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東京就職活動支援フライトを振り返って

2018.05.31

このニュースは、クローズされました

就職活動解禁日の3月1日、東京での就職を支援するプロジェクト「東京就職活動支援フライト」(以下「東京就活フライト」)を2日間の日程で実施しました。東京就活フライトとは、東京で開催される大規模な合同企業セミナーへの参加や企業訪問、また関東で活躍する卒業生と情報交換できる「卒業生との懇親会」への出席など、広島工業大学独自のプログラムです。東京で得られたものや感じたことをどう就職活動に活かしていくか、東京就活フライトに参加した2人の学生にお話を伺いました。
また、今年はアドバイスをする立場となった卒業生1人にも、自身の経験を振り返ってもらいました。

総勢190名が参加し、今年も充実した時間を過ごしました。

総勢190名が参加し、今年も充実した時間を過ごしました。

宮内那土さん(環境デザイン学科3年)
――東京就活フライトに参加したのは、どんな動機からですか
施設管理のゼミに所属しているので、ゼミでの学びを仕事として生かしたいと思い、不動産管理会社への就職を希望しています。企業研究を進めていましたが、具体的な業務実態や企業間の違いがわからず、東京で活躍する先輩に話を聞きたいと思ったのが参加の動機です。
――事前にどんな準備をしましたか
先輩に投げかける質問を考えました。業務や業界のこと以外でも、入社してからどのようなキャリアを積んで成長していくのかというプロセスも知りたかったので、その点を自分なりにまとめました。
――先輩とのやりとりで、特に印象に残っていることはありますか
自分がエントリーしている企業の業務を詳しく知りたいと思い、その企業のホームページには載っていない、様々な管理物件を教えてもらいました。東京に行った際には、その物件を個人的に見学して回り、また、同程度の他社管理物件も見て、美観性に対するコンセプトの差を把握しました。昨夏にインターンシップを経験しましたが、それだけでは知りえない建物管理の実務についてもお話を聞くことができました。
――東京だから得られたものがありますか
広島ではあまり見ない特殊で大規模な建物、例えばオフィスや病院、ホテルが一体となった多用途なビルが、東京には思いのほかたくさんあることを実感できたのは収穫でした。将来、こういった建物の管理に携われたら、様々な利用者のニーズを一元的に解決するという難易度が高い貴重な経験を積めると感じ、東京で就職したいという気持ちがより強くなりました。
――この東京就活フライトで得たことを、就職活動にどう生かしていきますか
ゼミで学んだ施設管理の手法が、実際の建物を見ることで実践できると感じましたので、大学で学んだこと、そしてこの目で見て感じた素直な気持ちを面接官にしっかりと伝えたいです。
――来年、東京就活フライト参加を考えている後輩にアドバイスを
首都圏の企業への就職を考えている人は、その会社の施設や製品、サービスなどを見学して回ることをお勧めします。広島では知ることができないリアルな情報は、面接時の質問などに生きてくるでしょう。

不動産業界へ就職した先輩からアドバイスをもらう宮内さん(左)

不動産業界へ就職した先輩からアドバイスをもらう宮内さん(左)

寺本勝輝さん(都市デザイン工学科3年)
――東京就活フライトに参加したのは、どんな動機からですか
就職先を地元(中国地方)ゼネコンにするか、東京本社の大手ゼネコンにするか、決めかねていました。学内でも地元企業の情報はいろいろと入手できますが、東京の情報は多くありません。東京ではどんな仕事ができるのかを知りたくて東京就活フライトに参加しました。
――東京での活動、経験で最もプラスになったものは何ですか
スケールの大きな会社説明会も刺激になりましたが、1日目の懇親会で卒業生とつながりができたのが大きかったです。ゼネコンに就職した先輩と連絡先を交換して、以後メールで相談をさせていただきました。業界の動向を教えてもらったり、ときには就職への不安を聞いてもらったりと、いろいろサポートして頂き、とてもありがたく思いました。
――先輩からのアドバイスで、特に印象に残っていることはありますか
東京就活フライトでお会いした先輩と、学内合同会社説明会の企業ブースで再会しました。細かな同業他社の特徴や、「この企業とこの企業は訪問しておいた方がいいよ」などのアドバイスを頂き、その勧めを頼りに数社のブースを訪問。第1志望ではなかった会社の方の話を聞いて、「この会社の方が自分に合っている」と感じ、第1志望に変わりました。先輩の助言がなかったら、自分に合っていると思える会社が見つからなかったかもしれませんね。これからエントリーシートを提出して、面接の予定です。
――この東京就活フライトで得たことを、就職活動にどう生かしていきますか
今回の支援をきっかけに、「地元か、東京か」という迷いが吹っ切れて、就職先を東京一本に絞れたと思います。これまでの先輩の助言を大切にしながら、第1志望の面接に臨みます。

東京での仕事について聞く寺本さん(左)。自然と視線に熱がこもります。

東京での仕事について聞く寺本さん(左)。自然と視線に熱がこもります。

株式会社大林組 川下大風さん(都市デザイン工学科卒業)
――ご自身が東京就活フライトに参加した時の様子を聞かせてください
第一志望である企業の技術研究所を見学。合同説明会では幅広い企業の説明を受けました。
――東京就活フライト前はどのような就活を行いましたか
まずは、SPI対策に重点的に取り組み、就職部主催のセミナー等にも積極的に参加しました。
――東京就活フライトが内定に影響したと思いますか
大いに影響があると思います。人事部の方に顔を覚えてもらえる、身近に企業と接して就活のゴールを意識することができ、ゴールまでの時間を計算して有効に使うようになる、ライバルから刺激を貰える等々、参加のメリットはたくさんありました。
――川下さんは4年生のとき、キャリア・ピア・サポーター役として後輩学生のサポートを行いましたね
就職活動では就職部に大変お世話になったので、少しでも恩返ししたいと思い参加しました。後輩にアドバイスしつつ、自分自身も後輩から刺激をもらおうといった気持ちで取組んでいました。
――後輩学生へのアドバイスをお願いします
東京就活フライトは、就活に対する意識を大きく高めるものだと思います。その時にしか会えない人に会い、その場所でしかできない経験をし、有意義な時間を過ごすことができます。社会人になり、忙しい日々を過ごしていますが、就活を頑張ってきたからこそ、どんな困難にでも立ち向かえます。学生の皆さんも悔いを残さないよう一生懸命頑張ってください。

後輩に思いを伝える川下さん(左)

後輩に思いを伝える川下さん(左)

※学年、所属は2018年3月取材当時