広島の企業で働くという選択肢を~ひろしま業界研究講座開催~
2024.11.27
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知能機械工学科※1、2年次生を対象に、「ひろしま業界研究講座」を実施しました。広島県が県内での就職を促進する目的で企画・運営する講座で、本学の卒業生が現役の機械系技術者として活躍する県内の企業を講師に迎え、事業内容や具体的な仕事内容などをお話しいただきました。
開発だけでなく、量産や改良、普及などの各段階で技術者が必要とされており、社会貢献の形はさまざまと話す広島県商工労働局の平野さん
本学は、ものづくり企業が多い広島県において技術者を育成する役割を担っており、2023年から広島県と包括的連携協定を締結してキャリア教育等に取り組んでいます。
この講座もその一環で、低学年のうちから県内の企業に触れる機会を増やし、県内での就職を将来の選択肢に入れてもらうことを目的にしています。
この日は、共に東広島に生産拠点のある株式会社前川製作所とイームル工業株式会社に登壇頂きました。
前川製作所は産業用冷凍庫や冷却設備を中心に、業務用機器を製造販売しています。サービスエンジニアの業務内容に加え、冷凍庫・冷蔵庫の容積、圧縮機やポンプの性能、温度、防熱使用に応じた負荷計算、空気の循環経路まで考慮した機器のレイアウトなど、学部での学びがどのように業務に役立っているかを教えていただきました。
サービスエンジニアとしてキャリアを積み、メンテナンスや機械据付、営業に携わってきた岡山営業所長の石浦さん(向かって右側)
イームル工業は小型水力発電機器の製造販売やメンテナンスを手がけています。水力発電のメカニズムや水力発電所の構成、大学で学んだ製図や実験、計算をどのように業務に活用しているかといったことをお話くださいました。
社会に出たら大学で学んだことの専門家として扱われる。教授など周りの人に聞ける今、たくさんのことを聞いて学んでほしいと呼びかけた
講演後の質疑応答では「学生時代に取っておいたほうがいい資格は?」といった質問が飛び出した
講座に参加した学生からは「授業で学んでいる内容が産業機器のメカニズムに直結していることを知り、理解が深まりました」「自分のなりたい技術者像がより鮮明になりました」と感想を話していました。
本学では今後も、学生の就職活動のサポートに力を入れていきます。
※2025年4月、学びの領域は維持しながら3学部11学科に改組します。
- 改組紹介ページ