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お祭りを通して日本と海外の文化の違いを感じる 留学生と国際交流ボランティア学生が「とうかさん」に参加

2019.07.16

このニュースは、クローズされました

広島工業大学では、日本の文化や言語を学びたい海外の学生の受け入れを行っています。今年度も協定校であるイリノイ大学(アメリカ)から6名、トリニティ・ウエスタン大学(カナダ)から3名の学生を受け入れました。
6月7日、広島の三大祭りの一つ「とうかさん」を通して日本文化に触れてもらおうと、本学の国際交流ボランティアの学生と一緒に中区八丁堀へ出向きました。その様子をお伝えします。

浴衣を身に纏い、日本のお祭りスタイルに
「とうかさん」へ出向く前、留学生たちは本学の茶室「雙鶴堂(そうかくどう)」に集まり、浴衣の着付けを行いました。着付けを担当するのは、廿日市市国際交流協会と装道礼法きもの学院広島県認可連盟から招かれた着付け講師6名です。ほとんどの留学生が初めての着付け。「帯はきつくないですか」「動きにくくないですか」と優しく声かけをしながら、手際よく行っていました。

徐々に浴衣姿に変わる自分に「It's nice!日本人になった気分」と、気分が高揚していました。

徐々に浴衣姿に変わる自分に「It's nice!日本人になった気分」と、気分が高揚していました。

女子留学生は、浴衣に似合うヘアアレンジも施していきます。

女子留学生は、浴衣に似合うヘアアレンジも施していきます。

浴衣美人に変身完了!「かわいい!とても似合っているよ」と着付け講師や国際交流ボランティアの学生の言葉に、留学生たちはちょっと照れくさそうでした。

浴衣美人に変身完了!「かわいい!とても似合っているよ」と着付け講師や国際交流ボランティアの学生の言葉に、留学生たちはちょっと照れくさそうでした。

美しい日本庭園をバックに、国際交流ボランティアの学生たちも混ざって自撮りする光景がたくさん見られました。

美しい日本庭園をバックに、国際交流ボランティアの学生たちも混ざって自撮りする光景がたくさん見られました。

茶道部が留学生をおもてなし
浴衣の着付けが終わると、茶道部の学生がお茶を振る舞い、留学生をもてなしました。「無理に正座する必要はありません。寛いでください」と、茶道部員が慣れない正座を気遣います。しかし留学生たちは足を崩そうとしませんでした。郷に入れば郷に従え。凜とした姿勢でおもてなしを受け、日本文化を体で感じようとする高い意識が見られました。

「お茶碗を手に持って右に回してください」と、茶道部員がお手本を見せながら作法を教えます。留学生たちも後に続き、見様見真似で実践。

「お茶碗を手に持って右に回してください」と、茶道部員がお手本を見せながら作法を教えます。留学生たちも後に続き、見様見真似で実践。

しっかりとした立ち振る舞いでお茶をいただく留学生たち。国際交流ボランティアの学生が「苦くない?」と訪ねると「ブラックコーヒーの方が苦いね。飲みやすくてとてもGood!」と気に入った様子。

しっかりとした立ち振る舞いでお茶をいただく留学生たち。国際交流ボランティアの学生が「苦くない?」と訪ねると「ブラックコーヒーの方が苦いね。飲みやすくてとてもGood!」と気に入った様子。

茶道部員が「足がしびれた時は、この体勢ができるかどうかを確認しましょう。できなければ立たずにゆっくり休んでください」と正座からの立ち方をアドバイス。

茶道部員が「足がしびれた時は、この体勢ができるかどうかを確認しましょう。できなければ立たずにゆっくり休んでください」と正座からの立ち方をアドバイス。

ずらりと並ぶ屋台、活気あふれるお祭りを体感
いよいよお待ちかねのとうかさんへ。電車で八丁堀に向かいました。初めて見る日本のお祭りに留学生たちは「すごい人で賑わっているんだね!」「おいしそうな香りがいろんなところからする!」と興奮気味の様子。国際交流ボランティアの学生たちは「私たちとはぐれないようにしてね」と優しくエスコートしながらお祭りを案内していました。

盆踊りの様子を見学中。「アメリカやカナダのお祭りには、来場者が飛び入りで自由に参加できる催しはあまりないです」と珍しそうに眺めていました。

盆踊りの様子を見学中。「アメリカやカナダのお祭りには、来場者が飛び入りで自由に参加できる催しはあまりないです」と珍しそうに眺めていました。

食べてみたかったという屋台のたこ焼きにチャレンジ。「熱いから気をつけて」とボランティア学生から教えてもらいますが、予想以上の熱さにびっくり。

食べてみたかったという屋台のたこ焼きにチャレンジ。「熱いから気をつけて」とボランティア学生から教えてもらいますが、予想以上の熱さにびっくり。

お買い物は、常に国際交流ボランティアの学生がサポート。メニューやトッピング、金額などの説明を英語を使いながら一生懸命伝えていました。

お買い物は、常に国際交流ボランティアの学生がサポート。メニューやトッピング、金額などの説明を英語を使いながら一生懸命伝えていました。

友達のお土産にと、ウサギの耳の帽子を購入した留学生。「かぶってみて!」とお願いされて、始めは恥ずかしがっていましたが、いざ着用すると、まんざらでもない様子。

友達のお土産にと、ウサギの耳の帽子を購入した留学生。「かぶってみて!」とお願いされて、始めは恥ずかしがっていましたが、いざ着用すると、まんざらでもない様子。

日本のお祭りといえば射的!「小さくて軽いものが当たった時に倒れやすいよ」とアドバイスを受けて挑戦。「アメリカでは本物を体験できるところがあるけれど、それよりも難しいよ(笑)」と、留学生。

日本のお祭りといえば射的!「小さくて軽いものが当たった時に倒れやすいよ」とアドバイスを受けて挑戦。「アメリカでは本物を体験できるところがあるけれど、それよりも難しいよ(笑)」と、留学生。

短期留学生にお祭りの感想を伺いました。

ケイトリン・シポウィッチさん(トリニティ・ウエスタン大学)
「『とうかさん』はたくさんの人で賑わっていてとてもびっくり。カナダでは野外での飲酒が禁止ですが日本では普通の光景なので、文化の違いを肌で感じています。留学前まで全く話せなかった日本語も、国際交流ボランティアの学生たちに教えてもらい、少ししゃべれるようになりました。もっと学んで、帰国するまでにスキルアップしたいです」

「食べ物もおいしいし、盆踊りやよさこい踊り、和太鼓のパフォーマンスも楽しくて最高!」とケイトリンさん。

「食べ物もおいしいし、盆踊りやよさこい踊り、和太鼓のパフォーマンスも楽しくて最高!」とケイトリンさん。

留学生と国際交流ボランティアの学生たち全員で記念撮影!お祭りを通して絆を深めました。

留学生と国際交流ボランティアの学生たち全員で記念撮影!お祭りを通して絆を深めました。

留学生たちは、活気あふれる「とうかさん」を通して日本文化の魅力を感じることができたのではないでしょうか。国際交流ボランティアの学生たちも留学生と共に行動する中で、英語力のスキルアップや異文化を知るきっかけとなり、双方にとって実りある時間となっているようです。広島工業大学では、海外に興味を持つ学生を積極的に支援してまいります。