最新の技術やユニークな研究を体感~オープンキャンパス開催

2021.08.07

このニュースは、クローズされました

2021年7月18日、本学でオープンキャンパスを開催いたしました。
今年は事前申込み制とし、来場時間を分散させるなど感染対策を徹底したうえで、来場型とWEBオープンキャンパス、LIVE配信を行いました。
朝からあいにくの雨模様ながら、多くの高校生と保護者の方々にご来場いただきました。その一部をご紹介します。

  • 電子情報工学科/【スマートアグリ】
    農地の土壌にセンサを差し、水分量を取得。その情報をRaspberry Pi(ラズベリーパイ)という簡易コンピュータで収集し、ネットワークを介して大学の研究室に飛ばします。水分が少ない場合は指示を送り、Raspberry Piにつないだポンプから水を自動供給する。これがスマートアグリ研究です。「労働人口の減少する農業分野こそ、IoTの力が必要」と学生は意義を強調していました。
通信未整備な農作地などで情報精度を上げるのが課題です

通信未整備な農作地などで情報精度を上げるのが課題です

  • 電気システム工学科/【太陽光発電から電力を有効に取り出す方法】
    温室効果ガスを発生せず、再生可能な太陽光発電の重要性が高まっています。しかし、メガソーラーを置いただけでは、ほとんど電力が取れません。適切な制御と運用があって初めて、メガソーラーは発電システムとして機能するのです。そこで蓄電池などを組み合わせ、連系双方コンバータという装置なども活用して、もっと効率的に電力を取得できるシステムを構築する研究が行われています。
システムを改善すれば、曇りの日や夜間でも安定的な電力運用が可能になります

システムを改善すれば、曇りの日や夜間でも安定的な電力運用が可能になります

  • 機械システム工学科/【ドローンをプログラミングして飛ばそう】
    簡単なプログラミングで飛ばせるドローンを用いた飛行体験が行われました。学科では、ドローンを使って遠隔地の風景を撮影し、目的とする対象物を自動探索させるといったシステムの研究などが行われています。研究を日々行う学生たちにとって、ドローンは手足のようなもの。学生たちのアドバイスで、高校生もすぐに慣れ、自在に上昇・後退させていました。
この日は屋内限定でしたが、通常は屋外を自在に飛行させ、研究に役立てています

この日は屋内限定でしたが、通常は屋外を自在に飛行させ、研究に役立てています

  • 知能機械工学科/【次世代モビリティー技術を体験】
    進化する車の自動運転技術。しかし、100%システム任せの運転ではなく、自分の手で車を運転する喜びを味わいたい、というドライバーも大勢います。そこで、ドライバーとマシンがコミュニケーションしながら、運転する喜びを提供する「シェアードコントロール」の研究が進められています。ドライバーが思い通りに車を操り、システムは安全面をサポートする。人とマシンの一体化が、次世代の車に求められているのです。
自動運転シミュレータ。ハンドルを離すと、人に代わってシステムが車を操ります

自動運転シミュレータ。ハンドルを離すと、人に代わってシステムが車を操ります

  • 環境土木工学科/【防災・減災と土木技術】
    谷あいを勢いよく落ちてくる岩。そして川下に広がる住宅を次々に押し流す。そんな土石流の発生するメカニズムについて、学生が模型を使い解説していました。川の上流に砂防ダムがあると、岩の動きが止まり、被害を最小限に抑えられるということも、模型で示されるとよく分かります。自然災害の発生する要因を知り、土木技術を使った効果的な予防策につなげたい、と学生たちは研究を続けています。
砂防ダムを設置した模型を使用し、来場者へ土石流のメカニズムを説明

砂防ダムを設置した模型を使用し、来場者へ土石流のメカニズムを説明

  • 建築工学科/【建築屋たちの活動紹介】
    島根県安来市の「のき白鳥の里」は、白鳥の飛来地として有名。ここに求められる観光施設を学生が設計・提案しました。それが「たばこする建築」です。特徴は川辺に向かって作られた足湯。湯に足を浸けて川面を眺めると、羽を休める白鳥と目が合うのです。白鳥と人間が目線を合わせながら、穏やかな風景をのんびり楽しめます。ちなみに「たばこする」とは島根方言で「休憩する・一服する」の意味です。
中四国の学生の建築物を集めた展示会でも高く評価され、プロ建築家の賞もいただきました

中四国の学生の建築物を集めた展示会でも高く評価され、プロ建築家の賞もいただきました

  • 情報工学科/【ナノ・マイクロ世界を調べる分光計測技術】
    マイクロ(1000分のミリ)サイズやナノ(100万分の1ミリ)サイズの極小世界を正確に捕捉するには、邪魔なノイズを除去するための情報工学が欠かせません。情報工学科では、光計測技術を用いたバイオセンサ開発に挑戦しています。バイオセンサとは、生体分子の機能を利用し、病気や環境汚染の原因物質(分子、ウィルス、細菌など)を検出するもの。高性能のバイオセンサができれば、医療や環境分野の発展に貢献するでしょう。
バイオセンサを用いると、血液や唾液を一滴垂らすだけで、ウィルスなどが従来より早く検出できます

