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体験実習を通じて建設業の仕事を知ろう~環境土木工学科

2022.12.16

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将来の進路を検討するにあたり、建設業の業務内容について理解を深めてほしいと、環境土木工学科の3年次生を対象とした体験実習を実施しました。広島建設青年交流会の会員企業や国土交通省 中国地方整備局、広島県のご担当者様にお集まりいただき、作業体験実習と意見交換会を開催しました。

当日は国土交通省 中国地方整備局から6名、広島県の土木建築局・西部建設事務所から7名、広島建設青年交流会の会員企業19社から若手建設技術者を含む28名が参加。中には本学や本学の関連校の卒業生が13名いらっしゃり、久しぶりに訪れた大学を懐かしむ声も聞かれました。

卒業生からお話しをいただき、いよいよ実習がスタート

卒業生からお話しをいただき、いよいよ実習がスタート

午前のプログラムではアスファルト舗装、鉄筋組立、3次元測量の3つの実習を体験しました。
アスファルト舗装実習では、校舎前の道路のアスファルトを剥がした状態から、実際に舗装を体験します。一輪車で運んだアスファルトをレーキでならし、転圧機で固め仕上げました。学生からは「アスファルトの塊が重く、ならすのに力が必要で、思っている以上に難しい」「転圧機が思うように動かず制御が難しかった」などの感想が聞かれました。指導してくださった方々からは「学生たちが自ら手をあげて積極的に取り組む姿が頼もしい」と嬉しい言葉もいただきました。

施工時のアスファルト混合物の温度は150度ほどにも。学生たちは注意しながら作業にあたる

施工時のアスファルト混合物の温度は150度ほどにも。学生たちは注意しながら作業にあたる

企業への就職を目指す片上さん(香川県立高瀬高等学校出身/香川県)は「実際に作業をすると、これまで勉強してきたことの理解が深まりました」と話す

企業への就職を目指す片上さん(香川県立高瀬高等学校出身/香川県)は「実際に作業をすると、これまで勉強してきたことの理解が深まりました」と話す

続いて鉄筋組立実習、3次元測量の体験に移ります。
鉄筋組立は2~3人でグループとなり挑戦しました。事前の説明はなく作業はいきなりスタート。5分の時間を与えられた学生たちは戸惑いながらも、側にいる先輩方に教わりながら組み立てに挑みました。組み終えたらチェックをしてもらい、解体方法も学びながら元の状態へ戻しました。
作業を終えた学生は「コツを掴むまでが難しい」「現場では組み上げた鉄筋に人が乗れると聞いて驚いた」「作業中に現場の話も聞けて勉強になった」など楽しそうに話していました。

その後3次元測量を体験。建設業界も人手不足を補うためにDX化を推進しています。3D測量でできることを教わり、これからの時代は建設を発注する側、受注する側、施工する側すべてで、3D測量から得られたデータを共有しながら作業効率を上げていくようになるなどとお話しをいただきました。

現場の話なども聞きながら、作業手順を教わる

現場の話なども聞きながら、作業手順を教わる

実際に3Dスキャナーで計測を行い、端末で測量結果を確認

実際に3Dスキャナーで計測を行い、端末で測量結果を確認

午後のプログラムでは、意見交換会を行いました。
初めに国土交通省 中国地方整備局と広島県土木建築局の仕事内容について紹介いただき、その後、学生は6つのグループに分かれて、先輩方と話をします。仕事やライフスタイルについてなど、学生からの質問にもざっくばらんに答えていただきました。

なぜ建設に関わる仕事を選んだのかという質問もあり、ぞれぞれの経歴と共に思いをお話しいただいた

なぜ建設に関わる仕事を選んだのかという質問もあり、ぞれぞれの経歴と共に思いをお話しいただいた

参加した学生の植木さん(山口県立新南陽高等学校出身/山口県)と廣瀨さん(香川県立三木高等学校出身/香川県)は、「実際に働く人から話が聞けるのは貴重な機会。どんな話でも聞いて今後の参考にしたいです」と話していました。

地元に戻り公務員を目指すという2人。興味深く話を聞いていた

地元に戻り公務員を目指すという2人。興味深く話を聞いていた

環境土木工学科 学科長 伊藤教授は「今回は国や県など仕事を発注する立場の方々や実際に施工をする地元企業の方々など幅広く参加していただいています。特に地元企業は、地域密着型で仕事内容も広くユニークな企業が多いです。学生が企業の名前を知らないだけということもあるので、そのおもしろさも知ってもらいたい」と話していました。

「このような機会を通じて、自分が働く姿をイメージしてほしい」と伊藤教授

「このような機会を通じて、自分が働く姿をイメージしてほしい」と伊藤教授

建設業を志す学生たちにとって、有意義な1日となりました。ご協力いただいた企業の皆様にも改めてお礼を申し上げます。

※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。