自治体で土木・建設技術者として働く公務員~環境土木工学科・業界研究講義

2021.02.10

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地元で建設技術者として活躍する多くのOB。そうした OB を大学に招き、建設技術者の仕事を語っていただく講演会が開催されました。

この日は廿日市市役所の阿部充弘氏・川本拓氏、坂町役場の金子国浩氏に本学にお越しいただき、環境土木工学科3年生に、公務員の建設技術者の業務についてお話しいただきました。

社会で活躍する先輩技術者のお話に、熱心に耳を傾ける学生たち。

社会で活躍する先輩技術者のお話に、熱心に耳を傾ける学生たち。

2003年に本学を卒業。民間企業2社を経験後、2008年に廿日市市役所に就職した阿部氏。

2003年に本学を卒業。民間企業2社を経験後、2008年に廿日市市役所に就職した阿部氏。

廿日市市には、南は沿岸部・島しょ部から北は中山間地域・豪雪地帯まで、様相の異なる様々な環境があります。公務員の技術者は、その多岐にわたる環境で土木・建設工事に対応する必要があるのです。
阿部氏が関わるのは土地区画整理事業。今手掛けているのは、70ヘクタールに及ぶ地域の新機能都市開発です。観光交流施設や工業用地も網羅する複合開発であり、完成すれば人々の交流や多くの雇用が創出されるでしょう。
「地元のまちづくりを自分たちで考え、実践できるという充実感が味わえる」
と阿部氏は笑顔で語っていました。

現在、阿部氏が携わる新機能都市開発事業。

現在、阿部氏が携わる新機能都市開発事業。

30歳で廿日市市役所に就職した川本氏(右)は、国土交通省への出向も経験。「国という大きな視点から土木事業に携わったことは貴重な財産です」

30歳で廿日市市役所に就職した川本氏は、国土交通省への出向も経験。「国という大きな視点から土木事業に携わったことは貴重な財産です」

金子氏が勤める坂町役場では、道路・河川、砂防、公園、下水道などの計画や維持管理を、建設技術者が分担して行います。
2018年夏、坂町は豪雨災害に見舞われました。こうした災害対応も、公務員である建設技術者の大切な役割です。現地調査・対応策の実行、災害状況記録や復旧工事など、やることは盛りだくさん。自然災害が増える昨今、災害対応の重要性が高まっています。
「公務員は中立公平が原則ですが、杓子定規な判断ではなく、まず住民の要望を聞き入れることが大事」
と心構えを語っていました。

金子氏は1997年に本学を卒業後、民間会社を経て1999年に坂町役場に就職。

金子氏は1997年に本学を卒業後、民間会社を経て1999年に坂町役場に就職。

災害の際、発生時の緊急対応や発生後の復旧作業など、建設技術者は多くの業務を担当します。

災害の際、発生時の緊急対応や発生後の復旧作業など、建設技術者は多くの業務を担当します。

講演後には「民間企業と公務員の違いは?」「公務員のやりがいは?」といった学生の質問にも丁寧にお答えいただき、
「広島の土木・建設業界では、本学卒業生が大勢活躍しています。同窓生と分かると親身に相談に乗ってくれるのも本学出身者の特徴。意欲の発揮しがいがある業界です」
と声を揃えていました。

実体験を基にした先輩技術者の話は、進路を考える学生たちに数々の刺激を与えてくれたようです。
ご協力いただいた廿日市市役所・坂町役場の皆さん、ありがとうございました。

「公務員は様々な業務に関わるので、限られた専門性より全般的な知識が必要」と金子氏。

「公務員は様々な業務に関わるので、限られた専門性より全般的な知識が必要」と金子氏。

講演後は、学生の質問に時間が許す限りお答えいただきました。

講演後は、学生の質問に時間が許す限りお答えいただきました。