広島工業大学

  1. 大学紹介
  2. 学部・大学院
  3. キャンパスライフ
  4. 就職・資格
  5. イベント情報
  6. SNS一覧
  7. 施設紹介
  8. 2024年度以前入学生の学部・学科はこちら→

広島工業大学

生活習慣を見直し、元気な毎日を過ごそう 体づくりの基本を知る「健康教室」

2019.02.12

このニュースは、クローズされました

大学生活は、不規則な睡眠、偏った食生活になりがちです。一度身についてしまった生活リズムはなかなか変えることができません。広島工業大学では外部の講師を招いて、健康の基本を学ぶ「健康教室」を毎年実施。規則正しい生活習慣を身につけ、社会人になっても元気に活躍できる体づくりをサポートしています。今年度3回目となる「健康教室」が開催されました。今回のテーマは「就職活動に向けて取り組む日常生活の心構え」。就職活動を元気よく乗り越えるための秘訣を学生たちに伝えました。その様子をお届けします。

講義棟Nexus21の6階の教室に続々と集まってくる学生たち。

講義棟Nexus21の6階の教室に続々と集まってくる学生たち。

講師は山口県東部ヤクルト販売株式会社の管理栄養士 吉岡清恵さん。「50〜60年後も元気で過ごすためには、今の生活がとても大切。健康の基礎を覚えて帰ってください」と話し、講義をはじめました。

講師は山口県東部ヤクルト販売株式会社の管理栄養士 吉岡清恵さん。「50〜60年後も元気で過ごすためには、今の生活がとても大切。健康の基礎を覚えて帰ってください」と話し、講義をはじめました。

食事改善で、就職活動に勝つ体づくりを
就職活動は、自分の一生を左右する大事な時期です。時には精神的に辛いことも...そんな時に必要なのは、最後まで頑張れる「体力」。そのためには日頃の生活習慣が大切です。「食事、運動、睡眠。健康は、この3つが基本です」と吉岡さん。中でも特に重要なのは食生活です。顔色、肌の状態、表情...面接で重要となる第一印象は、普段の食事によってつくられます。「軽視した食生活を送っていると、吹き出物やくすみ、目の下にクマなどができ、面接官にマイナスな印象を与えてしまいます」と吉岡さん。不足しがちなビタミンB群、ビタミンCを積極的に摂取することをアドバイスしました。

「ビタミンB群、ビタミンCは体に貯めておけないので、毎日摂ることを心がけてください」と吉岡さん。

「ビタミンB群、ビタミンCは体に貯めておけないので、毎日摂ることを心がけてください」と吉岡さん。

吉岡さんが用意してくれた野菜サンプルで1日に摂るべき野菜の量を確認。「思ったよりも多いんだ」と学生たち。

吉岡さんが用意してくれた野菜サンプルで1日に摂るべき野菜の量を確認。「思ったよりも多いんだ」と学生たち。

おいしい、カンタン!健康レシピ試食会
講義後は、希望する学生に健康レシピの試食が振る舞われました。メニューは「黄金まぜめし」「鶏ささみと豆苗の炒め物」「黄金無限ピーマン」。これらは、すべて焼肉のたれで味付けしているのがポイントです。焼肉のたれは、他の調味料を使わず簡単に味付けできるため、学生でも調理しやすい上に、野菜をおいしく摂取することができます。学生に味の感想を聞くと「どれもおいしいです」と好評。「家でもつくってみたい」という声も上がっていました。

野菜たっぷり!デザートに、きなこヨーグルトもついて栄養満点の試食会でした。

野菜たっぷり!デザートに、きなこヨーグルトもついて栄養満点の試食会でした。

「本当に焼肉のたれだけで味付けしているの?」と、驚いた様子で試食を楽しむ学生たち。

「本当に焼肉のたれだけで味付けしているの?」と、驚いた様子で試食を楽しむ学生たち。

自分の体を知ることが、健康への第一歩
最後に、保健室に場所を移動して簡単な健康チェックが行われました。測定するのは「肌」「血管年齢」「体組成」の3つ。水分量、筋肉量、脂肪量、基礎代謝などを細かく測りました。結果に一喜一憂するのではなく、今の体の状態を知り、具体的な改善策を見出すことが目的です。

健康チェックを受ける学生たち。どんな結果が出るのか、少し緊張した様子。

健康チェックを受ける学生たち。どんな結果が出るのか、少し緊張した様子。

個人面談のブースでは、測定結果をもとに一人ひとりに合った健康指導を行っていました。

個人面談のブースでは、測定結果をもとに一人ひとりに合った健康指導を行っていました。

参加者に話を聞きました。

里重有希さん(生体医工学科3年)
「講義では、1日に摂る野菜の量をサンプルで見て、意外と多いなと感じました。普段あまり意識していなかったので、自分の健康を考える良いきっかけになりました。就職活動が間近なので、食事面でしっかり気をつけていこうと思います」

森田博人さん(知的情報システム学科2年)
「5回連続で献血の採血基準をクリアできなかったことから、健康面が少し気になっていたので参加しました。食事、運動、睡眠。改めて当たり前のことが大切なのだと思いました。これから自分の生活を見直していきたいですね」

「健康チェックでは少し筋肉量が足りていなかった。運動も頑張っていきます」と里重さん。

「健康チェックでは少し筋肉量が足りていなかった。運動も頑張っていきます」と里重さん。

「血管年齢が実年齢より少し高かったです。『今から食生活を改善していけば大丈夫』と教えていただいたので、気をつけていきます」と森田さん。

「血管年齢が実年齢より少し高かったです。『今から食生活を改善していけば大丈夫』と教えていただいたので、気をつけていきます」と森田さん。

吉岡さんに改めてお話を伺いました。

健康は、体の成績表
生活習慣病や骨粗鬆症など、歳を重ねてから発症した病気で、原因を辿ると実は20代前半の生活習慣だった。ということがあります。学生時代は一番生活リズムが崩れやすい時期。若い時は元気なので気づきません。だからこそ、今のうちから少しでも意識して生活してほしいです。社会に出て活躍するにも健康でないとできませんから

「20代の社会人でも健康診断で不調が見つかり、精密検査を受けなければいけないことが増えています。油断せず若い時から気をつけてください」と吉岡さん。

「20代の社会人でも健康診断で不調が見つかり、精密検査を受けなければいけないことが増えています。油断せず若い時から気をつけてください」と吉岡さん。

参加した学生たちは「健康教室」を通して、生活習慣を見直すきっかけになったのではないでしょうか。健康は日頃の積み重ね。今のうちから自分の体を大事にすることで、豊かな人生を送ることができます。本学ではこれからも学生の健康意識を高める機会をつくってまいります。