広島工業大学 女子学生キャリアデザインセンター

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藤田 訓子さん
株式会社バンダイ
プレイトイ事業部
ベーシックトイチーム リーダー

藤田 訓子さん

女性であること、
母親であることが、
私らしいキャリアの原動力となる!(2008年3月取材)

オモチャの業界は意外に男社会…。だからこそ女性らしさが活かされる

オモチャの業界は意外に男社会…。だからこそ女性らしさが活かされる

バンダイで知育玩具の企画開発を手がける藤田さん。一昨年、出産を経験したばかりのワーキングマザーでもある彼女に、女性が社会で働き続けることについて聞いてみました。

「企画開発に配属される以前は、営業職だったのですが、そこでは男社会であるオモチャ業界の洗礼を受けました(笑)。というのも、当社の場合、玩具の流通ルートを問屋さんにご協力いただいているのですが、問屋さんは男ばかりの社会。昔気質で実直な方が多く、学校出たての新米女子社員が信用を得るのはなかなか大変でした。しかし、逆の見方をすれば、“男社会だからこそ女性らしさが心強い味方になる”ものです。あえて女性らしい柔らかな物言いなどを心がけた結果、企画開発に籍を移した今でも、柔らかな対応や細かい気くばりは、私の大切な財産となっています。女性が社会で働き続けるには、男性と肩を張り合うよりも、女性らしさを個性ととらえ、自分にしかできない働き方をみつけることが必要です。当社は女性社員が全体の約3割と少ないものの、産休復職率は100%を誇ります。社内の理解や協力はもちろんのことですが、男社会に鍛えられ、女性らしい自分なりの働き方を磨いた結果が、この数字につながっているのだと思います。甘やかすばかりでは、かえって女性のためにならないということですね(笑)」

働き方のセルフプロデュースが、女性のキャリアの強い味方となる!

働き方のセルフプロデュースが、女性のキャリアの強い味方となる!

女性のキャリアにおいて、出産はひとつの転機。そこで、一昨年、育児休暇を経験したばかりの藤田さんに、出産前と出産後の働き方の変化についても聞いてみました。

「約半年の育児休暇を経て、昨年の春に元の職場へ復帰したのですが、しばらくぶりの職場はハンディを感じるよりも、むしろこれまでと異なる働き方を自分なりに模索することに必死でした。現在は10〜4時までの時短勤務制度を利用していますが、チームリーダーとして、いかに後輩たちの協力を得るか試行錯誤しながら、短い時間を有効活用した密度の濃い働き方を心がけています。しかし、そうは言っても、仕事が大詰めになると、やむを得ず残業も必要です。そんな時は主人に“今日は〈とことん残業日〉ね!”と宣言して、育児を主人に任せて、心おきなく残業にのぞんでいます。同僚であり、同じ企画開発に携わっているせいか、主人の理解や協力は本当にありがたいものです。私の個人的な考えですが、「子育て=女性」と思われがちだけど、男性の育児参加を応援する風土が社会に育てば、もっと子育てにやさしい社会になるのではないか…なんて、考えたりもしています」

子どもを持ってから、初めてわかる消費者の思い

子どもを持ってから、初めてわかる消費者の思い

働き方だけでなく、考え方などにも大きな影響を及ぼす出産。最後の質問では、出産がキャリア面でどのような好影響を与えているか、聞いてみました。

「当社において、企画開発という仕事は、一人ひとりがプロデューサーのような役割を担っています。スタッフはそれぞれが複数の開発を担当し、同時進行で商品のアイデア出しから、開発、マーケティングまでの過程を、すべて一人で担当します。もちろん専門的な部分は、外部スタッフなどに協力してもらいますが、進行管理は個人の責任。各自は年間売上目標をカバーする開発が必須となります。そうした開発の仕事でキモとなるのは、やはりアイデア!そして、そのアイデアのソースとなるのが、消費者を代表するモニターの声なのですが、母になってから、より共感して、耳を傾けるようになりました。知育玩具のモニターは、私と同じような乳幼児を抱えるお母さんたち。彼女たちが配慮する玩具の安全性やちょっとした使い勝手などが、今の私には我がことのように感じられます。また、そうしたお母さんの声を代弁して、親子のお出かけがさらに楽しくなる商品アイデアなども誕生しました。女性を個性ととらえるのと同様、ワーキングマザーというスタンスを個性と考えると、独創性が求められる商品開発の分野では大きな力となります。女性であることも、母であることも、私にとっては、私にしかできない仕事の原動力なのです」

(c)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV

株式会社バンダイ
プレイトイ事業部
ベーシックトイチーム リーダー
藤田 訓子さん
Noriko Fujita

1997 年バンダイ入社。入社当初は仕入課配属。翌年からはみずから希望した営業部門に配属となる。企画開発チームへの異動は2000年からで、以後、ずっと企画 開発部門に従事。2006年春にはベイシックトイの企画開発チームリーダーに就任し、同年10月、約半年間の育児休暇を取得。現在は元の職場に復帰し、同 僚でもあるご主人と1歳7カ月のお嬢さんに囲まれ、ワーキングマザーとしてのキャリアを重ねる。
(2008年3月取材)

藤田 訓子さん
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