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本学では毎年、体育会本部の学生が企画・運営するスポーツ講演会を開催しています。今年度は12月14日に、広島東洋カープの新井貴浩監督をお招きしてご講演いただきました。

講演会で学生たちに語り掛ける新井監督

司会はフリーアナウンサーの桑原しおりさん。軽快なトークで新井監督のエピソードを次々と引き出す

約600人収容のデネブホールはほぼ満席となり、別室のモニター中継視聴者も合わせると、約700人が来場。新井監督がスポーツ人生から得た経験や人生観に耳を傾けました。

赤いユニフォームを着た学生でいっぱいのデネブホール

広島で生まれ育ち、広島県立広島工業高校から駒沢大学に進学した新井監督。実は大学4年生になるまで、ほとんど補欠だったそうです。

それでもプロ野球選手になることを信じて疑わず努力を続け、ドラフト会議での指名を勝ち取りました。プロ入り後は広島東洋カープや阪神タイガースで4番打者として活躍。2023年シーズンから広島東洋カープの監督に就任し、下馬評を大きく覆すセントラル・リーグ2位という好成績を納めました。

楽しいエピソードに会場中が沸く場面も

「学生時代は野球でも勉強でも失敗が許される貴重な時。ミスを恐れて挑戦しないことが1番怖いので、若いうちに諦めず挑戦し、たくさん失敗してその中から学んでもらいたい」と新井監督は学生たちにエールを送りました。

講演後の質問タイムには会場中からたくさんの手が上がり、監督は時間を延長して多くの質問に答えてくださいました。

講演後は多くの質問が飛び交った

名前入りのパネルを作って参加した学生も

さらに監督のサイン入りグッズが当たる抽選会が開かれ、色紙や著書、ユニフォームなどを勝ち取った学生たちは喜びの表情を見せていました。

抽選会の当選者に名前を入れたサイングッズを手渡す新井監督

学生からお2人に感謝の花束を贈呈

スポーツ講演会の責任者を務めた松尾さん（広島国泰寺高校/広島県）は「当日の進行でもたついてしまった部分もありましたが、優しいお人柄に救われました。参加者には苦しいところに飛び込むための勇気を持ち帰ってもらえたのではないでしょうか」と達成感を滲ませました。

苦しいところに自ら飛び込む新井監督の姿勢が感じられる話を聞くことができたと話す松尾さん

決して順風満帆な時ばかりではなかった野球人生を、全力で駆け抜けてきた監督の言葉は、学生たちの背中を力強く押してくれたようです。新井監督、ご講演ありがとうございました。