広島工業大学

  1. 大学紹介
  2. 学部・大学院
  3. キャンパスライフ
  4. 就職・資格
  5. イベント情報
  6. SNS一覧
  7. 施設紹介
  8. 2024年度以前入学生の学部・学科はこちら→

広島工業大学

建築業界につながる基礎的なスキルを磨く。社会実践科目「デザインスタディ」後編

2022.03.02

このニュースは、クローズされました

建築デザイン学科が開講している「デザインスタディ」。その紹介の後半です。
まずは前編の最後に紹介した、「2年生が、1年生のベンチ製作の様子をドキュメンタリー映像に収める」という内容について。建築系学生が動画に取り組む、その理由はどこにあるのでしょう?

「例えば街づくりに携わる場合。周辺の環境や暮らす人々を知り、そこでどんな生活が営まれるか、ストーリーを作っていきます。ストーリーを共有するには、動画が欠かせません。実際の建築コンペでは、ストーリーの明確なプレゼンができないために建築物がボツになるケースも少なくありません。だから動画を学んでおくのが大事なのです」と杉田准教授。

実際、海外では動画を学ばせる建築学科も珍しくないそうです。
「映像を作るには、風景のどこを切り取り、どんなメッセージを表現するか、といった総合的な力を要求されます。これは、専門系の目標である①表現力②観察力③検討力の修得に直結するものです」

オンラインホワイトボードツールmiro で、KJ法によるアイデアの出し合いが進む(1年次:デザインスタディCのグループの様子)

オンラインホワイトボードツールmiro で、KJ法によるアイデアの出し合いが進む(1年次:デザインスタディCのグループの様子)

2年次:デザインスタディHのグループワークの様子

2年次:デザインスタディHのグループワークの様子

未来デザインを考える上で、歴史・コスト・材料・テーマなど9項目を必ず押さえなければなりません

未来デザインを考える上で、歴史・コスト・材料・テーマなど9項目を必ず押さえなければなりません

マイクロソフトのTeamsやStream、PowerPointといったソフトウエアをふんだんに活用しているのも本科目の特徴。中でも効果を発揮しているのが、オンラインホワイトボードのmiroです。
萬屋准教授は言います。
「教養の2年次前期では、スペキュラティブデザインという高度なグループワークを行います。例えば"50年後の広島"を想定し、どんな建築デザインが必要か導き出すのです。このテーマに、miroを使って取り組みました。これでKJ法(※ 文化人類学者の川喜田二郎氏が考案した、データを整理する方法)などを実施すると、誰が何を考えているか一目瞭然です。参考になる見識はすぐに共有されるし、忌憚なく意見が言えるようになるのです」
他者の考えが刺激になった、と学生からも大好評でした。

「遠くを見るには高い所に登らないといけないように、遠い未来を見据えるには教養の厚みが不可欠」と萬屋准教授

「遠くを見るには高い所に登らないといけないように、遠い未来を見据えるには教養の厚みが不可欠」と萬屋准教授

「実施する中で見えてきた課題をクリアし、中身をブラッシュアップしたい」と両准教授

「実施する中で見えてきた課題をクリアし、中身をブラッシュアップしたい」と両准教授

他にもアカデミック・ライティングに関する講義など、盛りだくさんの内容を用意したデザインスタディ。成果は着実に表れています。
「間違いなく基礎スキルが上がりました。そうした基礎を前提とした上で専門の学修が進められるようになったのは大きい」
と両准教授は言います。

社会実践科目「デザインスタディ」はレベルアップを重ね、さらに進化していくでしょう。
「デザインスタディ」前編記事はこちら