バイオセンサを用いると、血液や唾液を一滴垂らすだけで、ウィルスなどが従来より早く検出できます

  • 情報コミュニケーション学科/【C言語学習支援システム】
    どんな教科でも、学習する上で重要なのは、最終的な答えが合っているかどうかではなく、解答に至る筋道を理解することです。それができていなければ、未熟な学習者は何度も同じ箇所で間違います。そこで、正しい論理展開を理解するための学習支援システムを開発。学習者のレベルに応じて選択肢があったり虫食い問題があったりと難易度が変わり、問題を最後までクリアすることにより、正しい筋道が身につくのです。
この学習支援システムは既に実際の講義でも使用し、学生のレベルアップにつながっています

この学習支援システムは既に実際の講義でも使用し、学生のレベルアップにつながっています

  • 建築デザイン学科/【未来を体感!デジタルデザイン】
    下の写真は、木組みの間仕切り。木の密集によって視線をさえぎりつつ、空間を完全にシャットアウトしないので、開放感もあります。この間仕切り、実はシステムが自動でデザインしたもの。人間は大まかな方向性を指示しただけで、後はシステムが細かなデザインを行い、構造計算を考慮した加工データに仕上げたのです。これがデジタルデザイン。デジタルデザインを活用すれば、オリジナルな建築が、効率的に実現できます。
同じデザインを人間の手だけで設計するなら、10倍くらいの時間がかかるでしょう

同じデザインを人間の手だけで設計するなら、10倍くらいの時間がかかるでしょう

  • 地球環境学科/【人工衛星データから環境・災害を分析】
    人工衛星から送られるデータを解析・処理して画像化。地域に現れた変化を読み取り、環境・防災問題に役立てる研究が行われています。衛星データを利用する最大のメリットは、広範囲の情報が一度に取得できること。複数の地域で同時多発する豪雨災害などの際、被災状況を網羅的に把握できます。また同地域を長年追っていけば、そこに起こる様々な変化もわかります。学生たちは実習を通じ、衛星データを画像処理する技術を身につけています。
赤い部分は数年で大きく変わった箇所。以前は森だった所にメガソーラーが設置されたことがわかります

赤い部分は数年で大きく変わった箇所。以前は森だった所にメガソーラーが設置されたことがわかります

  • 生体医工学科/【簡単ストレスチェック】
    最新の医療設備の運用法など、医療に関するいろんな知識を学ぶ生体医工学科では、来場者に向けたストレスチェックが実施されました。被検者に試薬を口に加えてもらって唾液を取ります。それを専用モニターに差し込み、アミラーゼ濃度を測ります。唾液中の分泌量が多いと、ストレスが溜まっているということ。被験者の中にはアミラーゼ濃度が60kU/Lを超える人もいて「最近、イライラが多いから」と苦笑していました。
「ストレスを溜めすぎないよう気分転換も大事ですよ」と、学生らは被験者に話しかけていました

「ストレスを溜めすぎないよう気分転換も大事ですよ」と、学生らは被験者に話しかけていました

  • 食品生命科学科/ 【フリーズドライ食品】
    食品を-30℃以下の低温で凍結させた後、真空下で乾燥させるフリーズドライ製法。食品の味を長期間そのままに保つことができるため、インスタント味噌汁などではおなじみの技術です。この製法を利用し、新たな食品づくりに取り組んでいます。ケーキにアイスクリーム、フルーツなど「え?それもフリーズドライできるの?」といったものが、ずらりと並んでいました。いろんな食品に挑戦し、フリーズドライの可能性を広げています。
フリーズドライのケーキ。食感は若干違いますが、味はケーキそのままです

フリーズドライのケーキ。食感は若干違いますが、味はケーキそのままです

  • なんでも大相談会・女子学生キャリアデザインセンター
    そのほか、入試や学費、奨学金、就職など大学生活についての疑問に大学職員や学生が答える「なんでも大相談会」にも多くの高校生や保護者が相談に訪れ、女子学生が主体となって運営する「女子学生キャリアデザインセンター(以下:JCDセンター)」でも、女子高校生がキャンパスの雰囲気や友だちづくりについて相談していました。
大学職員や学生が何でも答える「なんでも大相談会」

大学職員や学生が何でも答える「なんでも大相談会」

女子学生が主体となって運営するJCDセンターのメンバーと、JCDマスコットキャラクターのキャロミ

女子学生が主体となって運営するJCDセンターのメンバーと、マスコットキャラクターの「キャロミ」

受付の様子。来場者の訪問時間に段階的にずらし、密を避けるよう配慮しました。

受付の様子。来場者の訪問時間に段階的にずらし、密を避けるよう配慮しました

コロナ禍で行われた、時間を区切った分散型のオープンキャンパス。
本学の研究や授業、キャンパスの雰囲気について知ってもらうことができたと思います。

現在も、WEBオープンキャンパス特設サイトで200本以上の動画や、総合型選抜(学科課題型)入試対策講座などを公開しています。ぜひご参加ください。
オープンキャンパスへのお申込みはこちら
https://www.it-hiroshima.ac.jp/opencampus/

雨の中ご来場いただいた高校生と保護者のみなさん、ありがとうございました。

※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。