仕事、AIが創る仕事」

2017年度 第31回公開シンポジウム「広島発 未来につながるクルマづくり」