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広島工業大学の女子学生キャリアデザインセンター（以下：JCDセンター）では、女子学生のキャリアアップや就職活動など、将来技術者として活躍するためのサポートをしています。
今年度入学した女子学生を歓迎する「JCDウェルカムセミナー」が、4月15日に三宅の森 Nexus21スカイテリアで開催されました。このイベントは先輩女子学生が企画・運営を行うもので、JCDセンターの活動を紹介しながら新入生同士の親睦を図ることを目的としています。
はじめに長坂学長が「女性技術者が求められている時代です。大学では専門知識を学ぶと同時に、社会で役立つ力も養ってほしい。JCDの活動は大きなきっかけになるはず」と挨拶しました。

今年度本学に入学した女子学生は133人。当日は110人を超える1年次生が集まった

長坂学長の挨拶からスタート

セミナーの前半は各プロジェクトのリーダーが、スライドを用いてそれぞれの活動について紹介しました。
JCDセンターには11のプロジェクトがあり、地元企業と協力して行うものや、地域課題の改善に取り組む活動、地元の小中学生を対象にした教室の開催など、その活動は多方面にわたります。
紹介後に設けた質問タイムでは、JCDの活動以外にもたくさんの質問が寄せられました。

「○○ブースデザインプロジェクト」
レンタルスペースを展開するセカンドベース株式会社と共に、ブースデザインを考える

「瀬戸内海共生プロジェクト」
小学生を対象とした出張教室「環境教室」や岡ノ下川の水質調査を行う

プロジェクトごとに質問に答えます

後半は4人1組のチームでプロジェクトごとに用意したゲームに挑戦。各プロジェクトにちなんだゲームは白熱しました。解答時間ごとに得点を配し、11ゲームの総合得点を競います。

「出張理科実験教室」では、理科実験に使う道具を当てるゲームを用意

「JCD PRESS」の文章にある誤字をさがす校閲ゲームでチームワークを発揮

1年次生はゲームを通してすぐに打ち解け、会場に笑顔が溢れました

「どのゲームも楽しかった」と話す株田さんと高城さんは企業と連携し商品開発を進める「カルビー生活者調査プロジェクト」に、西本さんと奥野さんは山口県にある「馬島（うましま）」の魅力を発信し地域活性をめざす「うましまプロジェクト」に興味があるそう。

左から：株田さん（徳島県立富岡西高等学校出身/徳島県）高城さん（山口県立華陵高等学校出身/山口県）
奥野さん（広島工業大学高等学校出身/広島県）西本さん（広島女学院中学高等学校出身/広島県）

これからの情報化社会で役立つ人材になりたいと本学に進学した2人は「女子学生への手厚いサポートがあるのも魅力だった」と話してくれました。関心があるのは学生食堂などのメニュー開発や野菜づくりを行う「マルシェ・メニュー開発プロジェクト」

左から：岩本さん（広島文教大学付属高等学校出身/広島県）竹田さん（広島市立広島中等教育学校出身/広島県）

最後にゲームの結果を集計して優秀チームを表彰しました。表彰式のプレゼンターを務めたのは、JCDセンターのマスコットキャラクターのキャロミちゃん。同点チームも多く、最後は幹事長とのじゃんけんで優勝チームを決めることになりました。景品をかけ会場がさらに盛り上がりました。

キャロミちゃんは学内外のイベントに登場して、大学を広く発信する活動を行っています「キャロミプロジェクト」

上位3チームにはスターバックスのドリンクチケットなどの景品が用意されました

最後に「学科を超えた友人ができるのもJCDセンターの活動の良いところです。学生同士だけでなく教員や職員も含め、さまざまなコミュニケーションを通じて成長してほしい」と桑野JCDセンター長の言葉で締めくくられました。

「JCDセンターは皆さんの挑戦を全力で応援します」と桑野センター長

幹事長の齋藤さんは、新入生を迎える準備は2月頃から始めていたと話します。「JCDセンターの活動では、先生方と授業とは違ったかかわりがもてることも魅力です。先生方とフラットな関係で活動に関われるし、他学科の先生とも知り合えて視野が広がるように思います。」

今年度のJCDセンターの幹事長を務める齋藤さん（山陽女学園高等部出身/広島県）

JCDセンターは多彩な活動を通して、女子学生のキャリアアップをサポートしていきます。