業務効率化に生成AIを役立てよう~ChatGPTプロジェクト報告会~
2024.11.22
このニュースは、クローズされました
情報工学科では、企業と協力して社会課題の解決を目指す社会実践科目として『ChatGPTプロジェクト』に取り組んできました。10月には企業を訪問し報告会を行いました。
社員の方や学生、合わせて20人が参加
このプロジェクトではトーヨーエイテック株式会社にご協力いただき、業務の効率化を図るためのChatGPTの活用方法を探っています。
まずプロジェクトの指導にあたっている梅村先生が、ChatGPTのメカニズムを紹介しました。
ChatGPTが文章の次の単語を予測するメカニズムなどを説明する梅村先生
次に学生が、目的に合ったメール文の生成や商品分類、プログラミングの効率化など、それぞれに設定した課題や活用法について発表しました。
会議の議題や進行スケジュールをまとめたアジェンダを、効率的かつ詳細に作成できることを発表
構内を運行するバスの到着予定時刻を教えてくれるアプリの開発を想定し、実際の時刻表などを読み込む試みも
社員の方からは「事前学習はどの程度必要なのか」「機密保持の観点から問題はないのか」「議事録は作成できるか」といった質問が相次いだ
報告会後はトーヨーエイテック株式会社の製品を紹介していただき、大型の工作機器が並ぶ工場を見学しました。
筒状のものの内側を削る内面研削盤を始めとする工作機械事業、表面処理事業、自動車部品事業を手がける同社の工場
業務部長の中田さんは「思った以上に使い方の幅が広く、いろいろなアイデアをもらえてよかった。今後も継続して大学と情報を交換し、業務の効率化に繋がるヒントをもらいたい」と話していました。
「エクセルやワードもChatGPTに直接取り込めることなど、すぐに使える情報もたくさんもらえました」と笑顔の中田さん
アジェンダの作り方について発表した井上さん(愛媛県立今治北高等学校出身/愛媛県)は「社会に出ていないので業務の効率化をイメージできず、図書館の本からテーマを探しました。社員の方の意見を参考に、実際の業務に役立つ使い方を今後も研究していきたいです」と話していました。
アジェンダに限らず、さまざまな角度から使い方を研究していきたいと意欲を見せる井上さん
実際に業務で使用している方々の意見は、学生にとって大いに参考になったようです。ご協力くださったトーヨーエイテック株式会社の皆さま、ありがとうございました。