宮島町家を舞台に学ぶ ― 9大学合同「工大サミット連携PBL」を開催しました
2025.09.24
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本学では、全国の私立9工科大学(愛知工業大学、大阪工業大学、神奈川工科大学、芝浦工業大学、東北工業大学、福井工業大学、福岡工業大学、北海道科学大学、そして本学)が参加する「工大サミット」と連携し、毎年PBL(課題解決型学習) を行っています。
9大学の学生たちが集合
昨年に続き合宿形式で実施、2泊3日で寝食を共にしながら課題に取り組んだ
今年は天候にも恵まれ、9大学から49人の学生が集まり、宮島にある伝統的な木造建築「宮島町家」の保存と活用について学び、廿日市市役所の職員の方々に向けて利活用の提案を行いました。
■1日目:町家の現地調査へ
初日は午前中に町家の現状を知り、午後からは課題を探すために現地調査を行いました。学生たちは建物を見学するだけでなく、積極的に住民や観光客にインタビューやアンケートも実施しました。
6チームに分かれて現地調査を実施
住民や観光客にインタビューを行い、意見をまとめた
その調査を通じて、
- 若い世代が住みたくても借りられる家が少ない
- 住民の高齢化が進んでいる
- 昼と夜で人の流れに大きな差がある
- 空き家となっている町家が十分に活用されていない
- 宿泊を前提とした観光客が少ない
といった、町家や地域を取り巻くさまざまな現状を知ることができました。
2日目:課題を共有し、解決策を考える
2日目の午前中は、各班が前日の現地調査で見つけた課題を発表しました。
午後からは、3日目の最終プレゼンテーションに向けて、解決策の検討とブラッシュアップを進めました。
各班が着目した課題を発表し、それを基に解決案を検討
食後に翌日の発表準備、2日間を通じてチームの仲も深まった様子
3日目:廿日市市へプレゼンテーション
最終日は、地域の関係者や廿日市市の職員の方々に向けてプレゼンテーションを実施。学生たちは短期間ながらチームで意見をまとめ、課題解決につながる具体的な提案を発表しました。
発表会がスタート
廿日市市の職員に加え、本学教員も発表を聞いた
他チームの発表に耳を傾ける様子
発表後のポスターセッションで、廿日市市役所職員の広田さんから質問をいただく
■工大サミット連携PBLの広がり
この取り組みは今年で4年目を迎えます。これまでの参加者の口コミが広がり、定員の10倍を超える応募があった大学もあるほどの人気プログラムです。
今回初めてこのPBLに参加した本学建築工学科の花岡さん(山陽女学園高等部出身/広島県)は、
「色々な大学から、さまざまな分野を専攻する学生が集まり、異なる視点の意見をまとめるのは大変でしたが、お互いを高め合えた貴重な経験になりました」と話してくれました。
「1つの課題をみんなで見つけて解決するのがPBLの魅力」と話す花岡さん
今年も多くの学生が参加し、充実した時間を過ごしました。この経験が皆さんの将来に役立つことを願っています。
遠方から参加してくれた学生の皆さん、引率いただいた先生方や関係者の皆さまに、改めて感謝申し上げます。