第38回広島工業大学公開シンポジウム「未来の空模様を読み解く ~気象と私たちの生活~」を開催
2025.04.03
このニュースは、クローズされました
本学では「科学技術と日常生活の対話」という視点から、最新の科学技術をわかりやすく伝える公開シンポジウムを開催しています。今年で第38回を迎えるシンポジウムのテーマは「未来の空模様を読み解く ~気象と私たちの生活~」です。
近年、気象の変化が私たちの生活にさまざまな影響を与えています。このシンポジウムでは、気象の変遷を振り返り、最新の気象予測技術や研究成果を交えながら、その影響を多角的に探りました。
会場となった広島国際会議場には、189人が足を運んだ
第1部では、気象庁気象研究所 台風・災害気象研究部 第二研究室主任研究官であり、雲の研究者として数々の著書を持つ荒木健太郎氏と、株式会社ウェザーマップ代表でテレビやラジオにも出演している森朗氏をゲストに迎えた講演に加え、本学教員2名による講演が行われました。
はじめに、本学環境学部地球環境学科の学科長で地域防災減災教育研究推進センター長も務める田中教授が、『気象に関わる多様な科学技術研究の歩み』と題して、これまでの気象予報の発展を支えてきた気象観測や情報処理技術、そして国際研究プロジェクトの概要を紹介しました。
田中教授の講演は、シンポジウムのイントロダクションとしての役割を担った
第2講演では、荒木氏が『防災・減災のための雲科学研究』について講演し、参加者が雲に関心を寄せるきっかけとなるよう、日常で雲を観察するポイントを紹介。また、ペットボトルを使って雲を再現する実演も行われました。
荒木氏は雲の仕組みなどを紹介しながら、災害をもたらす積乱雲の最新の研究などについて解説
第3講演は、同学科の小西准教授による「大気・陸面・海洋の衛星観測について」で、最新の気象予測技術や研究成果を交え、気象が生活に与える影響を探りました。
小西准教授は最新の衛星観測技術が、暮らしにどう生かされているかを解説
最終講演は森氏による「メディアの天気予報をどう見るか」で、実生活に役立つ気象知識を提供し、日常における気象情報の活用方法について学びました。
森氏は、天気予報はどのメディアでも同じかと問いかけ、各メディアの特徴を解説し得るべき情報を指南した
第2部では、パネルディスカッション「異常気象の今後と私たちの生活」が行われ、同学科の教授で副学長でもある小黒教授がコーディネーターを務めました。第1部の講演者がパネリストとして参加し、申し込み時にいただいた参加者からの質問を手掛かりに、異常気象が意味するもの、備えや私たちにできることについて議論を深めました。
地震雲はあるのか、気象予報士になるにはなど多彩な質問が寄せられた
地球環境学科の学生で気象予報士・防災士でもある高橋さん(広島城北高等学校出身/広島県)がアシスタントとして参加
最後に、ご協力いただいた方々、ご来場いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。今後も広島工業大学は、科学技術に関するさまざまな情報を提供していきます。