技能検定3級(手書き製図)に7名の学生が合格~機械システム工学科・知能機械工学科

2021.07.09

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機械システム工学科・知能機械工学科在籍の学生の希望者は、毎年【技能検定/機械・プラント製図(機械製図手書き作業) 2級、3級】を受検しています。 2021年1月に実施された検定の課題は、製図指導担当の日吉孝義先生をして「 "2.5級"と呼んでもいいい」ほどの難問。にも関わらず、見事7名の学生が合格、3級の資格を取得しました。
そして2021年6月25日、7名の合格者に証書と記念品を手渡す手交式が開催されました。

検定3級の資格を取得した学生に、日吉先生から合格証書と記念品が手渡されました。

検定3級の資格を取得した学生に、日吉先生から合格証書と記念品が手渡されました。

「3時間という試験時間内で製図を完成させるのは大変でした」
と振り返るのは、知能機械工学科3年 若松和輝さん(広島県立海田高等学校出身/広島県)。2020年度はコロナ禍によるオンライン授業だったため、手書き製図の授業もドラフターを使うことがほとんどできませんでした。
「製図のオンライン授業の後、授業時間内で仕上げられなかった箇所を何度もやり直していました。確かにドラフターは使えなかったけど、家でしっかり復習していたのがよかったのだと思います。先生の"わからない点に固執せず、できるところから進めていけ"というアドバイスも助かりました。おかげで、わからない点にぶつかっても慌てずに対処できたから」

「手で書いて覚えることの大事さを改めて実感しました」と若松さん。

「手で書いて覚えることの大事さを改めて実感しました」と若松さん。

一方、ずっとドラフターを使わない製図をやってきたことが自分には良かったと語るのは、機械システム工学科3年の垰明穂さん(広島県立広島国泰寺高等学校出身/広島県)です。
「オンライン製図を進めるため、通常の製図用紙ではなく方眼紙を使ってドラフター無しでも平行線や直角線を引きやすくするなど、先生方は工夫を凝らして授業してくれました。おかげで私たちも、三角定規やコンパスを駆使して課題を仕上げるのに慣れていたんです。いざ受検となり、ドラフターを使って製図すると "なんて便利なんだろう"と感じて。普段以上にリラックスしてできました」
途中何度か間違いはあったものの、終始冷静に受検した垰さんは、時間内に図面を完成させたそうです。

「先生に助言されて持ち込んだ蛍光ペンも、自分の作図範囲の確認にとても役立ちました」と垰さん。

「先生に助言されて持ち込んだ蛍光ペンも、自分の作図範囲の確認にとても役立ちました」と垰さん。

ものづくりの現場ではCAD設計が中心。ですが1年間学んでみて、2人は改めて"手書き"の価値を再認識した、とのこと。
「視覚・聴覚・触覚など五感を使って書くと、一度頭に入ったことは忘れないですね」 との垰さんの言葉に、若松さんも
「手で書くと、部品の具体的な姿が直感的に浮かんでくるようになりました」と賛同します。
製図担当の日吉先生は
「設計とは、対象を理解しながら、組立図を作成し、製作するための部品図を書く作業です。手書き製図を経験すると製品の全体像を直感的にイメージできるようになるので、構造を把握しやすくなるのです。"手を動かす"という作業の積み重ねが、頭の中で三次元モデルを想像できるようになるわけですね。CAD操作だけ覚えても、この直感は生まれません」
と、手書き製図の意義を強調しました。

「手書き製図を経験していなければ、CADもうまく使えないものです」と語る日吉先生

「手書き製図を経験していなければ、CADもうまく使えないものです」と語る日吉先生

「技能検定3級は就活にも役立つ資格です」と長町教授

「技能検定3級は就活にも役立つ資格です」と長町教授

7名の合格者のみなさん。この成果を糧に、今後もがんばってください。

7名の合格者のみなさん。この成果を糧に、今後もがんばってください。

技能検定3級という難関を突破し、垰さんは、
「次は2級にチャレンジしたい。将来に向け、できるだけ高い壁を超えたいです」
また若松さんは、
「設計・製図分野でも活躍できるのではないか、と将来の選択肢が広がりました」
と、抱負を語ってくれました。

合格した7名の学生のみなさん。おめでとうございました。

※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。