「万博と建築についての講演会」開催~建築工学科
2024.12.16
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建築を学ぶ学生たちに2025年4月に開幕される「大阪・関西万博」を訪れてもらいたいと、「万博と建築についての講演会」を開催しました。
これは建築工学科3年次生の授業「建築キャリアデザインA」の一環として行われたもの。株式会社竹中工務店大阪本店の技術部長である松田さんに来校いただき、現在建設中の万博現場についてお話をいただきました。
![講演いただいた松田さんは本学OB(1993年卒)でもある](/news/images/pic_20241213_expo2025_01.jpg)
講演いただいた松田さんは本学OB(1993年卒)でもある
同社は万博のシンボルでもある世界最大級の木造建築となる大屋根(リング)のほか、数々のパビリオンなどの設計・施工をしています。
大屋根の伝統技法をベースにした施工法や、工事の効率化に向けて、さまざまなデジタル技術が活用されたことを教えていただきました。
他にも同社内のコンペから生まれた3Dプリンターによる建築物「Seeds Paper Pavilion(シーズペーパーパビリオン)」についても紹介いただきました。
生分解性樹脂を材料とし、外装材には植物の種を混ぜた再生和紙「Seeds Paper」を使うこのパビリオンは、使用後は徐々に土に戻っていくことが特徴で、「生分解性樹脂を構造材として一体造形した、世界最大の3Dプリント建築」としてギネスに認定されているそうです。
![「森になる建築」として休憩所として展示活用される](/news/images/pic_20241213_expo2025_02.jpg)
「森になる建築」として休憩所として展示活用される
質疑応答では学生から「万博後にもたらされる社会の変化をどう予測するか」や「森になる建築の苦労したところ」「チェックしたいパビリオンは?」といった万博に関する質問が積極的に寄せられました。
![「松田さんが就職先に竹中工務店を選んだ理由」など、大先輩にアドバイスを求める姿も](/news/images/pic_20241213_expo2025_03.jpg)
「松田さんが就職先に竹中工務店を選んだ理由」など、大先輩にアドバイスを求める姿も
参加した小山さん(香川県立多度津高等学校出身/香川県)は、工事の効率化に向けた取り組みにより、同社の仕事が早く進んでいる話が強く印象に残っているといいます。「設計施工一貫の建築専業の竹中工務店だからこそ実現するのだと思うと憧れを感じます」と話していました。
![今後の就職活動の参考にもなったと小山さん](/news/images/pic_20241213_expo2025_04.jpg)
今後の就職活動の参考にもなったと小山さん
大阪・関西万博について建築という観点からお話を伺うことで、より一層万博への関心や興味が高まったかと思います。
竹中工務店の皆様、ありがとうございました。