ペットボトルロケット発射実験を通して、理科好きの子どもを増やしたい 理科実験教室「JCDキャロット」開催

2019年07月24日

「子どもたちにもっと理科を好きになってほしい」という思いで、小学生を対象とした理科実験教室を行っている「JCDキャロット」。広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター(通称JCDセンター)の活動のひとつとして、2008年から学生が主体となって取り組んでいます。「みんなで飛ばそう!ペットボトルロケット」は、毎年企画しているJCDキャロットの大人気の教室。6月22日、本学に子どもたちを招いて、ペットボトルロケットの製作から発射まで行いました。その様子をご紹介します。

続々とスカイテリアに子どもたちが集まってきます。テーブルに準備されているペットボトルロケットの材料を前に待ちきれない様子。

続々とスカイテリアに子どもたちが集まってきます。テーブルに準備されているペットボトルロケットの材料を前に待ちきれない様子。

JCDのキャラクター「キャロミ」も子どもたちの応援にかけつけました。

JCDのキャラクター「キャロミ」も子どもたちの応援にかけつけました。

飛ぶ仕組みをわかりやすく解説し、製作開始!
「なぜペットボトルロケットが飛ぶのか、わかりますか?」女子学生が子どもたちに問いかけ、理科実験教室はスタートしました。作用・反作用の力を利用して飛ぶペットボトルロケット。この原理を説明するため、女子学生2人が両手で押し合いをはじめました。「お互いに押し合っているのに、反対に押し返されてしまいます。この力でペットボトルロケットは飛びます」と解説する女子学生。難しい原理を子どもたちに理解してもらうためには、どうすればいいのか。教えることを通して女子学生たちも成長のきっかけになっています。

子どもたちの前で実演を交えて原理説明をする女子学生。「みんなもやってみましょう!」

子どもたちの前で実演を交えて原理説明をする女子学生。「みんなもやってみましょう!」

「本当だ!後ろに押し返される!」と子どもたち。体感してもらうことで、原理をイメージしてもらえたのではないでしょうか。

「本当だ!後ろに押し返される!」と子どもたち。体感してもらうことで、原理をイメージしてもらえたのではないでしょうか。

なぜ飛ぶのかを理解できたら、いよいよ製作開始!パーツを一つひとつ切り抜く作業からスタート。

なぜ飛ぶのかを理解できたら、いよいよ製作開始!パーツを一つひとつ切り抜く作業からスタート。

カッターを使う作業は、安全に配慮して女子学生がサポートします。

カッターを使う作業は、安全に配慮して女子学生がサポートします。

パーツができたら組み立て作業へ。カラーテープを使って一つひとつ丁寧に貼り合わせていきます。

パーツができたら組み立て作業へ。カラーテープを使って一つひとつ丁寧に貼り合わせていきます。

仕上げは、イラストを描いたり、色付けしたりして自分だけのオリジナルデザインに。

仕上げは、イラストを描いたり、色付けしたりして自分だけのオリジナルデザインに。

より遠くを目指して、無我夢中になる子どもたち
完成したら、お待ちかねの打ち上げ実験です。自作したペットボトルロケットを握りしめ、早足で第3グラウンドへ向かう子どもたち。実験は1人2回行い、飛距離を競い合いました。「3.2.1、発射!」のカウントダウンとともに、勢いよく水しぶきを上げながらロケットは大空へ舞い上がります。「もっと遠くへ飛ばすにはどうしたらいいのだろう?」子どもたちは水の量や羽の位置、空気圧のかけ方に工夫を凝らし夢中になっていました。

水の量を自分で調整する子どもたち。「水を入れ過ぎると上手く飛ばないかもしれないよ」と女子学生がアドバイス。

水の量を自分で調整する子どもたち。「水を入れ過ぎると上手く飛ばないかもしれないよ」と女子学生がアドバイス。

次にロケットを発射台にセットし空気を入れます。子ども一人では大変な作業なので、女子学生も一緒にお手伝い。

次にロケットを発射台にセットし空気を入れます。子ども一人では大変な作業なので、女子学生も一緒にお手伝い。

発射レバーを強く握ると、「ブシューッ!」と音を立てて空高く飛んでいくロケット。「うわーっ!!」と、歓声を上げる子どもたちの目は、キラキラと輝いていました。

発射レバーを強く握ると、「ブシューッ!」と音を立てて空高く飛んでいくロケット。「うわーっ!!」と、歓声を上げる子どもたちの目は、キラキラと輝いていました。

参加した子どもたちに感想を聞きました。
林恵佑くん(1年生)
1回目の発射ではあまり飛ばなかったけど、空気の量をたくさん入れたら、2回目は遠くに飛びました!

夘野花梨さん(3年生)
「ロケットのパーツを作る時、大学生のお姉さんにホッチキスの止め方などを教えてもらったので上手くつくれました

「はじめてのペットボトルロケットだったけど、すごく飛んだので楽しかった。大学生のお姉さんたちがとても優しかったです」と林くん。

「はじめてのペットボトルロケットだったけど、すごく飛んだので楽しかった。大学生のお姉さんたちがとても優しかったです」と林くん。

「ものづくりも実験も大好き!また参加して、次はもっと遠くに飛ばしたいです」と夘野さん。

「ものづくりも実験も大好き!また参加して、次はもっと遠くに飛ばしたいです」と夘野さん。

子どもたちに楽しんでもらうためには、自分たちも楽しむこと
JCDキャロットは現在13人で活動しています。このプロジェクトは、企画・運営はもちろんのこと、告知や参加者への連絡など運営に関することは全て自分たちで行っています。その中で、彼女たちが大切にしているのは「自分たちも楽しむ!」こと。リーダーの下紺澪さん(生体医工学科2年)は、「授業やサークルと両立しながら準備していくのは、時に大変なこともあります。でも自分たちが楽しんでいなかったら、子どもたちも楽しいはずがありません。情報共有をしっかり行い、メンバーで助け合いながら、自分たちも笑顔で活動できるように心がけています」と語ってくれました。

打ち上げ中、全く飛ばなかったロケットがありましたが、すぐに女子学生がかけつけ、飛ぶように改善。突然のトラブルにも臨機応変な対応を見せていました。

打ち上げ中、全く飛ばなかったロケットがありましたが、すぐに女子学生がかけつけ、飛ぶように改善。突然のトラブルにも臨機応変な対応を見せていました。

「自分たちの企画で子どもたちが笑顔になってくれることが何よりも嬉しい。この活動の魅力のひとつです」と下紺さん。

「自分たちの企画で子どもたちが笑顔になってくれることが何よりも嬉しい。この活動の魅力のひとつです」と下紺さん。

終了後、すぐに今回の反省会を行うJCDキャロットのメンバーたち。現状に満足することなく、常に向上心を持って活動に取り組んでいます。

終了後、すぐに今回の反省会を行うJCDキャロットのメンバーたち。現状に満足することなく、常に向上心を持って活動に取り組んでいます。

今後もさまざまな理科実験を予定しているJCDキャロット。今回の経験を生かし、さらに楽しい理科実験を実現してくれることを期待しています。

JCDセンター