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学生の自由な発想でプログラミング技術を磨こう~電気システム工学科社会実践科目

2022.04.13

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本学は 2020年から導入している新教育プログラム「HIT.E ▶2024」の一環として、1・2年次を対象にした授業「社会実践科目」を新たに設けています。この科目を導入した目的は、より実践的な学びを通じて、学生の「社会実践力」を磨くことです。社会にかかわる課題をテーマに、学科ごとに多彩な授業を開講。学生は自ら課題解決をするために、多様な人と協働しながら学びを深めています。
今回は電気システム工学科の社会実践科目「プログラム実践」の様子を紹介します。

1年次は2人1組で班になり、ライントレースの速度や動きの滑らかさを競った

1年次は2人1組で班になり、ライントレースの速度や動きの滑らかさを競った

この授業では1・2年次が同じ教室で授業を受けます。1年次は「プログラム実践基礎」としてライントレースを、2年次は「プログラム実践基礎」を踏まえてより難易度の高いラントレースや障害物を回避した走行を目指します。

1年次はボードコンピュータArduinoと車体ZumoRobotを使い、センサを利用したライントレースカーを作成。その成果を班ごとに競いました。授業を通じて知識・技術を身につけるだけでなく、班を組んで取り組むことでお互いに協力しながら課題を解決する実践力を磨きます。

5つのセンサを搭載した車体。学生は試行錯誤を繰り返してセンサの設定をカスタマイズする

5つのセンサを搭載した車体。学生は試行錯誤を繰り返してセンサの設定をカスタマイズする

3年次がアシスタントで授業に参加。「気軽に相談できて頼もしい」と後輩の信頼も厚い

3年次がアシスタントで授業に参加。「気軽に相談できて頼もしい」と後輩の信頼も厚い

同じ班になった松浦さん(広島県立五日市高等学校出身/広島県)と前田さん(徳島県立鳴門渦潮高等学校出身/徳島県)。松浦さんは「お互いの良いところを教え合いながら、取り組めて心強かったです」と授業を振り返ります。
2年次と同じ授業を受けたことについて前田さんは「来年度はより難しくなるのが伝わってきました。2年次の授業が楽しみになりました」と話しました。

13秒近くかかっていた1周のタイムを授業時間内に10秒台まで縮めた松浦さんと前田さん

13秒近くかかっていた1周のタイムを授業時間内に10秒台まで縮めた松浦さんと前田さん

2年次は1年次の学びを踏まえてシステムに関する理論やプログラミング技術を活用し、より高度なプログラムに取り組みました。多機能なZumo32U4ロボットキットを使用し、PID制御やステートマシンなどの知識をロボットプログラムを通じて実践することで理解を深めます。

プログラミングに苦戦する学生が続出。お互いに教え合いながら試行錯誤を繰り返す

プログラミングに苦戦する学生が続出。お互いに教え合いながら試行錯誤を繰り返す

障害物を避けながら滑らかな走行をするために、条件を変え何度も挑戦

障害物を避けながら滑らかな走行をするために、条件を変え何度も挑戦

「自分で考えて取り組むので、大学の授業には達成感があり楽しい」と話す2年次の大島さん(比治山女子高等学校出身/広島県)

「自分で考えて取り組むので、大学の授業には達成感があり楽しい」と話す2年次の大島さん(比治山女子高等学校出身/広島県)

授業を担当した板井 准教授は「実機を使う授業ではプログラムの結果がすぐに確認できるので、学生もやりがいがあると思う。試行錯誤を繰り返す中で『ものづくり』は必ずしも理論通りには進まないことを実際に体験して学んでほしい」と語りました。

一人ひとりに声をかけながら、それぞれの課題を一緒に考える板井 准教授

一人ひとりに声をかけながら、それぞれの課題を一緒に考える板井 准教授

このように本学では、異なる学年の学生が協力しながら、実践に結び付いた授業を通じて、学びを深め、学修意欲を高める授業を行っています。

※学生の情報は取材当時の年次を掲載しております。