全国選抜小学生プログラミング大会 広島県大会開催
2024.12.05
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広島工業大学と中国新聞社が主催する『2024年度 全国選抜小学生プログラミング大会 広島県大会』が、11月3日に開催されました。
同大会は全国の新聞社が⼀体となり、「⼩学⽣のプログラミング教育」を推進する全国規模のプログラミング⼤会です。
本学HIT Innovation Labを会場にこれまでの成果を発表する
開催にあたり情報学部学部長の山岸教授が「プログラミングの技術を競うのではなく、社会の課題発掘力、発想力、プレゼンテーションでの表現力を伸ばして、『総合的な⼈間⼒』を養ってほしい」と挨拶をしました。
「広島県のプログラミング教育を盛り上げたい」と山岸教授
今年の作品テーマは「みんなのみらい」。
「苦手な計算が得意になるように」「熱中症を予防するには」「正しくゴミ分別ができるように」「食品ロスを防ぐには」「大好きな百人一首をもっと知ってほしい」など自分や家族、地球のみらいに役立つ12のアイデアが寄せられました。
参加者はパワーポイントを用いて作品の説明を行った
今回の大会では、Scratch(スクラッチ)やViscuit(ビスケット)、micro(マイクロビット)などのツールを使った作品から、Python(パイソン)やJavaScript(ジャバスクリプト)といったプログラミング言語を駆使した高度な作品まで、多岐にわたるプログラムが発表されました。
発表後には審査員からの質問にも答える
発表後には表彰式が行われました。
努力賞をはじめ、協賛社賞、主催者賞を表彰し、最後に最優秀賞が発表されました。
最優秀賞に選ばれたのは海田町立海田小学校6年の堂脇さん。上手に時間が使えなかったという堂脇さん。"夏休みの40日間を効率よく過ごす"をテーマにしたシミュレーションゲーム『ボクの夏休み大作戦』を制作しました。
すぐ終わるとわかっていても宿題をつい後回しにしてしまうと堂脇さん
「このゲームは『遊ぶ』と『宿題をする』の選択が重要で、宿題をしすぎると体調が悪くなり、遊んでいたら宿題は終わりません。『遊び』と『宿題』の管理が必要です」と発表します。審査員からは「時間の管理は大人にとっても課題」という声も聞こえてきました。
堂脇さんは3月に行われる全国大会へと進む
最後に情報コミュニケーション学科※松本教授が、全体を通しての講評を行いました。
「皆さんが作るプログラミング作品の目的は"人助け"です。多くの人の役に立ち社会に貢献するアプリほどすごいアプリと言われます。今日の作品をより役立つものに育て続けてください」と締めくくりました。
「続けるために大切なのは熱意や情熱」と話す松本教授
甲乙つけがたい素晴らしい作品が集まりました。参加した小学生の皆さん、お疲れさまでした。
また大学にも遊びに来てくださいね。
※2025年4月、学びの領域は維持しながら3学部11学科に改組します。
- 改組紹介ページ