航空宇宙・先端産業技術者による講演会を実施 ~知能機械工学科
2025.01.24
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知能機械工学科※の1・2年次生を対象に、宇宙航空産業や環境機械工学に関する最先端分野をテーマとした講演「空や地球環境への機械工学の挑戦」が本学で開催されました。本講演では、広島市に生産拠点を持つ日本有数の重工メーカーである三菱重工グループの技術者2名をお招きしました。

講演会の様子
最初に、三菱重工コンプレッサ株式会社の和田さんより講演をいただきました。同社は三菱重工広島事業所の圧縮機関連事業部が分社化して設立された企業です。和田さんは大学で宇宙航空工学を専攻しており、研究内容や三菱重工グループでの業務についてお話しいただきました。現在は産業用圧縮機の開発に従事し、語学力、特に英語力の重要性についても触れました。

宇宙航空工学の学びについて語る和田さん

語学力の重要性について、学生達は真剣に耳を傾けていた
次に、プライメタルズテクノロジーズジャパン株式会社の相田さんより講演をいただきました。相田さんは本学土木工学科(現:環境土木工学科、建築工学科)のご卒業生で、現在は非常勤講師も務めておられます。同社は製鉄関連の大型機械を扱う企業であり、相田さんは製鉄に関する研究開発業務に従事されています。
講演では、製鉄に必要な機械技術と大学での学びとの関係、さらに博士号取得の思い出を交えながら、「大学院進学」の重要性についてお話しいただきました。

日本機械学会中国四国副支部長も務める相田さん

英国の名門大学で、客員研究員として乱流に関する研究を行ったと語る
講演の締めくくりでは、若手技術者のキャリア形成における学会の重要な役割や、学会に入会することの利点についてお話しいただきました。また、2025年度には本学のNexus21を会場に、日本機械学会中国四国支部の支部講演会および卒業研究発表会が開催される予定であり、講演会では企業展示も行われる予定です。本学で開催されることをきっかけに、多くの学生が日本機械学会に興味を持つことを期待しているとのメッセージをいただきました。

講義の締めくくりにメッセージをいただく
最前線で活躍されているお二人からのお話は、学生にとって多くの気づきや大きな刺激になったことと思います。
本学は、学生が卒業後の人生に役立てられるよう、今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。
ご協力いただいた三菱重工グループのお二人に、心より感謝申し上げます。
※2025年4月、広島工業大学は3学部11学科に改組します。
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